ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ゼノンザード』のルール解説。
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AIカードダス ゼノンザード
Last Update 2019/3/23 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは何らかの指導者となり、部下であるミニオンを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
詳細不明。どうやら近未来世界でのファンタジーバトルらしい。
● 本ゲームについて
スマートフォン用アプリとして開発されたオンラインTCGです。AIによる対戦が特徴らしいです。サービス開始前に販促グッズとしてリアルカードが配布されました。
ここではリアルカードを用いての体験版ルールを説明します。
基本構成
勝利条件
- 相手のプレイヤーライフを0にする。
- 相手のデッキが尽きる(相手のスタンバイフェイズ)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
フォースカード以外で構成されていること。
同一カードはデッキに3枚まで(一部に無制限投入可能なカードも存在する)。
● その他準備
○ フォースカード: 任意の異なる2枚。
○ 無色マナ用カード: 適当数(適当なカードによる代用可能)。
○ ライフ表示用カウンター: おはじき状の物を適当数。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 12。この値から任意数を自身のフォース2種に分配し、残りが初期ライフとなる。
上限はプレイヤー・各フォースともそれぞれ10。
- ベース: 0枚。上限は10枚。
- 開始手札: 6枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で1回。引き直した後で、戻した分ともどもデッキをシャッフルする。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にスタートステップとドローステップが存在しない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 部分的に有り(配置ターンは相手プレイヤーへのアタックができない)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(必要分のみ支払われる)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- ミニオンの攻撃は相手プレイヤーか相手フォースのいずれかを対象とする。ブロックの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分が使用するフォースカードを、場にフォースとしてアクティブ状態で配置する。
- それぞれ 12点分のライフを、自身とそれぞれのフォースに任意に割り振りそれぞれのライフとする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタンバイフェイズ
▽ スタートステップ
▽ リフレッシュステップ
▽ ドローステップ
○ マナフェイズ
以下の中からいずれか1つを選んで実行する。
- ベース・ミニオンの配置: 手札からベース・ミニオンカード1枚をコスト無しでアクティブ状態でベースに配置する。
- 無色マナの配置: ゲーム外空間から無色マナカード1枚をアクティブ状態でベースに配置する。
- 何もしない: ベースに何も配置せずフェイズを終える。
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 手札からフィールド・ミニオンカードをミニオンとして召喚(アクティブ状態で配置)する。
- 手札からマジックカードを使用する。
- 移動権を使用して、場のミニオンの移動を行う。
- 場のアクティブ状態のミニオンでアタックを行う(後述)。
各アタックの処理
▽ アタック指定ステップ
- ターンプレイヤーが今回のアタックにおけるアタック側・相手プレイヤーがブロック側となる。
- アタック側が自身のフィールドのアクティブ状態のミニオン1体によるアタックを宣言する。
アタックを行うミニオンはレスト状態となる。
- アタック側が今回のアタック対象を、相手プレイヤーか相手フォースのいずれかから1つ選ぶ。
ただし相手フォースがすべて破壊されていない限り、今ターンに配置したミニオンで相手プレイヤーをアタックすることはできない。
▽ フラッシュタイミング
- ブロック側から交互に、“フラッシュ”のタイミングを持つマジックカードや“飛来”を持つミニオンカードなどを使用する。
- 双方がパスをした時点でフラッシュタイミングが終了する。
▽ ブロック指定ステップ
- ブロック側が任意で、自身のフィールドのアクティブ状態のミニオン1体によるブロックを宣言する。
ブロックを行うミニオンはレスト状態となり、今回の攻撃対象がこのミニオンに変更される。
▽ バトル解決ステップ
- 各種修正を加え、今回のアタックにおけるミニオンのBP・DP値が算出される。
- ブロックの有無により、以下の処理を行う。
- ブロックされた場合:
- アタックを行うミニオンとブロックを行うミニオンのそれぞれのBPの値を比較する。
- 比較の結果、それぞれ相手のBPが自身のBP以上(同値を含む)の場合、そのミニオンは破壊される(トラッシュに送られる)。
- ブロックされていない合:
- アタックするミニオンのDPの値分だけ、アタック対象のライフを減少させる。
- ライフ減少の結果、ライフが0になったフォースは破壊される(裏向きとなる)。
