ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『SDガンダム』のルール解説。
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SDガンダムワールド ヒーローズ
バトルミッションカード
Last Update 2021/6/26 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による陣地獲得戦。プレイヤーはSDワールドでのチームリーダーとなり、仲間のガンダムを率いて相手拠点を制圧する。
● 原作
TVアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』および『機動戦士ガンダム』シリーズ。
プラモデル『SDガンダム』シリーズ。
● 世界設定
ディフォルメ気味の金属生命体が生活する群雄割拠の世界。
異世界から来た少年の到来により、この世界にやってくる危機が知られることとなる。
そして危機回避に必要となるハロをめぐっての、英雄たちの冒険が開始されたのであった。
● 本ゲームについて
SDガンダムの最新シリーズのTCGです。ガンダムたちが歴史上の英雄を模したキャラクターとして登場します。
原作は戦いというより冒険活劇ですが、本作は冒険先にて相手を説得するまでの小競り合いを再現しています。
ここでは“発展バトルルール”について説明します。
基本構成
勝利条件
- 相手の出撃エリア 3か所のうち、いずれか 2か所を制圧する。
- 場のパワーアップ エリア 6か所のうち、いずれか 5か所を制圧する。
- 相手が自分の手番に、“出撃”・“強化”・“移動” のいずれの行動も行えない。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
同一番号カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ パワーアップ アイテム: 専用マーカーを共用で 6個。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(制圧した相手の出撃エリア): 0か所。以後増減する。
- 開始手札: 5枚。上限は 7枚(それ以上は追加で引けない)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は 1手番目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し(上限を超えて引けないだけで、捨てる必要は無い)。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定(実質不可)。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルはフィールドの同一マスに双方の英雄が存在する時に発生し、そのマスの英雄同士による 1 対 1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 設置したフィールド上のパワーアップエリアのそれぞれに、パワーアップアイテムを 1つずつ配置する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 5枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いに以下の手番を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時にゲーム終了。
自分の手番の進行
○ カードを引く
○ 行動を行う
以下の行動から、いずれか 1つだけを行う。
※行動を 1つも行えない場合は、ゲームに敗北する。。
※以下の行動と並行して、プレイヤーが保有するパワーアップアイテムを自分の英雄に対して使用することができる。
- 出撃: 手札の任意のカード 1枚を、自分の出撃エリアのいずれか空いている 1マスに英雄として配置する。
- 強化: 手札の任意のカード 1枚を、場の自分の同名キャラクター 1体と置き換える。
- 移動: 場の自分の英雄 1体を、移動可能な範囲で別のマスに移動させる。
○ バトル
今回の行動で“移動”を行い、移動先が相手英雄がいるマスであった場合、そのマスの英雄同士によるバトルが行われる。
各バトルの処理
▽ カードの効果を確認する
- バトルを行うそれぞれの英雄の、記載効果を確認する。
※パワーアップによって、効果が変動する場合もあるので注意すること。
▽ パワーを比べる
- それぞれバトルを行う英雄の記載パワー値に各種修正を加え、今回のバトルにおけるパワー値を算出する。
- それぞれのパワーの値を比較する。
- 値が大きい側が、今回のバトルに勝利する(同値の場合は手番プレイヤー側が勝利)。
※なお記載効果による勝利が発生する場合は、効果側のほうが優先される。
▽ 負けたカードを捨て札にする
- 今回のバトルで負けた側の英雄カードは、捨て札置き場に送られる(勝った側がマスに残る)。
○ パワーアップアイテムを取り除く
- パワーアップアイテムを乗せた状態で英雄が移動やバトルを行った場合、その乗せているアイテムが取り除かれて再配置される。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- カードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 火・水・風・地 の 4種類が存在する。
- 類似概念として属性とは別に、それぞれのキャラクターの所属先を持つ場合がある。
- 属性と所属はそれぞれ別の存在だが、いずれも相手カードの効果発動の条件として参照される場合がある。
● 強化について
- フィールド上にいる自分の英雄は、“強化”という行動によって能力を変化させることができる。
- 強化はフィールド上野英雄と手札の同一キャラクターのカードを置き換えることで強化され、従来のカードは捨て札となる。
- 強化は原作での同一キャラクター間で行われる。(フォーム名の有無など)カード名称が異なっていても、同じキャラクターならば強化可能となる。
