グランブルーファンタジー トレーディングカードゲーム

Last Update 2017/3/18 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは騎空団の団長となり、団員を率いて相手を撃破する。

● 原作
　ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』。

● 世界設定
　数多くの浮遊島で構成された世界。島々は騎空艇という空飛ぶ船をつかって交流し、いくつもの国家が形成された。 そして騎空艇を操作する騎空士たちは、それぞれ騎空団という組織を結成して貿易や冒険に明け暮れていたのである。

● 本ゲームについて
　ソーシャルゲームのTCGです。

基本構成

勝利条件

• 相手の団長を戦闘不能にする（すべてのアーマーを破壊した上で HP以上のダメージを与える）。
• 相手のデッキが尽きる（その瞬間）。

事前準備

● メインデッキ（1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 50枚ちょうど。
• 構築条件：
  　団員カードと召喚石カードで構成されていること。
  　同一 Noカードはデッキに 4枚まで。
  　召喚石カードはデッキに合計 8枚まで。

● 団長デッキ（1人分の補助デッキ）

• デッキ枚数： 1 ～ 5 枚。
• 構築条件：
  　団長カードのみで構成されていること。
  　同一 Noカードはデッキに 4枚まで。
  　カード記載の性別がすべて統一されていること。
  　初期配置用に、ランク 0の団長カードが 1枚以上投入されていること。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ （アーマー）： 5枚。上限は無し。
  ※直接のライフ概念ではなく、アーマーとなったカード + 無防備貫通の 1回がライフに相当。
• 開始手札： 5枚。上限は無し。
• マリガン： 任意で 1回（任意数をデッキの底に送り、同数引きなおす）。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻の 1ターン目には手札用カードを引かず、さらにバトルフェイズを飛ばす）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦 （団長・団員・宝晶石）： アクティブ状態。
• カード横 （団長・団員・宝晶石）： レスト状態。
• カード表向き （団長）： 使用中・使用済み。
• カード裏向き （団長）： 未使用。
• カード表向き （奥義ゲージ）： 奥義発動に使用可。
• カード裏向き （奥義ゲージ）： 奥義発動で使用済み。

● 基本構成細則

• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 無し（通常配置時にアクティブ状態）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（常にカードの形で存在）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 団員、キャラ名称単位で自軍ユニーク、先出し生存。
• 団長・団員のアタックは、相手の団長または団員のいずれか 1体を対象とする。対象は攻撃側が任意に選択するが、団員が存在しない時のみ団長を対象にできる。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれのメインデッキをシャッフルする。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のメインデッキから手札としてカードを 5枚引く。
• 必要に応じてマリガン処理を行う。
• それぞれ自分のメインデッキからカードを5枚引き、裏向きのままアーマーとしてアーマーエリアに配置する。
• それぞれの団長デッキからランク 0の団長カード 1枚を選択し、現在の団長として団長デッキの上に表向きで配置する。
  残りの団長デッキはその下に裏向きでまとめておく（第二の手札扱いとなる）。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特に無し。

ルール細則

基本ルール細則

● 属性について

• ほとんどのカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
• 属性は 火・水・土・風・闇・光 の 6種類が存在する。

● 宝晶石とランク・コストについて

• デッキで使用するカードは本来の役割とは別に、カードの配置条件としての宝晶石の役割を持つ。
• 宝晶石エリアにカードを表向きに配置することで、宝晶石となる。
• 宝晶石である間は、属性以外の記載情報は基本的には失われる。
• 団長がジョブチェンジを行う際には、新たな団長のランクの値が自分の場の宝晶石の枚数以下である必要がある。
  ※ランクの計算においては宝晶石の枚数のみが参照され、宝晶石の内容や状態は問われない。
• 場に団員を配置する際には、自分の場の団員のランク合計値が自分の場の宝晶石の枚数以下である必要がある。
  ※団長と団員のランク計算はそれぞれ独立して行われる（合算しない）。
• カードの記載効果にはコストの概念が存在し、使用するためには指定値分のコストを支払う必要がある。
• 通常のコストは宝晶石で支払われ、アクティブ状態の宝晶石1つをレスト状態にするごとに対応する属性のコストを1だけ払うことができる。
• 名前は似ているが、宝晶石と召喚石はそれぞれ別概念なので注意すること。

● 奥義ゲージについて

• デッキで使用するカードは本来の役割とは別に、奥義使用のための奥義ゲージの役割を持つ。
• 奥義エリアにカードを送ることで、奥義ゲージとして蓄積される。
• 奥義エリアはいわゆる捨て札置き場であり、戦闘不能となった団員カードや使用済みのカードなどが送られる。
• 奥義エリアに送られるカードは表向きで蓄積される。
• 裏向きのカードは自ターン終了時にチェインバーストとして相手に枚数分のダメージを与え、その後デッキの底に送られる。
• 奥義はアタックおよび追撃時に発動させることができる能力であり、表向きの奥義ゲージを指定値分裏向きにすることで使用できる。
  加えてバーストフェイズに裏向きになった奥義ゲージを用いてチェインバースト（追加のダメージ）を行うことができる。
  ※チェインバーストで使用した裏向きの奥義ゲージはデッキの底に送られる。

● アーマーについて

• デッキで使用するカードは本来の役割とは別に、団長を守るアーマーの役割を持つ。
• ゲーム開始時にデッキから裏向きに配置され、団長が HPを超えるダメージを受けるごとに1枚破壊される（表向きにして指定処理を受ける）。
• 破壊されたアーマーは表向きとなり、そのカード種類によって以下の処理が行われる。
  • 団員カード： 手札に加えるか、場にレスト状態で配置する。
  • 召喚石カード： 手札に加えるか、記載のトリガーを発動させる。さらに可能であれば団員を補充する。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ 団長カード（配置条件が存在）

