ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ボボボーボ・ボーボボ』のルール解説。
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ボボボーボ・ボーボボ
ハジケカードゲーム
Last Update 2021/4/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは破天荒ギャグ世界の一員となり、不条理な仲間? たちと共に人智を超えた世界の中で、ハジケリストとして自分の世界を確立する。
● 原作
コミック『ボボボーボ・ボーボボ』(集英社刊)。
TVアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』。
● 世界設定
時は西暦300X年、強大な軍事国家マルガリータ帝国の台頭で世界は恐怖の坩堝の中にいた。
皇帝ツル・ツルリーナ4世の独裁支配は民の生活に暗い影を落とし続け、人々から笑いが消えていた。
なんとも恐ろしいその恐怖政治。こともあろうに彼らは民衆に丸坊主を強要していたのだ!
だがそんな圧制も長くは続かない。今、人々を救うべく、新たなヒーローが登場したのである!!
……登場したよね?
● 本ゲームについて
何が何だかよくわからないけど、その訳のわからなさが人気となっているギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』のTCGです。
本ゲームも原作に負けないくらいハチャメチャな世界を確立すべくがんばっています。
基本構成
勝利条件
- いずれかのデッキが尽きた時点で、ハジケゾーンに存在するカードの合計得点が最も高い。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
事前準備
● デッキ(毛魂: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 20枚ちょうど。
- 構築条件:
キャラクター/必殺技カードのみで構成されていること。
同一番号カードはデッキに 3枚まで。ただし“キングカード(【キング】と記載されているカード)”は、各 1枚までで合計 2種まで。
“カード強化(後述)”がなされているカードは、1組で 1枚のカードとみなす。
シャッフルして場に配置する際に、キャラクター面が上になるようにすること。
※本ゲームはデッキのカードが両面(それぞれ次のカードが見える)仕様なので、スリーブ使用時は透明な物を使用すること。
● ミニゲーム (1人分の補助デッキ、その1)
- デッキ枚数: 3枚ちょうど。
- 構築条件:
ミニゲームカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに各 1枚まで。
● ハジケカード(1人分の補助デッキ、その2)
- デッキ枚数: 任意枚数(0枚でもかまわない)。
- 構築条件:
ハジケカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに各 1枚まで。
※ハジケカードはデッキ内の特定カードの効果内でのみ使用されるカードであり、使用する必要がある場合にのみ用意する。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 6面ダイス: 適当数。原則的には付属の“ぬのサイコロ”を使用すること。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (ハジケゾーンの得点): 0点。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限は 4枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻は 1ターン目からカードを引くが、1ターン目にハジケステージを行わない。)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: カードタイプ(裏表の違い)のみが存在。
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(終了条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し(コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクター、自軍ユニーク、先出し生存。
- バトルは、キャラクター同士による総力戦で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ今回のレギュレーション(カード強化の有無など)に対応したデッキを用意する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 5枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方のデッキが尽きるかいずれかが勝利条件を満たした時点でゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドロータイム
○ ハジケリスト集合タイム
- 自分の場のキャラクターカードを、任意で捨て札にする。
- 手札から任意のキャラクターカードを、場のバトルゾーンに配置する(1ターンにつき 3枚まで、ただし場には最大 4体までしか存在できない)。
- 自分の場に存在するキャラクターから任意の 1体を、リーダーに指定する(1番右側に移動させる)。
○ ハジケステージ
- 場に配置されたカードで任意にバトルを行う(後述、1ターンに 1回のみ)。
バトルの処理
▽ ハジケ宣言
- 任意で攻撃を宣言する。宣言しない場合はバトル終了となる。
▽ バトル開始
- 攻撃側から順に双方がパスするまで、1枚ずつ必殺技を使用する(キャラクターを裏返して必殺技にする)かパスするかを選択していく。
- 必殺技を使用する場合、必ず必殺技のセリフを大きな声で言うこと。
- 属性により、必殺技が使用できない場合があるので注意すること。
▽ バトル終了
- それぞれ場の(表側になってる面の)パワーの値を合計する。
- 各種修正を加えたパワーの合計値を比較する。
- 比較の結果により、それぞれ以下の処理を行う。
- 値が大きい(勝利): 敗北した側が、“敗北側のパワーの合計値分の数値”を勝利した側の場のカードに任意に割り振る。
割り振った結果、“パワー欄以上の数値を割り振られた”勝利者のカードが捨て札となる(パワー 0のカードは、1以上割り振られたら捨て札)。