※なお《ダークマスク海賊》と《ダークマスク戦士》は、それぞれ別のキャラクターとなる。
- 強化によって必ずしも強くなるとは限らない。移動のためにあえてパワーを落とす場合もある。
● 移動について
- フィールド上にいる自分の英雄は、“移動”という行動によってフィールド上の他のマスに移動することができる。
- 移動範囲は各カードごとに異なり、それぞれ 8方向のアイコンで記載されている。
なおカードはそれぞれ正位置で配置され、カード上面が相手方向(前面)となる。
- 各カードはアイコンで指示された 8方向のいずれかに移動できる。
ただし各方向のアイコンの色と数には意味があり、それぞれ以下の意味を持つ。
- 青 1つ: 常時その方向に 1マス進める。
- 青 2つ: 常時同一方向に 2マスまで進める。
- 緑 1つ: パワーアップアイテム使用時に、1マス進める。
- 緑 2つ: パワーアップアイテム使用時に、2マスまで進める。
- 青と緑が 1つずつ: 通常は 1マスで、パワーアップアイテム使用時は 2マスまで進める。
- 何もない: その方向には移動できない。
- その時点で移動可能な 1方向にのみ移動でき、途中で曲がることはできない。
- 移動を選択した時は必ず他のマスに移動すること。なお 2マス移動できる時は、1マスだけで移動を終えてもよい。
- 自分の英雄がいるマスやフィールド外には、移動できない。
- 2マス移動できる時に、他の英雄を飛び越えて 2マス目に移動することはできない。
- 相手の英雄がいるマスに移動することができ、その場合に“バトル”が行われる。
● パワーアップ アイテムについて
- フィールド上にはパワーアップアイテムというマーカーが点在し、獲得して使用することで英雄を一時的に強化できる。
- アイテムは原作におけるハロと思しき存在であるが、特に意志や個性は持たない。本作では共用のエネルギー源的な扱いを受ける。
- フィールドに 6か所あるパワーアップアイテムエリア上に、ゲーム開始時にそれぞれ 1つずつが配置される。
- 英雄がパワーアップアイテムエリアに移動した際にパワーアップアイテムが存在した場合、そのアイテムが獲得される。
獲得したアイテムは、プレイヤーのパワーアップアイテム置き場にて保有される。
- 自分の手番において、自分の英雄に保有するパワーアップアイテムを任意で使用させることができる。
またパワーアップ置き場から使用する代わりに、場の英雄から別の英雄に移すこともできる。
- パワーアップアイテムの使用は、自分の手番において、行動とは別に各手番ごとに 1回だけ行うことができる。
- 使用したパワーアップアイテムは、フィールド上の任意の自分の英雄の上に乗せられる。
- パワーアップアイテムを乗せられた英雄は移動能力や保有効果などが強化され、従来能力に加えて緑色の記載能力が使用できるようになる。
※つまり緑色のアイコンや効果を持たないカードは、パワーアップする意味が無いことになる。
- 自分のカードがパワーアップエリアに移動(およびそれに伴うバトル)が完了した時に、取り除かれる。
- 取り除かれたパワーアップアイテムは、アイテムが存在しない任意のパワーアップアイテムエリアに再配置される。
※再配置されたマスに自分の英雄がいる時は、即座に再獲得される。
※パワーアップアイテムエリア上でアイテムを乗せてバトルに負けた場合、再配置ではなく相手の獲得となる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 英雄カード (コスト不要)
- この世界に存在する SDキャラクターたち。場に英雄として配置される。
- その多くはガンダムであるが、ガンダム以外のモビルスーツ(モビルファイター)も存在する。
- パワーの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 8方向それぞれに対する移動アイコンを持ち、指定方向に移動することができる。
- 一部のカードは固有の効果を持つ。なお緑色の文字は、パワーアップ時にのみ使用することができる。
- “出撃”として自分の空いている出撃エリアに配置される。
その後“移動”によってフィールド内の他のマスに移動していくことができる。
- 移動により相手英雄と同じマスに入った時に、その英雄同士によるバトルが行われる。
- 移動で特定のマスに入った時に、そのマスを(一時的にではあるが)制圧した扱いとなる。
- バトルにおいて敗北した(パワーが相手より小さい)時に、捨て札置き場に送られる。
場の構成
出 | ■ | 出 | ■ | 出 |
PA | ■ | ■ | ■ | PA |
■ | ■ | PA | ■ | ■ |
■ | ■ | PA | ■ | ■ |
PA | ■ | ■ | ■ | PA |
出 | ■ | 出 | ■ | 出 |
- 英雄カードは、場という空間に存在する。
- 場は 5 * 6 の共用のフィールドで構成される(上図はフィールドの構成図)。
- フィールドの各マスには英雄が 1体ずつ存在でき、移動により隣接マスに移動する。
移動によって敵味方のカードが同じマスに存在する場合、バトルが行われる。
- フィールド内のマスの中でそれぞれの手前の 1列の中の 3マス(図の“出”のマス)が、それぞれの出撃エリアとなる。
手札のカードは、出撃マスのいずれかに配置することで英雄とあいて行動が可能となる。
- フィールド内のマスの中で点在する 6つの部分(図の“PA”のマス)が、パワーアップアイテムエリアとなる。
ここにはパワーアップアイテムが 1つずつ配置され、英雄がマスに到達することで獲得される。
- フィールドの他にそれぞれのパワーアップアイテム置き場という空間が存在し、獲得されたパワーアップアイテムが一時保管される。
- カードの使用後や敗北時は、捨て札置き場という空間へ送られる。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2021年6月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2021/6
| 63
| パック販売(6/250+税)
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