ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ネギま!?』のルール解説。
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ネギま!? カードゲーム
Last Update 2008/1/25 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは魔法使い(実質ネギ本人)となり、生徒たちや仲間を率いて相手を撃退する。
● 原作
TVアニメーション『ネギま!?』。
コミック『魔法先生ネギま!』(講談社刊)。
● 世界設定
魔法使いたちは、魔法学校の卒業後にその技を磨くため、各地で修行や実習を行っていた。当然ながら優秀な魔法使いに対する需要は高く、定期的な受け入れ先も世界中に存在する。
巨大な学園都市である“麻帆良学園”もそのひとつであり、魔法に理解有る理事長の下、積極的に優秀な人材の受け入れを行っていた。
なにせ都市と呼ぶべき大人数の巨大な学園、とにかく優秀な教師が切望されているのだ。
● 本ゲームについて
“1クラス全員がヒロイン”というコンセプトで作られたコメディ漫画『ネギま』のTCGです。
ネギまはシリーズ展開ごとにストーリーがばらばらなのですが、本作はそのなかでもTV版の第2シリーズである『ネギま!?』を直接の原作としています。
よって原作全種に共通する少女の活躍はそのままに、『ネギま!?』ならではの仮契約のバリエーションなども盛り込まれたシステムとなっています。
基本構成
勝利条件
- 相手の体力を0にする。
- 相手の山札が尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
同名・同種類カードはデッキに各4枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(体力): 3000。上限も同じ。
- 開始手札: 6枚。上限も6枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は1ターン目にはキャラバトル・パクティオーバトルフェイズを行わない)。
その他構成
● カードの行動表現
- メインフィールドに存在: 通常状態。
- サブフィールドに存在: 消耗状態。
- バトルフィールドに存在: 戦闘中(他の状態とは別概念として存在)。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(実質不可)。
- 召喚酔い: 無し(メインフィールド配置時に配置)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクターカード、自軍ユニーク、先出し生存。
- 戦闘は、キャラクターバトルとパクティオーバトルの2種類が存在する。
- キャラクターバトルは、相手キャラクターの消耗を目的に行われ、戦闘対象は攻撃側が決定する。バトルはそれぞれのキャラクターによる 1 対 1 で行われる。
- パクティオーバトルは、相手プレイヤーのダメージを目的とし、防御キャラクターの選択は相手側が任意で行う。その結果防御が行われる場合には、バトルはそれぞれのキャラクターによる1対1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ターン開始
- サブフィールドにある自分のキャラクターすべてをメインフィールドに移動させる。
○ ドローフェイズ
○ キャラカードフェイズ
- 任意で手札からキャラクターカード1枚を、メインフィールドに配置する(1ターンに1枚のみ)。
- 配置したキャラクターカードの友達の項目に記載されているキャラクターの中のいずれか1つに相当するキャラクターカードを、任意で手札から1枚メインフィールドに配置する。
○ キャラバトルフェイズ
各キャラバトルの処理
- 攻撃側(ターンプレイヤー)が自分と相手のメインフィールドに存在するキャラクターカードを各1枚ずつ選択し、両者をバトルフィールドへ移動させる。
※それぞれパクティオーカードがセットされているキャラクターカードを選択することはできない。
- 防御側(相手)から順に、任意で交互にバトルフィールドの各自のキャラクターと同名のキャラクターカードを手札から1枚バトルフィールドに出す。
これを双方が出さなくなる(パスする)するまで繰り返す。
- 最後に手札からカードを出したプレイヤーが勝利する(1枚も出ない場合は攻撃側勝利)。
敗北した側の(もともと存在した)キャラクターカードを自分のサブフィールドに移動させる。
勝利した側の(もともと存在した)キャラクターカードを自分のメインフィールドに移動させる。
それぞれの手札から出したキャラクターカードをすべて捨札とする。
○ メインフェイズ