- 値が同じ(引き分け): それぞれの場のカードがすべて捨て札となる。
- 値が小さい(敗北): 敗北側の場のカードがすべて捨て札となる。
- 場に残ったカードがどちら側のカードであるかにより、以下の処理を行う。
- 攻撃側: すべて得点となる(自分のハジケゾーンへ送られる)。
- 防御側: キャラクターは場に残り、必殺技にしたカードはすべて捨て札となる。
- バトル終了となる。
○ ハジケリスト追加タイム
- 自分の場のキャラクターカードを、任意で捨て札にする。
- 手札から任意のキャラクターカードを、場のバトルゾーンに配置する(今回は 1ターンにつき 2枚まで、もちろん場には最大 4体までしか存在できない)。
- 自分の場に存在するキャラクターから任意の 1体を、リーダーに指定する(1番右側に移動させる)。
○ 毛札調整タイム
- 手札が 4枚ちょうどになるように、カードを引くか捨てるかして調整する。
1ゲーム終了時の処理
- それぞれハジケゾーンにあるカードの得点側を表にする。そして得点の合計値を比較して、値が高い側がゲームに勝利する。
※すでに勝敗が付いている(いずれかがカード効果により勝利した)場合は行わない。
- 相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- キャラクター/必殺技カードにはキャラ属性と技属性、通常属性の 3種類の属性が存在する。
- キャラ属性はさまざまなカードの効果に影響するほか、カード強化の際の条件にも使用される。
- 技属性はさまざまなカードの効果に影響する。
- 通常属性は 【ボケ】・【ツッコミ】・無属性 の 3種が存在し、バトルにおける必殺技の使用条件に影響する。
- 通常属性のうち、【ボケ】は攻撃時・【ツッコミ】は防御時にのみ使用できる(無属性はどちらのタイミングでも使用可能)。
● カード強化について
- 本カードはカードの両面にテキストが書かれているため、ある程度ゲームに慣れるとカード使用前から相手にカード内容がばれてしまう。
そこでカード内容を悟られないようにするために、カード強化を行うことができる。
- ゲームバランスに影響を与えることもあるので、カード強化を行うかどうかは事前に決めておく必要がある。
- カードを強化する場合、まずデッキのカードすべてを両面が透明のスリーブに入れておく。
次に同一のキャラクター属性を持つ 2枚のカードを 1つのスリーブに一緒に入れることで、強化したカード 1枚を作成することができる。
- 強化したカードは、必ず片面がキャラクター・もう一方の面が必殺技であること。
- 強化したカードは 1枚のカードとして扱われる。なおデッキ構築条件は、必殺技側の番号を用いる。
- ミニゲームカードおよび“キングカード”は、カード強化を行うことができない。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクター/必殺技カード (コスト不要)
- この世界に存在するハジケた奴らと、それぞれの必殺技。両面カードとなっている。
- カードの表側がキャラクター、裏側が必殺技になっている。
- 各面にパワーの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 場に配置された時点ではキャラクターとして扱い、バトルにおいて裏返すことで必殺技として発動することができる。
- バトルに勝利することで自分の得点となる(ハジケゾーンでは得点に用いないキャラクター側を上にして配置すること)。
- ハジケゾーンでの得点計算の際には、必殺技側のパワー欄の数値を使用する。
- 自分の場に最大 4体配置できる。
- 場に配置されたうち、必ず任意の 1体をリーダーとして指定すること。
- リーダーに指定されたキャラクターは、その時点から【リーダー】能力が発動される。
- バトル勝利時においてカードのパワーの値以上のパワーを割り振られた時に、そのカードは破壊される(敗北時は無条件に破壊)。
- 意味不明な能力を持つカードも存在するが、臨機応変に乗り切ること。
● 瞬間的に使用するカード
○ ミニゲームカード (コスト不要)
- ゲームの本筋とは全く関係ない、さまざまなおまけゲーム。
- “ドロータイムと毛札調整タイム(および特定処理の最中)”以外の任意のタイミングで使用できる。
- 1ターンに 1枚だけ使用できる(相手ターンでも使用可能)。
- 使用する場合は自分の未使用のカードの中からいずれか 1枚を相手にランダムに選択させ、選択されたカードに記載されたミニゲームを実行する。
- ミニゲームで勝利した場合(相手側が使用したカードも含む)、そのカードが自分の得点となる(ハジケゾーンでは裏向きに配置すること)。
さらに相手の場またはハジケゾーンに存在するカードから、任意の 1枚を捨て札にすることができる。
- ハジケゾーンでの得点計算の際には点数欄の数値を使用すること。
○ ハジケカード (コスト不要)
- ゲームの本筋とは直接関係ない、イカしたカードたち。
- 特定のキャラクター/必殺技カードの効果の中で使用されるカードである。
- 具体的な使用法などについては、ハジケカードを使用するカードの指示に従うこと。
場の構成
- 永続カードは、場(バトルゾーン)という空間に存在する。
- バトルやミニゲームに勝利したカードは、ハジケゾーンという空間に集められる。
※ゲームが終了するまでは、得点となる側が見えないように配置すること。
- 永続カードが破壊された時や瞬間使用カードの使用後は、負け組という空間に集められる。
- ハジケゾーンと負け組は似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: コナミ
○ 発売開始: 2004年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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発動! 聖鼻毛領域
| 2004/4
| 80
| スターター(48/1050)、ブースター(7/210)
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WTマークII セカンド
| 2004/7
| 60
| ブースター(7/210)
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マジカルビタミン戦士 「胃液ガールズ」見参!!!!
| 2004/10
| 60
| ブースター(7/210)
|
ぬの晩餐
| 2005/2
| 62
| ブースター(7/210)
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