ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『べるぜバブ』のルール解説。
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べるぜバブ トレーディングカードゲーム
Last Update 2011/8/19 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはいわゆる不良少年のリーダーとなり、仲間を率いて相手をボコる。
● 原作
TVアニメ『べるぜバブ』。
コミック『べるぜバブ』(集英社刊)。
● 世界設定
時は現代。魔界の大魔王はふと思いついた。
「人多すぎ。滅ぼしちゃえ!」
…こうして、人間界に魔物がやってきた。
● 本ゲームについて
ジャンプ漫画のべるぜバブのTCGです。最大の特徴となる赤ちゃん(デビル)を再現するため、デビルをキャラクターのエンチャント要素としてデザインされています。
基本構成
勝利条件
- 相手のライフポイントを0にする。
- 相手のデッキが尽きる(相手ドローフェイズ時に引けない)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
同名カードはデッキに3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(ライフ): 10000(一万)ポイント。上限は無し。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目のドローフェイズとバトルフェイズが存在しない)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(ただしキャラクターはスタンバイゾーンに配置)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクター・デビルカード、自軍ユニーク、先出し生存。
- キャラクターの攻撃はバトルゾーンの対面の相手が対象となり、相手キャラクターがいなければ相手プレイヤーが対象となる。
ブロック指定は防御側が任意に選択するが、ブロックは防御要員ではなく使い捨ての盾扱い。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分と相手のデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを5枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
○ ドローフェイズ
○ 魔力フェイズ
- 任意でデッキからカードを1枚引き、裏向きのままセブルスペルゾーンに配置する(原則1ターンに付き1回)。
○ メインフェイズ 1
ゲームのほとんどの基本行動が任意で行える。実行できるのは以下のとおり。
- 手札のキャラクターカードを場に配置する:
キャラクターは場のスタンバイゾーンに配置される。
- 場のキャラクターを移動させる:
キャラクターの移動は原則1キャラクターに付き1回のみ。
2体のキャラクターの同時入れ替えはできない。必ず1体ずつ処理する。
移動は自分のスタンバイゾーンとバトルゾーンの間で行われる。
移動先のゾーンに空きが無ければ移動は行えない。
通常バトルゾーンからバトルゾーンへの直接移動は行えず、一度スタンバイゾーンを経由する必要がある。
- 場のキャラクターの効果を使用する
- 手札のデビルカードを場に配置する:
デビルは場のデビルゾーンに配置される。
- 場のデビルの効果を使用する
- 場のキャラクターとデビルを契約させる
- 手札のアクションカードを使用する
- 手札のブーストカードを使用する
○ バトルフェイズ
- 任意で場のキャラクターにより攻撃を行う(後述)。
※ターンプレイヤーが攻撃側、相手プレイヤーが防御側となる。
各攻撃の処理
▽ 攻撃宣言
- 自分のバトルゾーンにいるキャラクター1体を選択し、攻撃を宣言する。
※攻撃宣言は、バトルゾーンの1キャラクターごとに1ターンに付き1回ずつのみ。
▽ バトル方法の判定
- 攻撃宣言したキャラクターの対面位置の相手バトルゾーンに、相手キャラクターが存在するかどうかで、今回のバトル方法(の一部)が以下のように決定される。
※対象となる相手バトルゾーンは正対する部分のみ。斜め位置は対象とならない。
- 相手キャラクターが存在する: キャラクター同士のバトル
- 相手キャラクターが存在しない: 相手プレイヤーへの攻撃
▽ ブロック宣言
- 今回のバトル方法が“相手プレイヤーへの攻撃”であり、なおかつ防御側のスタンバイゾーンにキャラクターが存在する場合、防御側は任意でブロックを宣言することができる。
- ブロックを宣言した場合、防御側は防御側のスタンバイゾーンにいるキャラクターの中からブロックを行う1体を必ず選択する。