ターンプレイヤーから交互に、それぞれのプレイヤーが以下のいずれか行動を任意で行う。
- 手札のイベントカードを使用する。
- 手札のコスプレ パクティオーカードを、場の自分のキャラクターカードに配置する。
- 場のキャラクターカードの“【↓】”能力を使用する。
○ パクティオーバトルフェイズ
- 任意でパクティオーカードをセットしたキャラクターカード同士のバトルを行う。
各パクティオーバトルの処理
- 攻撃側(ターンプレイヤー)が自分のメインフィールドに存在するパクティオーカードがセットされているキャラクターカードを1枚選択し、攻撃キャラクターとしてバトルフィールドへ移動させる。
- 防御側(相手)が自分のメインフィールドに存在するパクティオーカードがセットされているキャラクターカードを任意で1枚選択し、防御キャラクターとしてバトルフィールドへ移動させる。
- 防御キャラクターがいる場合、攻撃側から順に任意で交互に以下の条件を満たすカードを手札から1枚バトルフィールドに出す。
これを双方が出さなくなる(パスする)するまで繰り返す。
※防御キャラクターがいない場合、この処理は行われない。
- 攻撃側: 攻撃キャラクターと同名のアーマー パクティオーカード。
- 防御側: 防御キャラクターと同名のスカ パクティオーカード。
手札を出した結果、最後に出たカードによりキャラクターの攻撃力が以下のように修正される。
- アーマー パクティオーカード: 防御キャラクターの攻撃力が0となる。
- スカ パクティオーカード: 攻撃キャラクターの攻撃力が0となる。
- それぞれ1枚も出していない: 修正無し。
- 攻撃キャラクターの攻撃力が防御キャラクターの攻撃力を(各種修正を加えた結果)上回っている場合、上回った値が相手プレイヤーに対するダメージとなる(相手の体力を減らす)。
※防御キャラクターがいない場合、防御キャラクターの攻撃力を0として計算する。
※ダメージを受けた結果体力が2000および1000になった場合、相手プレイヤーはそれぞれの時点ごとに任意でデッキからカードを2枚引き手札に加えることができる。
- 攻撃キャラクターを自分のサブフィールドに移動させる。
防御キャラクターを自分のメインフィールドに移動させる。
それぞれの手札から出したアーマー・スカパクティオーカードをすべて捨札とする。
○ ターン終了フェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- キャラクターカードには属性が存在し、パクティオーバトルなどで使用される。
- 属性には 武 と 魔 の2種が存在する。
カードによっては2つの属性を同時に持つ者も存在し、状況に応じて使い分けることができる。
- パクティオーバトルにおいて、自分の攻撃・防御キャラクターと異なる属性かつパクティオーカードが付いていないキャラクターが自分のメインフィールドに存在する場合、
対象となるメインフィールドのキャラクターカード1枚に付き、攻撃・防御キャラクターの攻撃力が +100される。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード(コスト不要)
- 麻帆良学園の生徒や学校関係者など。
- 本ゲームにおいてプレイヤーは(キャラクター配置を含めて)指示を出すことしかできないため、バトルをはじめとするほとんどの行動を場のキャラクターに頼ることとなる。
- 攻撃力と属性を持ち、主にパクティオーバトルにおいて使用される。
- 友達の項目を持ち、このカードの配置時に、ここに書かれているキャラクターのうちいずれか1枚を任意で追加配置することができる。
ただし友達がいないキャラクターも存在するので注意すること。
- 配置としては1ターンに1枚だけ配置可能であり、その配置の追加処理として友達の配置が1枚だけ行える。
- 自分の場には同名キャラクターはそれぞれ1枚だけ配置可能である。
- バトルなどでの除去は存在しない。個別のカードの効果などで破棄されない限り場に永続する。
- ちなみにプレイヤーは事実上ネギを演じることとなるが、キャラクターカードのネギはプレイヤーとはあくまで別の存在(例えるならアーニャのような魔法使い仲間)として扱われる。
○ コスプレ パクティオーカード(対象となるキャラクターとの一致が必要)
- 原作において魔法使いが一般人と簡易的な主従関係(のようなもの)を結ぶこと、
及び魔法使いの魔力をその対象者に注ぐことで対象者の潜在能力を引き出して一時的に強化した状態を総合して仮契約(パクティオー)と呼ぶ。
その仮契約による契約対象者の能力発動状態の中での、最も基本的な状態。
※TV版2作目である『ネギま!?』においては、仮契約による変身? は各人ごとにコスプレ・アーマー・スカの3形態が存在する。