ライフが0となったプレイヤーはゲームに敗北する。
▽ アタック終了ステップ
○ エンドフェイズ
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- カード(およびコスト)には属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色の総数は不明であるが、フォースと同種類(茶・緑・赤・紫・黄)存在すると思われる。また無色も存在する。
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- 要求されるコストには色が指定されている色のコストと、どの色でも支払うことができるフリーコストの2種が存在する。
- コストはそれぞれのベースに存在するカード(マナ)を使用することで支払うことができる。
- カード1枚をレスト状態にするごとに、対応する色のコストが1だけ発生する。
● ベースについて
- ミニオンカードにはミニオンとしての役割とは別に、コスト発生のマナとしての役割を持つ。
- ミニオンカードおよび無色マナカードをベースに配置することで、コストの支払いに使用することができる。
- ベースの配置上限は10枚であり、追加でカードを配置する際には従来のカードの中から任意カードを必要なだけ破棄する。
破棄するカードがミニオンカードの場合はトラッシュ、無色マナの場合はゲーム外に送られる。
- ベースに存在するミニオンカードはフィールド上のミニオンとは別の扱いであり、アタックやブロックを行うことはできない。
● 無色マナカードについて
- 無色マナを再現するための専用カード。ベースに配置される。
- システム上はゲーム外の空間に無尽蔵に存在し、必要に応じて供給される。概念としては『バトルスピリッツ』のコアに近い存在である。
- 実際のオンラインゲームでは概念のような存在となる。ただしリアルカードではそうもいかないので(本ゲーム以外の)任意のカードで流用される。
- ベースを離れる場合、トラッシュでは無くゲーム外に送られる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ フォースカード(コスト不要)
- プレイヤーを守る盾のような物。場にフォースとして配置される。
- ゲーム開始時に2枚が配置される。この際にプレイヤーライフの一部が、フォースのライフとして振り分けられる。
- それぞれ独自のライフを持ち、値が0となった場合破壊される。
- 基本的には常駐効果1つと、破壊時効果1つを持つ。
- 破壊されたフォースは裏向きとなり、ゲーム終了時まで効果を失う。
○ ミニオンカード(基本的にはコスト必要)
- プレイヤーの部下たち。フィールドに配置することでミニオンとなる。
またミニオンとしての役割とは別に、ベースに配置(移動)することでマナとしての役割を果たす。
- ベース・ミニオンとフィールド・ミニオンの2種類のカードに大別される。
- ベース・ミニオンは配置コストを持たず、マナフェイズに1枚だけ手札からベースにのみ配置できる。
- フィールド・ミニオンは、メインフェイズに手札からフィールドにのみ配置できる。
- 移動権を使用することで、フィールドとベースの間で任意にミニオン1体(あるいはマナ1枚)を移動させることができる。
※移動権は自ターンごとに供給される。なおミニオンカード以外の物は移動させることができない。
- BP(バトルポイント)/DP(ダメージポイント)の値を持ち、ミニオンとしてプレイヤーの武器となる。
このうちBPはミニオン同士でのバトルで、DPは相手プレイヤー(およびフォース)に対するダメージとして使用される。
- ミニオンとしては、フィールドに5体まで配置できる。
- ミニオン同士によるBP比較で相手BPがこちらの値以上の時破壊される(同値なら相打ち)。なおこのダメージは蓄積しない。
● 瞬間的に使用するカード
○ マジックカード(コスト必要)
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- それぞれ使用タイミングが個別に決められている。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場はフィールドとベースという空間に大別される。
- フィールドには部下となるミニオンが配置される。なおフィールドの上限は5枚である。
- ベースにはコスト支払いに使用するマナが配置される。なおベースの上限は10枚である。
- フィールドとベースは繋がっていて移動もできるが別領域であり、戦闘などはフィールドのカードのみで行われる。
- 他にも2か所のフォースを配置する空間が存在する。
- それぞれのフォースにはフォースカードが1枚ずつ配置される。また各フォース単位でプレイヤーとは別にライフを持つ。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる。
- トラッシュとは別に、無色マナカードを供給するためのゲーム外空間が存在する。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2019年
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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ZENONZARD DECKCODE: 01
| 2019/3
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| 構築済みセット(104/1000+税)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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