• プレイヤーの分身。場に団長として配置される。
• プレイヤー自身という設定のため、カード名は固有名ではなくジョブと性別で構成されている。
• 団長デッキに入れて使用される。
• 団長デッキ全体で 1体の団長として機能する。
  ※まとめて配置するのでわかりづらいが、ニュアンスとしては表向きの分が場の団長（と転職前の姿）で裏向きの分が第ニの手札となる。
• ゲーム開始時にランク 0の状態で配置され、以後カードを変更しながらも団長としてはゲーム終了まで場に存在する。
• その時点で一番上にある表向きのカードの記載内容が、現在の団長の記載能力となる。
• ランクの値を持ち、ジョブチェンジの際の条件となる。
  ※ランクの値が宝晶石の枚数を超えない場合のみ、ジョブチェンジなどを行うことができる。
• ATK/ HPの値を持ち、自身も戦うことができる。
• ジョブの項目を持ち、ジョブチェンジの際に使用される。
• 一部のカードはそれぞれ独自の効果や奥義を持つ。
• アタックされたときに HP以上のダメージを受けた場合は、場のアーマーが破壊される。
  ※ダメージは判定値であり蓄積概念ではない。またアーマー破壊は各アタックごとに 1枚のみ。
  またアーマーが無い状態で HP以上のダメージを受けた場合は、戦闘不能となりゲームに敗北する。

※ ジョブチェンジについて

• 団長はジョブチェンジとして団長デッキの一番上のカードを入れ替えることで、自信を強化することができる。
  ※いわゆる進化概念である。
• 団長デッキにおいてまだ裏向きのカードの中から任意のカード 1枚を選び、団長デッキの一番上に配置することでジョブチェンジが行われる。
  ※団長デッキの下側部分のカードはいつでも内容を確認できるが、裏表の状態は勝手に変えないこと。
• 1ターンに付き 1回行うことができる。
• 未使用（裏向き）のカードのみがジョブチェンジに使用できる。
  ※表向きでデッキの下に重ねられたカードは、単なる使用済みとなる。団員のレベルカードのような役割や能力値修正などは何も持たない。
• 一部のカードはジョブチェンジアイコンを持ち、記載されたジョブチェンジ前部分のジョブが現在のジョブと一致する場合にのみ行うことができる。
• 重ねた結果、一番上のカードが新しい団長となる。
  ※ランクなどの配置条件は、上限開放後もきちんと守ること。
• 場におけるカード状態などは、上限開放前の状態が引き継がれる。

○ 団員カード（配置条件が存在）

• プレイヤーの部下たち。場に団員として配置される。
• メインデッキに入れて使用される。
• ATK/ HPの値を持ち、プレイヤーの武器／盾となる。
• ランクの値を持ち、配置条件として使用される。
  ※団員のランク数の合計値が、宝晶石の枚数を超えない範囲で場に配置することができる。
• それぞれの場に最大 3体まで配置できる。
• 自分の場に同一キャラは並存できない。代わりに上限開放として強化に使用できる。
• 一部のカードはそれぞれ独自の効果や奥義を持つ。
• アタックされたときにHP以上のダメージを受けた場合は、戦闘不能となり奥義ゲージに送られる。

※ 上限開放について

• 場の団員は、上限開放として同一キャラのカードを重ねることで自信を強化することができる。
• 上限開放はいわゆるレベルアップ進化で、どの団員も（準備が整えば）行うことができる。
• 上限開放は、場の団員の上に手札の同一キャラのカードを重ねることで行われる。
• 1ターンに付き 1回行うことができる。
• 重ねた結果一番上のカードが新しい団員となり、重ねられた下のカードがレベルカードとなる。
  ※ランクなどの配置条件は、上限開放後もきちんと守ること。
• 能力値は新たな団員カードの記載内容が適用される。ただし下にあるレベルカード 1枚ごとに、ATK +2, HP +2 の追加修正が加えられる。
  また場におけるカード状態などは、上限開放前の状態が引き継がれる。
• 上限開放中の団員が（戦闘不能などで）場を離れることになる場合は、代わりにレベルカード 1枚が破棄（奥義ゲージ送りに）されることで団員自身は場に残る。
  ※要するにレベルカードが団員用アーマーとなり、1レベルダウンで本体破壊を免れる。なお能力値修正はその分減るので注意すること。

● 瞬間的に使用するカード

○ 召喚石カード（コスト必要）

• プレイヤー用の使い捨ての道具。記載効果はさまざま。
• メインデッキに入れて使用される。
• 手札から使用し、使用後は奥義エリアに送られる。
• 一部のカードはトリガーを持ち、以下の場合に任意で発動することができる。
  • デッキから宝晶石に送られた時。
  • （破壊された）アーマーから公開された時。

場の構成

• 永続カードは、場という空間に存在する。
• それぞれの場は団長エリアと団員エリアという空間に大別される（上図は場の構成図）。
• 団長エリアにはゲーム開始時に団長デッキが配置され、その時点で表向きのカードが現在の団長の状態となる。
• 団員エリアには団員を配置することができ、最大で3体の団員を配置できる。
• 場のほかに、アーマーエリアや宝晶石エリアといった空間が存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は奥義ゲージという空間に集められる。

商品情報

● メーカー： バンダイ
○ 発売開始： 2016年5月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
第1弾	2016/5	118	ブースター（6/300+税）、カードダス（6/300）
愛憎の覚醒	2016/7		構築済みデッキ（53/1500+税）
第2弾	2016/8	118	ブースター（6/300+税）、カードダス（6/300）
第3弾	2016/11	118	ブースター（6/300+税）、カードダス（6/300）
第4弾	2017/3	118	ブースター（6/300+税）、カードダス（6/300）

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