ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『クルセイド システム』のルール解説。
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クルセイド システム カード シリーズ
Last Update 2017/7/15 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライブラリ破壊戦。プレイヤーは1国の軍司令となり、配下のロボットや超人部隊を指揮して相手の本国を壊滅させる。
● 原作
SUNRISE(旧 日本サンライズ)製作のアニメーション。
アニメーション『マクロス』シリーズ全般。
コンシューマーゲーム『スーパーロボット対戦』シリーズ全般。
ダイナミックプロの諸作品。
ボンズ製作のアニメーション。
コミックおよびアニメーション『聖闘士星矢』シリーズ。
アニメーション『アクエリオン』シリーズ。
特撮ドラマ『非公認戦隊 アキバレンジャー』。
コミックおよびアニメーション『るろうに剣心』シリーズ。
劇場アニメーション『天元突破グレンラガン』。
アニメーション『トップをねらえ!』シリーズ。
コミックおよびアニメーション『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。
コミックおよびアニメーション『マギ』シリーズ。
コミックおよびアニメーション『幽☆遊☆白書』シリーズ。
アニメーション『機動戦艦ナデシコ』シリーズ。
アニメーション『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』。
アニメーション『宇宙戦艦ヤマト2199』。
ライトノベルおよびアニメーション『フルメタル・パニック!』シリーズ。
アニメーション『蒼穹のファフナー』シリーズ。
アニメーション『モーレツ宇宙海賊』シリーズ。
コミックおよびアニメーション『魔法騎士レイアース』シリーズ。
TVアニメーション『甲鉄城のカバネリ』。
TVアニメーション『レガリア The Three Sacred Stars』。
アニメーション『ヱヴァンゲリヲン』シリーズ。
コンシューマーゲーム他『サクラ大戦』シリーズ。
● 世界設定
いわゆる“お祭り”作品なんで、世界らしい世界は無し。
● 本ゲームについて
人気ロボットアニメやSFアニメ作品などを集めたTCGです。新たにトップエースが追加されました。
基本構成
勝利条件
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
事前準備
● デッキ(本国: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚ちょうど。
- 構築条件:
同名カードはデッキに3枚まで。
ただし“リンク”能力を持つ(およびその同名)カードに限り、同一番号単位でデッキに3枚まで。
裏面の絵柄が異なるカードが混ざる場合、スリーブなどで裏面を統一しておくこと。
トップエースカードを通常のユニットとしてデッキに入れる場合、ユニットの面のみが見えるようにしておくこと。
大会レギュレーションにより、シリーズが限定されている場合が存在する。
● トップエースカード(トップエースとして使用する分)
- デッキ枚数: 0 ~ 1枚(使用しなくてもよい)。
- 構築条件:
トップエースカードであること。
両面とも確認できるようにしておくこと。
※デッキ投入分の3枚と合わせて計4枚の同一カードが使用できる。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード(サイドボード): 無し(公式大会では10枚以下)。
○ 各種表示用コイン&チップ: 任意のものを適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキそのもの(本国)がライフに相当する。
- 開始手札: 6枚。上限も6枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。
- ファーストドロー制限: 有り(先行の1ターン目はカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード正位置: 通常配置時におけるリロール状態。行動力が有ることを示す。
- カード逆位置: Gとしての配置時におけるリロール状態。
- カード横: (通常・G配置ともに)ロール状態。行動力が無いことを示す。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(ユニットは配置時にロール状態)。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し(コストに端数が無く、必要分をその都度支払う)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(ターン終了時に0となる)。
- ユニーク処理: (リンク能力を持たない)キャラクター、自軍ユニーク、先出し生存。
“リンク”能力を持つ(およびその同名)カード、自軍ユニーク、選択生存(残りは手札に戻す)。
- 戦闘は第1・第2の両方の空間(戦闘エリア)で発生し、それぞれ1部隊対1部隊で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 「よろしくおねがいします」と挨拶をする。