- ブロックを宣言した場合、今回のバトル方法が“ブロック”に変更される。
▽ 結果判定
- バトル方法により、今回の攻撃の結果を以下のように処理する。
● キャラクター同士のバトル:
- 攻撃宣言したキャラクターと、その対面位置の相手キャラクターによりバトルが行われる。
- それぞれのキャラクターの今回のバトルにおけるBPの値を確定する。
- それぞれのキャラクターのBPの値を比較し、さらに差分の値(絶対値)を算出する。
- 比較結果によりそれぞれ以下の処理を行う。
※この判定では攻撃・防御の立場は考慮されず、純粋に数値の大小で判定を行う。
- BPの値が高い:
バトルに勝利。キャラクターは存続し、相手プレイヤーに差分の値だけのダメージを与える。
- BPの値が低い:
バトルに敗北。キャラクターが破壊され、相手から受けたダメージ分だけライフを減らす。
- BPの値が同じ:
引き分け。双方のキャラクターが破壊される(ダメージは無し)。
● 相手プレイヤーへの攻撃:
- 攻撃宣言したキャラクターは存続し、(現在の)BPの値分のダメージを相手プレイヤーに与える(ライフを減らす)。
● ブロック:
- ブロックを行った防御側のキャラクターを破棄する。
※破壊ではなく捨て札扱い。
※攻撃キャラクターは存続、ただしBP比較やダメージ計算を一切行わずに攻撃終了。
▽ 攻撃終了
○ メインフェイズ 2
メインフェイズと同等の行動がとれる。
○ エンドフェイズ
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 魔力について
- カードは本来の使い方とは別に、魔力としても用いられる。
- 魔力にはゼブルスペルゾーンに配置されるものと、場のデビルに配置されるものの2種類が存在する。
- 魔力として用いる場合、指定場所に裏向きに配置する。
- 魔力となっている間は、カードは本来の記載内容は無視される。なおプレイヤー本人のみ記載内容を任意にいつでも確認することができる。
- 魔力は他のカードの配置・使用条件などに用いられる。カードの種類により魔力をコストとして消費(破棄)するものと、枚数のみを条件として参照するものが存在する。
- ゼブルスペルゾーンへの魔力とデビルへの魔力は別概念であり、蓄積制限などはそれぞれ個別に判定される。
- ゼブルスペルゾーンの魔力は、以下の特徴を持つ。
- ゼブルスペルゾーンに蓄積される。
- 自分の魔力フェイズに任意で蓄積される。
- 蓄積には自分のデッキのカードを使用する。
- 原則として、蓄積量は1ターンに付き1枚ずつ。
- コストとして消費した後は、捨て札として破棄される。
- デビルの魔力は、以下の特徴を持つ。
- 場のデビルの下に、各デビル単位で蓄積される。
- 各デビルそれぞれの記載タイミング(魔力上昇条件)に任意で蓄積される。
- 蓄積にはゼブルスペルゾーンの魔力を使用する。
- 原則として、蓄積量は1タイミングに付きそれぞれ1枚ずつ。
- コストとして消費した後は、ゼブルスペルゾーンに魔力として戻される。
● 契約について
- 場のデビルは場のキャラクターと契約して、キャラクターを強化することができる。
- 契約は自分の場に存在するキャラクター1体と、デビルゾーンのデビル1体で行われる。
- 対象のデビルに記載契約条件の値以上の魔力が蓄積されている場合に、契約が可能となる。
- 契約する際に、デビルの魔力は(契約条件以上貯まっていても)一度すべて消費されゼブルスペルゾーンに送られる。
- 契約状態を表すため、契約したデビルは契約相手のキャラクターの上に重ねた状態に移動させられる。
- 契約により、以下の効果を得る。
- 契約したデビルとキャラクターは、まとめて1体のキャラクターとして扱われる。
ただし効果対象などで個別指定する際にはそれぞれ別個の存在として扱われる。
- カード名称はキャラクター側の名称を継承するが、カードタイプや効果などは両者の項目をすべて兼ね備える。
- BPは、キャラクターのBPにデビルのBP+の値を加えた合算値となる。
- 二重契約はできない。あくまでも契約は1体のキャラクターと1体のデビルの間で行われる。
- 特殊効果などを使用しない限り、契約を無効化することはできない。
- 契約中のキャラクターがバトルを行い負けた場合、キャラクターのみが破壊されデビルは未契約状態として場に残る。
- 契約中のキャラクター・デビルのうちどちらか一方が破棄される場合、契約中の相方は破棄されずに未契約状態の存在として場に残る。
- 契約中のキャラクターを失い残されたデビルは、魔力をすべて失った状態でデビルゾーンに送られる。
契約中のデビルを失い残されたキャラクターは、そのままの位置で場に残る。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード(配置条件が存在)
