ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『デスノート』のルール解説。
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デスノート トレーディングカードゲーム
Last Update 2008/9/2 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは現代社会の住人となり、部下が入手したデスノートを駆使して理想の世界を追求する。
● 原作
TVアニメーション『デスノート』。
コミック『デスノート』(集英社刊)。
● 世界設定
デスノート。一見なんの変哲も無い帳面にすぎないが、実は恐ろしい力を秘めている。
死神が与えるこのノートに特定の人物名を書き込めば、その人物を自由に殺すことができるのだ。
● 本ゲームについて
世界的な人気サスペンス漫画であるデスノートのTCGです。
本作品においては、作品の根幹であるデスノートをキャラクター排除のツールとして効果的に活用することで、原作の世界を再現しています。
基本構成
勝利条件
- 勝利ポイントを13以上獲得する。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
キラカード以外で構成されていること。
同一番号カードはデッキに4枚まで(パラレルカードも同一番号とみなす)。
● その他準備
○ キラカード: 各1枚。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 専用キャラクターファイル: 各1冊。※常に最新のものを使用すること。
○ 各種表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 0ポイント。以後蓄積する。
- 開始手札: 6枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で1回(先攻・後攻の順で行うこと)。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にはカードを引かない)。
また類似概念として、先攻・後攻ともそれぞれの第1ターンにはリカバリー・アクションフェイズを行わない。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 未行動状態
- カード横: 行動済み状態
- カード裏: 裏キャラクター・裏スペシャル
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 原則不可(別途専用ルールを用いることで可能)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 有り(勝利ポイント自身がコストを兼ねる)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(ダメージ概念は存在せず、ただ生と死があるのみ)。
- ユニーク処理: キャラクター・スペシャル、自軍ユニーク、先出し生存。
- 直接の戦闘は存在しないが、アクションによるキャラクター排除などが存在する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ポイントフェイズ
- 必要に応じて、前自ターンに行ったデスノートアクションの続き(キャラクター破棄)を行う。
- 自分の勝利ポイントが相手の勝利ポイント以下の場合、勝利ポイントを1だけ獲得する。
○ ドローフェイズ
○ リカバリーフェイズ
○ アクションフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 自分の場の表キャラクターがアクションを行う(後述)。
- 手札のイベントカードを使用する(相手も使用可)。
- 自分の場の裏キャラクターを表キャラクターにする(相手も使用可)。
- 自分の場の裏スペシャルを表スペシャルにする(相手も使用可)。
各アクションの処理
▽ アクション宣言
- ターンプレイヤーが自分の場の未行動状態の表キャラクター1体を選択し、
そのキャラクターでアクションを行うことを宣言する。
- 割り込み処理として、相手プレイヤーが任意で手札からイベントカードを1枚使用する。
▽ アクション選択
- 今回アクションを行うキャラクターを行動済み状態にし、
そのキャラクターのどのアクション(どの処理)を用いるかを選択する。
- 相手プレイヤーは、任意でアクションの無効化を行う。
無効化は、対応する無効化アクションが実行できる場合にのみ行え、以下のように処理を行う。
- 今回のアクションを無効化できるアクションを持つ、
自分の場の未行動状態の表キャラクター1体を行動済みにする。
- 無効化アクションを行うことで、今回のアクションは無効化される。
- 次に今回アクション行ったキャラクターと無効化したキャラクターのコストを比較する。
- 比較したコストにより、以下の処理を行う。
- アクションを行ったキャラクターの方がコストが低い: 何もしない。
- 無効化を行ったキャラクターの方がコストが低い: 無効化を行ったキャラクターを破棄する。
- どちらのコストも同じ: 何もしない。
- 次の“アクション処理”を飛ばし、“アクション終了”へ進む。
▽ アクション処理
▽ アクション終了
○ キャラクターフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 手札のキャラクターカードを、場に未行動状態の表キャラクターとして配置する
(1ターンに1枚のみ、ただし相手のキャラクター数の方が多い場合には2枚まで)。
- 手札のスペシャルカードを、自分の場のキャラクターに裏スペシャルとして配置する
(1キャラクターにつき1枚のみ)。
- 自分の場の表キャラクターを裏キャラクターにする(1ターンに1回のみ)。
- 自分の場のキャラクターおよびスペシャルを破棄する。
○ ターン終了
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● コストについて
- 大抵のカードは、使用する際にコストを支払う必要がある。
- コストは勝利ポイントで支払われ、勝利ポイントを1減らすごとに1コストが支払われる。
- 現在の勝利ポイントを超える分のコストを支払うことはできない。
● デスノートアクションについて
- キャラクターが行うアクションの一種で、原作におけるデスノートの効果を再現したもの。
- キャラクターカードには存在しないアクションであり、スペシャルで追加することで使用可能となる。
- 数種類のアクションが存在するが、いずれも以下に記載された特殊処理が行われる。
- アクション処理までは通常のアクションと同じであり、アクション処理以降に以下の特殊処理を行う。
- “アクション処理”の処理において、任意の破棄対象とするキャラクターを選択する。
次にキャラクターファイルにおいて、今回選択したキャラクターとキラカードの表面が接する形で、
キラカードを栞として挟み込む。
- デスノートアクションを行った次の自分のターンの開始時に、
今回選択したキャラクターを相手に公表する。
この時点で相手の場に選択したキャラクターが表向きで存在する場合、そのキャラクターを破棄する。
- デスノートアクションは、1ターンに付き1回しか行えない。
- アクション処理時点で、相手の場に存在しないキャラクターを選択することもできる。
- デスノートアクションの効果自体は“アクション処理”の時点で完了されているため、
以後の部分でアクションを行ったキャラクターがいなくなっても、次ターンの処理自体は実行される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (コスト必要)
- プレイヤーの部下となるこの世界の住人たち。場にキャラクターとして配置される。
- さまざまなアクションや能力を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 配置時は表配置となるが、必要に応じて裏向ける(裏キャラクターとする)ことができる。
裏キャラクターはアクションこそ行えないが、デスノートアクションの対象から逃れられる。
- 原則として1ターンに付き1体のみ配置できるが、
キャラクターフェイズに相手のキャラクター数が多い場合に限り1ターンに2体配置することができる。
- 自分の場に6体まで配置できる。
- 自分の場に同名のキャラクターは1枚しか配置できない。
○ スペシャルカード (コスト不要)
- キャラクターの能力開花や死神の支援など。
- スペシャルとして、自分の場のキャラクターに付ける形で配置される。
- 付けた後に表向きにすることで、このカードの持つアクションや能力がキャラクターに追加される。
- 配置時は裏配置であり、以後のターンに表向きにすることができる。
※キャラクターとは異なり、裏向きはデメリットでしかないことに注意。
- 1体のキャラクターに対し、スペシャルを1枚だけ付けることができる。
- 基本的には同名のキャラクターにしか付けることができない。
ただし死神に限り、どのキャラクターにも付けることができる(能力欄にその旨が記載されている)。
- 付いているキャラクターが場を離れるときは、スペシャルも行き先を共にする。
- 自分の場に同名のスペシャルは1枚しか配置できない。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。効果はさまざま。
● その他のカード
○ キラカード
- キャラクターファイル(本ゲームにおけるデスノート)において、破棄対象を指定するための栞。
- 通常のカードとは別個に使用される。
- 裏表の区別以外の情報は存在せず、このカードの表面側で破棄対象を指定する。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場には、キャラクターを合わせて6人まで配置できる。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は破棄という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2008年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2008/3
| 79
| 構築済みスターター(40/1260)、ブースター(8/252)
|
Vol. 2
| 2008/5
| 67
| ブースター(8/252)
|
Vol. 3
| 2008/8
| 62
| 構築済みスターター(41/1260)、ブースター(8/252)
|
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