ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ハヤテのごとく!』のルール解説。
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ハヤテのごとく! トレーディングカードゲーム
Last Update 2010/04/02 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ戦。プレイヤーは三千院家に縁のある者となり、仲間? たちを率いて相手をぶちのめす。
● 原作
TVアニメ『ハヤテのごとく!』。
コミック『ハヤテのごとく!』(小学館刊)。
● 世界設定
一応現代の日本。
● 本ゲームについて
ギャグ漫画のTCGです。
基本構成
勝利条件
- 相手のプレイヤーライフを0にする。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
Aキャラカード以外は、同名(サブタイトルまでを含む)カードはデッキに3枚まで。
Aキャラカードは、同名カードはデッキに4枚まで。
Aキャラカードを入れる場合は、必ず同名カード1種のみで統一されていること。
※Aキャラカードは、それ以外のカードとは完全に独立している(Aキャラと別種の同名カードを同時投入可能)。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 30。上限は無し。
- 開始手札: 6枚。上限も6枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は1ターン目には攻撃を行えない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カードがバトルゾーンに存在: 攻撃・防御の参加およびスタンバイ能力使用が可能な状態
- カードがスタンバイゾーンに存在: 初期配置状態
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 実質有り(配置時にスタンバイゾーンに配置)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(バトル結果はその都度解決)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: Aキャラ、自軍ユニーク、先出し生存。
- 攻撃は常に相手プレイヤーを対象とし、防御キャラクターの指定は防御側が任意に選択する。
- 防御は攻撃側の使用数値項目を変更させるもので、(0ダメージの場合もあるが)プレイヤーへの攻撃を完全に防ぐものではない。
- バトルにおいて、キャラクター自身の勝敗と防御側プレイヤーへのダメージは、それぞれ別個に処理される。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
○ ファーストメインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 手札からBキャラカードをスタンバイゾーンに表向きに配置する。
- 手札からSキャラカードをスタンバイゾーンに表向きに配置する。
- 手札からAキャラカードをスタンバイゾーンに表向きに配置する。
※Aキャラカードに限り、アドヴァンスにより即座にバトルゾーンに移動することに注意。
- 手札からSキャラカードをスタンバイゾーンに裏向きに配置する。
- スタンバイゾーンの裏向きのSキャラカードを表向きにする。
- スタンバイゾーンの裏向きのSキャラカードを破棄する。
- バトルゾーンのカードのスタンバイ能力を使用する。
※能力使用のコストとしてスタンバイゾーンに移動した場合、
このカードは次の自分のターンまでアドヴァンスによる移動は行われない。
- アドヴァンス達成のために、手札から任意のカードを捨てる。
○ バトルフェイズ
ターンプレイヤーが攻撃側、相手が防御側となり、以下の手順で攻撃を行う。
※先攻は1ターン目には攻撃させるキャラカードを選ぶことはできない(つまり攻撃できない)。
▽ バトルの開始
- バトルフェイズ開始時の能力が発揮される。
- 攻撃側が攻撃を行うか行わないかを決定する。
攻撃を行わない場合は、以後の処理を飛ばして“バトルの終了”の部分まで進む。
▽ 攻撃側キャラの選択
- 攻撃側が自分のバトルゾーンにある攻撃させるカード(Sキャラを除く)を1枚選択する。
- 攻撃側、防御側の順で、以下の処理を任意回数行う。
- スタンバイゾーンの裏向きのSキャラカードを表向きにする。
- バトルゾーンのカードのスタンバイ能力を使用する。
- コスプレを行う(現在攻撃をしている自分のカードに、手札のキャラカードを重ねて配置する)。
▽ 防御側キャラの選択
- 防御側が自分のバトルゾーンにある防御させるカード(Sキャラを除く)を1枚選択する。
- 攻撃側、防御側の順で、以下の処理を任意回数行う。
- スタンバイゾーンの裏向きのSキャラカードを表向きにする。
- バトルゾーンのカードのスタンバイ能力を使用する。