- 本ゲームにおいては、キャラクターカードの形態変化(相手プレイヤーに対する攻撃モード)といったニュアンスで用いられる。
- キャラクター名や(原作における)出席番号くらいしか記載されていないが、カードの存在自体が意味を持っている。
- キャラクターカードに付ける形で場に配置される。
- 同名のキャラクターカードにのみ付けることができる。
- それぞれのキャラクターカードに1枚のみ付けることができる。
- バトルなどでの除去は存在しない。個別のカードの効果などで破棄されない限り場に永続する。
特にこのカードを付けると応援などが行えなくなるので、配置時にはよく注意すること。
- キャラクターカードとはカード表記が異なる(ローマ字になっている)が、あくまでも同一のキャラクターを意味する他のカードに対しては、同名キャラクターのカードとして扱われる。
● 瞬間的に使用するカード
○ アーマー パクティオーカード(対象となるキャラクターとの一致が必要)
- 仮契約における戦闘特化状態、いわゆる当たり。
- キャラクター名や出席番号くらいしか記載されていないが、カードの存在自体が意味を持っている。
- 本ゲームにおいては、スカ パクティオーカードと対になる存在であり、コスプレ パクティオーの第2形態(対パクティオー戦モード)的な扱いとなる。
- パクティオーバトルでの攻撃時に支援・強化カードとして使用される。
- 同名のキャラクターに対してのみ使用することができる。
- パクティオーバトルでの手札の出し合いにおいて最後に出された場合、相手の防御キャラクターの攻撃力を0にする。
- キャラクターカードなどとはカード表記が異なる(ローマ字になっている)が、あくまでも同一のキャラクターを意味する他のカードに対しては、同名キャラクターのカードとして扱われる。
○ スカ パクティオーカード(対象となるキャラクターとの一致が必要)
- 仮契約における失敗状態、いわゆるハズレ。ただし本ゲームにおいては決してハズレではない。
- キャラクター名や出席番号くらいしか記載されていないが、カードの存在自体が意味を持っている。
- 本ゲームにおいては、アーマー パクティオーカードと対になる存在であり、コスプレ パクティオーの第2形態(防御モード)的な扱いとなる。
- パクティオーバトルでの防御時に支援・強化カードとして使用される。
- 同名のキャラクターに対してのみ使用することができる。
- パクティオーバトルでの手札の出し合いにおいて最後に出された場合、相手の攻撃キャラクターの攻撃力を0にする。
- キャラクターカードなどとはカード表記が異なる(ひらがなになっている)が、あくまでも同一のキャラクターを意味する他のカードに対しては、同名キャラクターのカードとして扱われる。
○ イベントカード(使用するキャラクターとの一致が必要)
- 場のキャラクターが使用する特技など。効果はさまざま。
- 基本的に使用できるキャラクターが限定されている(指定の無いカードはどのキャラクターでも使用可能)。
- 使用するキャラクターがメインフィールドからサブフィールドへ移動することで、このカードを使用することができる。
場の構成
Sub field | 敵陣 サブフィールド |
Main field | 敵陣 メインフィールド |
Battle field | 敵陣 バトルフィールド |
|
Battle field | 自陣 バトルフィールド |
Main field | 自陣 メインフィールド |
Sub field | 自陣 サブフィールド |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は バトルフィールド・メインフィールド・サブフィールド という空間に大別される(上図は場の構成図)。
通常時はメインフィールドに存在し、能力使用などで消耗した場合にサブフィールドへ移動する。また戦闘はバトルフィールドに移動して行われる。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨札置場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2007年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
1時間目
| 2007/4
| 68
| スターター(40/1575)、ブースター(9/420)
|
2時間目
| 2007/7
| 68
| ブースター(9/420)
|
休み時間
| 2007/9
| 49
| ブースター(9/420)
|
3時間目
| 2007/11
| 68
| ブースター(9/420)
|
4時間目
| 2008/1
| 68
| ブースター(9/420)
|
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