- トップエースを使用する場合、場のトップエース置き場にトップエース面を向けて配置しておく。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札を6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ リロールフェイズ
○ ドローフェイズ
○ 配備フェイズ
- 手札にあるユニット・キャラクターカードおよびGを任意で場に配置する。
※1ターンに配置できる枚数は、各種別単位ごとに1枚のみ(Gは独立した種別、クイックやブーストなど例外も存在する)。
※ユニットはロール状態、その他のカードはリロール状態で配置する(他のカードに付ける場合は配置先に合わせる)。
※それぞれの場には、合計値で6以下までに限りエースの値を持つユニットを配置できる。
○ 戦闘フェイズ
任意で戦闘を行なう(後述)。
各戦闘の処理
▽ 攻撃ステップ
- 出撃させるユニットを選ぶ: 任意にリロール状態のユニットを戦闘エリア内の任意エリアに出撃させる。
- 部隊を編成する: 各エリアごとに、縦一列の部隊を編成する。
▽ 防御ステップ
- 防御側の部隊出撃。攻撃ステップと内容は同じ。
- ここで交戦中の部隊(1つのエリアに攻撃・防御側のどちらも存在する)と非交戦状態の部隊(エリアにどちらかしかいない)が決定される。
▽ ダメージ判定ステップ
戦闘エリアの各エリアごとに、以下の処理をおこなう。
- 交戦中の部隊がいる戦闘エリア:
- 部隊戦闘力/戦闘ダメージの決定:
それぞれの部隊の「先頭の機体の格闘力」+「先頭以外の機体の射撃力」の総合計を、相手部隊に対してのダメージとする
(ただし、*の数値は0とみなす上、個別の戦闘修正がつかない)。
- 部隊への戦闘ダメージ: 部隊の先頭から、防御力の分だけダメージを受けてゆく。
※防御力と同じだけのダメージを受けたユニットは破壊される。
※相手部隊全体の防御力を越えた攻撃ダメージは基本的には無視する。
- 攻撃側のみがいる戦闘エリア:
- 部隊戦闘力/戦闘ダメージの決定:
それぞれの部隊の「先頭の機体の格闘力」+「先頭以外の機体の射撃力」の総合計を、相手部隊に対してのダメージとする
(ただし、*の数値は0とみなす上、個別の戦闘修正がつかない)。
- 本国へのダメージ: 戦闘ダメージを直接本国に対しての攻撃とする。
※攻撃を受けた側は、ダメージの値分の枚数だけ本国のカードを捨て山へ捨てていく。
- 防御側のみがいる戦闘エリア: 何もしない。
- 部隊がいない戦闘エリア: 何もしない。
▽ 帰還ステップ
- 戦闘エリアにいるすべての部隊をそれぞれの配備エリアに戻す。
配備エリアに戻った部隊はすべて解散され、所属していたユニットはすべてロール状態となる。
○ ターン終了
- すべてのユニットのダメージが0になる。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- 終了を宣言する。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 色
- 全てのカードには所属する“色”が存在し、各カードの使用条件などに影響する。
- 色分類は本ゲームでの独自概念である。
- 通常は各カードごとにいずれか1つの色を持つ。
- 色は青・緑・黒・赤・紫の5色が存在する。
● Gカードと国力
- カードには本来の使い方とは別に、カードの配置条件を満たすために使用するGカードとしての役割がある。
- Gとは“ジェネレーション” の略で、プレイヤーが指揮するべき国家の(兵器生産に割り当てられる)国力を意味する。
- すべてのカードがGカードとして使えるわけではなく、ユニットおよびキャラクターカードおよび一部のコマンドカードがGカードとして使用できる。
- デッキや手札の中にはGカードは存在しないが、場に配置する際にGカードとしてカードを配置することでGカードとなる。
- Gカードは場のGゾーンに、本来のカードとは上下逆の状態で配置される。
- Gカードを配置する際には、資源コストおよび配置条件としての国力の存在は必要とされない。
- Gカードは本来のカード種別とは別のカードとして扱われる。
よって配備フェイズにおいて、ユニット・キャラクターとは別に、1ターンに付き1枚だけGカードを配置することができる。
- GゾーンにGカードがロール状態で存在することで、プレイヤーは配置枚数分の国力を持つことになる。この国力の合計数が“合計国力”である。
- Gカードに記載されているGシンボル部分の色が、国力における色となる。
合計国力中の各色ごとの枚数が、各色単位での“指定国力”となる。
※Gシンボルには複数色を持つものがある。このシンボルは判定の都度に保有する色のいずれか1つを任意に選択して指定国力に割り振ることができる。
- 場に存在する合計国力と該当色の指定国力のそれぞれが、使用するカードの記載値以上であることでカードの国力部分の使用条件が満たされる。
- 国力自体は消費されるものではない。消費されるのは資源コストのみである。
● 資源コスト
- カードを使用する場合、配置条件としての国力とは別に資源コストを支払う必要がある。
- デッキの一番上のカード1枚を裏側のまま捨て山に捨てることで、1資源コストが支払われる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ユニットカード(配置条件とコスト必要)
- 巨大ロボをはじめとする兵器一般。
- 格闘力(近接戦闘力)/射撃力(遠距離戦闘力)/防御力を持ち、プレイヤーの武器となる。
※これら3種を総称して戦闘力とも言う。
※これらの数値欄に2種類の数値が入っている場合、キャラクターがいない時は左側、セットされている時は右側の数値を使用する。
- 一部のユニットは強さを示す度合いとしてエースの値を持つ。