- コスプレを行う(現在防御または攻撃をしている自分のカードに、手札のキャラカードを重ねて配置する)。
▽ バトルの判定
- バトルゾーンの状況により、以下のいずれかの処理を行う。
- 攻撃・防御カード双方がバトルゾーンに存在:
攻撃したカードのPS(ペネトレイト ストライク)の値分のダメージを、
防御側プレイヤーに与える(バトルの勝敗に関わらず、ダメージは発生する)。
攻撃・防御したカードのそれぞれのパワーを比較する。
パワーを比較した結果、値が高いほうがバトルに勝利し、以下の処理を行う。
- バトルに勝利: そのまま場に残る。
- バトルに敗北(引き分けを含む): 以下の処理に従って、攻撃・防御に使用したカード(の山)が破棄される。
- コスプレをしていない場合(1枚のみの場合): 敗北したカードを破棄する。
- コスプレをしている場合:一番下のカードのみ場に残し、
その上に重ねられていたカードをすべて破棄する。
- 攻撃キャラのみがバトルゾーンに存在:
攻撃したキャラカードのDS(ダイレクト ストライク)の値分のダメージを、防御側プレイヤーに与える。
- 攻撃キャラがバトルゾーンに存在しない:
何もしない(ストライクのダメージを与えられない)。
▽ バトルの終了
- バトルフェイズ開始時の能力が発揮される。
- バトルフェイズを終了する。
○ セカンドメインフェイズ
- ファーストメインフェイズと同様の行動を任意に行う。
○ エンドフェイズ
- それぞれの場にある表向きのSキャラカードがすべて破棄される。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- このターン内の効果が終了する。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● アドヴァンスについて
- スタンバイゾーンに存在するSキャラカード以外のカードは、常時バトルゾーンへの移動処理チェックが行われている。
この移動処理のチェック項目を“アドヴァンス”と呼ぶ。
- アドヴァンスの項目を満たしたカードは、スタンバイゾーンからバトルゾーンへ移動させられる。
- Bキャラカードの場合は記載項目を満たすことでアドヴァンスが達成されるが、
A・Cキャラカードの場合は無条件にアドヴァンスが達成される。
- チェックは他処理と独立・最優先で処理されるため、瞬間使用のSキャラカードなどもアドヴァンス達成の条件として判定される。
- バトルゾーンへ移動後はチェックは行われない(瞬間的に条件を満たせば達成される)。
- スタンバイ能力の使用やカード効果などでバトルゾーンからスタンバイゾーンへ移動した場合、
次の自分のターンまではアドヴァンスによるチェックは凍結される。
逆にいえば、自ターン開始時には即座にアドヴァンスによるチェックが行われる。
- Bキャラカードの達成条件については、記載項目に対応するカードが指定値分自分の場に存在すれば達成される。
さらに自分のメインフェイズ・セカンドメインフェイズにおいては、自分の場のカードに加えて
手札からアドヴァンス達成目的で捨てたカードについても、達成条件に含まれる。
● コスプレについて
- 自分の場のカードに手札のカードを重ねて配置することで、性能を変化させることができる。これをコスプレと呼ぶ。
- その場の状況に適した服装を替えた状態であり、実際はコスチュームプレイというより装備変更に近い概念である。
- コスプレは、同一のカードタイトル(つまり同一人物)に対してのみ行える。
- コスプレはバトルフェイズ中のみでき、攻撃か防御のどちらかを行ってるカードのみを配置対象とすることができる。
またバトル終了後も場に永続し、以後このカードの能力値を使用する。
- 一度コスプレしたカードの上にも、再度複数回コスプレすることもできる。
ただし能力値は一番上のカードの項目のみ参照される。
- 大元のカードやコスプレしたカードなどを1組まとめた状態で、1体のカードとして扱われる。
破棄されたり手札に戻ったりした場合には、1組のカードすべてが同じ扱いを受け一緒に移動する。
ただしバトルでの敗北時のみ、例外的に処理が異なる(一番下の1枚だけ場に残る)。
- B・Cキャラカードに対しては、B・Cキャラカードのみがコスプレを行える。
Aキャラカードに対しては、Aキャラカードのみがコスプレを行える。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ B(バトル)キャラカード (コスト不要)
- 自分の部下となって戦ったり働いたりする人たち。出身階級はさまざま。
- バトルでカード同士の勝敗を決するパワーと、
相手プレイヤーにダメージを与えるDS(ダイレクト ストライク)・PS(ペネトレイト ストライク)の値を持ち、
プレイヤーの武器および盾となる。
- 当初スタンバイゾーンに配置され、記載されたアドヴァンスの条件を満たすことでバトルゾーンに移動する。
- 数種類のジョブの値を持ち、アドヴァンス達成などにおいて影響を与える。
○ C(コスプレ)キャラカード (配置条件が存在)
- コスプレに特化したキャラカードで、いわゆる進化カードに相当する概念。