- プレイヤーの部下となる人間など。場にキャラクターとして配置される。
- BP(バトルポイント)の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- カードタイプの項目を持ち、効果対象の選択などに用いられる。
- 配置する際に、記載された登場条件分だけゼブルスペルゾーンの魔力が存在する必要がある(消費はしない)。
- 自分の場に同名のキャラクターを複数配置することはできない。
- 自分の場のスタンバイゾーンに配置され、必要に応じてバトルゾーンに移動する。
- バトルでBPの値が対戦相手キャラクターのBPより低い場合破壊される。BPはバトルごとに算出される。
○ デビルカード(配置条件無し)
- 魔界出身者で直接戦闘ができない者たち。場にデビルとして配置される。
- 配置自体には魔力は必要ない。
- 魔力上昇条件が記載されており、その条件を満たした際に任意でそのデビルに魔力を蓄積することができる。
- 契約条件を持ち、自分の魔力を消費することで自分の場のキャラクターと契約する能力を持つ。
- カードタイプの項目を持ち、効果対象の選択などに用いられる。
- 単独ではバトルを行うことはできない。ただしBP+の値を持ち、契約した際に使用する。
- 一部のカードは特殊効果を持っており、自分の魔力を消費することで効果を発揮することができる。
- 自分の場に同名のデビルを複数配置することはできない。
- 自分の場のデビルゾーンに配置される。
- バトルで破壊されることは無い。契約中でのバトルで敗北した際もデビルは場に残る(未契約扱いに戻される)。
- 特殊効果などで破棄された場合、蓄積された魔力は同時に失われる。
※ キャラクターの能力を持つデビルカード
- 一部にキャラクターとして使用できるデビルカードが存在する。
- 当初デビルとして配置されるが、効果を使用することでキャラクターとして再配置される。再配置後は場を離れるまでキャラクターとして存在し続ける。
- デビルとして配置されている間は他のキャラクターと契約することができ、キャラクターとして配置されている間は他のデビルと契約することができる。
● 瞬間的に使用するカード
○ アクションカード(使用条件が存在)
- ゲーム中におきるさまざまな出来事。プレイヤー自身が使用する扱いとなる。
- 使用する際に、記載された使用条件分だけゼブルスペルゾーンの魔力が存在する必要がある(消費はしない)。
- 原則として自ターンのメインフェイズ1・2にのみ使用できる。
○ ブーストカード(コストと使用条件が存在)
- 場のキャラクターやデビルなどが使用するさまざまな技。
- 使用する際に、記載された使用タイプを備えたキャラクター・デビルが場に存在する必要がある。
- 使用する際に、記載された消費魔力分だけゼブルスペルゾーンの魔力をコストとして消費する必要がある。
- 条件さえ揃えば、いつでも使用することができる。
場の構成
デビル | 敵陣 |
スタンバイ |
戦 | 戦 | 戦 |
|
戦 | 戦 | 戦 | 自陣 |
スタンバイ |
デビル |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は、それぞれのバトルゾーンとスタンバイゾーン、デビルゾーンに大別される(上図は場の構成図)。
構造的にはそれぞれキャラクター1体が配置できるバトルゾーン3箇所と3体が配置できるスタンバイゾーン1箇所で構成され、合計で最大6体までのキャラクターを配置できる。
スタンバイゾーンはそれぞれのバトルゾーンと連結しており、移動先に空きがあれば両ゾーン間を移動することができる。
バトルゾーン同士は繋がっておらず、バトルゾーン間を移動するためには一旦スタンバイゾーンへの移動を行う必要がある。
スタンバイゾーンが埋まっている場合、空きができない限りは新たにキャラクターを配置することはできない。
自分と相手のバトルゾーンは対面状態となっており、正対したゾーンの相手キャラクターとのみバトルを行う。
- デビルゾーンば場であるものの他とは独立した概念であり、何体でもデビルを配置することができる。
- 場とは別に、魔力配置のためのゼブルスペルゾーンなどが存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2011年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スターター Vol. 1
| 2011/4
|
| 構築済みスターター(40/1260)
|
ブースター Vol. 1
| 2011/4
| 70
| ブースター(5/210)
|
ブースター Vol. 2
| 2011/8
| 52
| ブースター(5/210)
|
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