それぞれの場はエースの値を持つユニットの配置上限として6の値を持っており、この値以下の分までユニットを配置できる。
- 防御力以上のダメージを受けると破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
※ 武装変更
- ユニットの変形や武装交換を再現した効果。本作においてのロボットなどの変形は、カードの状態変更ではなく別カードへの交換でのみ再現される。
- 手札のカードに“武装変更”が記載されている場合、場の記載変更対象に含まれるユニット(要するに同一機種の別モード)1枚と、その手札のカードを交換することができる。
- 武装変更は、プレイヤーごとに1ターンに付き1回しか行うことはできない。
- 武装変更は同名同一番号のユニット同士で行うことはできない。
- 対象が“/”で区切られている場合、その前後両方の記載内容とも対象となる。
○ キャラターカード(配置条件とコスト必要)
- パイロットなどの登場人物。
- 場のユニットに付ける(搭乗する)か、場に直接配置するかの2通りの配置方法がある。
- ユニットに付ける場合、1体のユニットにつき1枚のみ付けることができる。
- ユニットにを強化する戦闘力や、いくつかの特殊能力を持つ。
- 自分の同名のキャラクターがいる場合は新規配置できない。
- 一部のキャラクターは単独でユニットとしても機能する。ただしあくまでもキャラクターなので、他のキャラクターを追加で付けることはできない。
○ トップエースカード(配置条件とコスト必要)
- 名前の通り、ユニットのエースの概念をより先鋭化させた存在。
- 両面カードであり2つの役割を持つ。片面はユニットカードで、もう一方がトップエースという独自の役割を持つ。
設定的にはトップエース側が(キャラクターカードとは別種の)パイロットで、ユニット側がその搭乗機体となる。
- ゲーム開始時にユニットとトップエースのどちらの目的で使用するかをあらかじめ決めておく必要がある。
- 1回のゲームにつき、トップエースとしての1枚とデッキに投入するユニットとしての3枚の計4枚まで使用できる。
- トップエースとして使用する場合は、以下の特徴を持つ。
- ゲーム開始時に、場のトップエース置き場にトップエース側を向けて配置される。
- 記載条件を満たしたとき、裏返して(トップエースが乗る)ユニットとして場に配置しなおされる。
- ユニットとなったトップエースが場を離れるときは、捨て山ではなくトップエース置き場にトップエース面で配置しなおされる
- ユニット面にはエースの値があるのだが、トップエースが裏返ってユニットになる場合に限り、エース部分が無効となる。
- トップエースではない通常のユニットとして使用する場合は、以下の制約と特徴を持つ。
- スリーブなどを用いて裏面を統一しておくこと。
- ゲーム開始時にデッキの中に投入される。
- トップエースとして使われることは無く、ごく普通の(エースの値を持つ)ユニットカードとして扱われる。
当然ながら配置時にはエースの値が参照され、破壊時には捨て山に送られる。
● 瞬間的に使用するカード
○ コマンドカード(使用条件とコスト必要)
- 緊急の作戦指示など。相手ターンを含むほとんどのタイミングで使用可能。
場の構成
配備 | 敵軍配備エリア |
| | |
第1 | | 第2 | 戦闘エリア |
| | |
配備 | 自軍配備エリア |
- 永続カードは、場という空間に配置される。
- 場はカードを配置するそれぞれの配備エリアと、戦闘処理を行う共用の戦闘エリアに大別される(上図は簿の構成図)。
- 戦闘エリアは第1・第2の2つのエリアで構成され、2ヶ所で同時に戦闘が行なわれる。
- 永続カードはまず配備エリアという空間に配置され、その中でユニットが攻撃を行なう場合には配備エリアから戦闘エリアに移動する。
- 配備エリアの中にはGカードを配置するGゾーンという空間が存在する。Gゾーンはエリアの他空間とは厳密に区別される。
- 他にもトップエース置き場という空間が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はジャンクヤードという空間に集められる。
- コストの支払い、本国のダメージは、捨て山という空間に集められる。
- ジャンクヤードと捨て山は、よく似ているが両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2007年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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スーパーロボット大戦V: スターターセット
| 2017/3
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| 構築済みデッキ(53/1000+税)
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スーパーロボット大戦V: 新たなる航海へ
| 2017/4
| 113
| ブースター(10/314+税)
|
サンライズ クルセイド: 異界の神話
| 2017/5
| 106
| ブースター(10/314+税)
|
OG クルセイド: 鋼の帰還
| 2017/6
| 106
| ブースター(10/314+税)
|
スーパーロボット大戦V: 果て無き激戦
| 2017/7
| 113
| ブースター(10/314+税)
|
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