- 各項目値などはBキャラカードに準ずるが、アドヴァンスについては常に条件を満たしている扱いとなる。
- 場のB・Cキャラカードに対してコスプレできるが、Aキャラカードに対しては使用できない。
○ A(エース)キャラカード (コスト不要)
- 強化版キャラカード、ただし扱いは他のカードとは完全に異なる。
- いわゆる食客で、本来の組織の枠外で独自行動をとる存在である。
- デッキ構築・配置条件(上限枚数)など、他のB・C・Sキャラなどとは完全に独立している。
- 各項目値などはBキャラカードに準ずるが、ジョブ・サブタイトルなど一部の項目は存在しない。
- パワーの項目に2つの数値が記載されており、現在ターンによって値が変化する。
このうち自ターンには記載左側・相手ターンには右側の数値が適用される。
- アドヴァンスについては、常に条件を満たしている扱いとなる。
- 自分の場に1枚だけ配置できる。この配置は他のカードの配置枚数計算には含まれない。
- コスプレは、Aキャラカード同士の場合に限り行うことができる。
● 永続・瞬間的に使用するカード
○ S(サポート)キャラカード (コスト不要)
- いわゆる助っ人。バトルこそ行えないが、さまざまな手段でプレイヤーを援助する。
- 表向きにするとターン終了時に破棄されるが、裏向きに配置されている間は場に永続する。
なおこの裏向き配置はA・B・Cキャラカードでも行えるが、こちらはあくまでSキャラカードのダミーであり表向きにすることはできない。
- 効果の発動タイミングが記載されており、この内容によって効果の持続期間が決定される。
- 数種類のジョブの値を持ち、アドヴァンス達成などにおいて影響を与える。
場の構成
Standby zone | 敵陣 スタンバイゾーン |
Battle zone | 敵陣 バトルゾーン |
|
Battle zone | 自陣 バトルゾーン |
Standby zone | 自陣 スタンバイゾーン |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はスタンバイゾーンとバトルゾーンに大別される(上図は場の構成図)。
- 自分の場には、スタンバイゾーンとバトルゾーンを合わせて最大で6枚(Aキャラカード1枚 + それ以外5枚)のカードを配置できる。
ただしコスプレについては1組で1枚のカードとして扱われる。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2007年8月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2007/8
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
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第2弾
| 2007/10
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
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第3弾
| 2007/12
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
第4弾
| 2008/3
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
第5弾
| 2008/6
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
第6弾
| 2008/9
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
第7弾
| 2008/12
| 71
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
第8弾
| 2009/3
| 71
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
レジェンドブースター
| 2009/3
| 60
| ブースター 2種(10/357)
|
第9弾
| 2009/6
| 70
| エントリーパック(10/525)、ブースター(10/357)
|
構築済みデッキ
| 2009/8
| 2種
| 構築済みデッキ(40/1995)
|
第10弾
| 2009/9
| 64
| ブースター(11/420)
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レジェンドブースター 世界の水着
| 2009/11
| 60
| ブースター(11/420)
|
第11弾
| 2009/12
| 64
| ブースター(11/420)
|
レジェンドブースター 世界の新学期
| 2010/3
| 60
| ブースター(11/420)
|
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