ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『妖怪ウォッチ』のルール解説。
|
妖怪ウォッチ とりつきカードバトル
Last Update 2015/1/17 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント押しつけ戦。プレイヤーは日本の小学生となり、ともだちとなった妖怪を率いて相手を撃退する。
● 原作
コンシューマーゲーム『妖怪ウォッチ』シリーズ。
TVアニメ『妖怪ウォッチ』。
● 世界設定
この世には科学では説明のつかない不思議な現象が存在する。それらはすべて妖怪の仕業である。
● 本ゲームについて
アニメ放映と同時に人気を爆発させた妖怪ウォッチのTCGです。
メダルやデータカードダスなどコレクションアイテムは既に登場していますが、本作は原作ゲームなどとの連動要素がない独立した存在となっています。
※本ページでは初期ルールについて説明します。
基本構成
勝利条件
- 相手の“気絶おきば”に存在する妖怪カードの合計てんすうを 6点以上にする。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 15枚以上。
- 構築条件:
同一番号カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント (気絶おきばの合計てんすう): 0点。以後蓄積する。
- 妖気(妖気おきばのカード枚数): 0枚。以後増減する。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: 手札に妖怪カードが無い時に本人のみ。現行手札はすべて破棄。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(配置時に元気状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 妖怪の攻撃は常に相手妖怪との 1 対 1で行われ、対象の指定はアタック側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- 先攻・後攻を決定する。
- 先攻が 1 ~ 3体の間の任意数だけ、手札から妖怪を召喚(配置)する。
※召喚 1体につき、デッキからカードを 1枚引き裏向きのまま妖気として妖気おきばに配置する。
- 後攻が 1 ~ 3体の間の任意数だけ、手札から妖怪を召喚する(妖気も配置すること)。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドロータイム
○ メインフェイズ
以下の行動を任意に行う。
- 手札から妖怪を召喚する。
※場に 3体まで。開始時同様、召喚 1体ごとに妖気を1枚配置すること。
- 自分の場の元気状態の妖怪を手札に戻す。
※戻す代償? として、任意の妖気1枚をデッキの一番上に戻す。
※自分の場に他の妖怪がいない場合と、妖気が存在しない場合は戻すことができない。
- 手札のイベントカードを使用する(1ターンにつき 1枚のみ)。
○ バトルタイム
- ターンプレイヤーがアタック側・相手がブロック側となり、場の妖怪単位で任意で以下のアタックを行う。
各アタックの処理
▽ 妖怪でアタック!
- 自分の場の元気状態の妖怪1体を選択する。その妖怪が今回のアタックを行う。
- アタックする妖怪を休憩状態にし、「アタック!」と言ってアタックを宣言する。
- アタック側が相手の妖怪から任意の1体を選択し、今回のアタック対象とする。
▽ バトルする方法を選ぼう!
- アタック側が、アタックする妖怪に複数記載されているバトル方法の中から、任意の 1種を選ぶ。
※選択したバトル方法が妖気を消費する場合、妖気おきばから指定値分の妖気をそのバトルを行う妖怪の下に移動させる。
- ブロック側が、アタック対象の妖怪に複数記載されているバトル方法の中から、任意の 1種を選ぶ。
▽ 「とりつく」しよう!
- アタック側が任意に“とりつく!”を行う。とりつく場合は以下のいずれかの方法で行う。
- デッキからとりつく! :
デッキの一番上のカードをめくる。
めくったカードがアタック中の(アタックする/対象となる)妖怪にとりつく条件を満たす場合は、その妖怪につける形で場に配置する。
条件を満たさなかったりイベントカードの場合は、めくったカードを手札に加える。
- 手札からとりつく! :
手札からアタック中の妖怪にとりつく条件を満たすカードを任意数選択する。
選択したカードをアタック中の妖怪につける形で場に配置する。
- ブロック側が任意に“とりつく!”を行う。
▽ BPをくらべよう!
- それぞれ今回のアタックにおける最終的なBPが決定する。
- アタックする妖怪と対象の妖怪のそれぞれの BPを比較し、値が大きいほうが勝利する。
- 勝敗の結果により、以下の処理を行う。
- アタックする妖怪が勝った場合:
ブロック側のアタック対象の妖怪が気絶させられる(気絶おきばに送られる)。
ブロック側は、アタック対象の妖怪の記載てんすうの値分だけ妖気をためる(デッキから妖気おきばにカードを送る)。
- アタック対象の妖怪が勝った場合: 特に無し。
- 引き分けの場合: 特に無し。
- いずれかの場の妖怪が 0体になった場合、そのプレイヤーは妖怪が出るまでデッキをめくり出た妖怪を召喚する(妖気も配置)。
めくっって召喚できなかったカードはすべてトラッシュに送る。
▽ かたづけよう!
- 今回“とりつく!”で場の妖怪につけたカードは、すべてそれぞれの持ち主のトラッシュに送る。
- 今回それぞれの妖怪につけた妖気は、すべてそれぞれのデッキの上に送る。
○ エンドタイム
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 種族について
- 妖怪カードには属性概念として種族が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 種族は原作準拠であり、プリチー族 など 8種類が存在する。
● 妖気について
- カードにはコスト概念として妖気が存在し、バトル方法の一部や妖怪を戻すときなどに指定値分の妖気を支払う必要がある。
- すべてのカードは本来の目的とは別に、妖気として使用される。
- 妖気おきばに裏向きに配置されたカードが、妖気として使用される。
- 妖怪を1体召喚した際にデッキから妖気おきばに 1枚の妖気が配置される。
また妖怪が気絶した場合、てんすうの値分の妖気が配置される。
- 妖気おきばの任意の妖気1枚をデッキの一番上に戻すことで、1つ分の妖気が支払われる。
なおバトルで使用する際は、直接デッキに行かず一時的にバトルを行う妖怪の下に送られ、アタック終了時にデッキに送られる。
- 妖気おきばに存在する妖気のカード内容は一切確認できない。使用後も内容を確認することなくデッキに送られる。
● とりつく! について
- 妖怪カードには本来の使用法とは別に、他の妖怪に“とりつく!”という使用法が存在する。
- アタック中に場の妖怪にとりつくことで、アタックする/対象となる妖怪の BPなどを強化する。
- とりつく際にはそれぞれ個別条件が指定されており、条件を満たす妖怪にのみとりつくことができる。
- 基本的に場の自分の妖怪にとりつくが、一部相手の妖怪にとりくつカードも存在する。
- 1回のアタックごとに、アタック側がとりつきを行った後でブロック側が行う。
- とりつくカードはデッキから用意する場合と手札を使用する場合の2種類の方法が存在する。
デッキから用意する場合は 1枚のみで、失敗すると手札となる。
手札を使用する場合は、可能であれば何枚でもつけることができる。
- 各アタック終了時に、とりついたカードはすべて自分のトラッシュに送られる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 妖怪カード (コスト不要)
- プレイヤーのともだち。場に妖怪として配置される。
- 複数のバトル方法を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 各バトル方法には、それぞれの BP(バトルポイント)や使用妖気などが記載されている。
※さらに 戦・技・術 のいずれかの区分に属し、一部バトル方法は独自のアイコンも持つ。
ただしこれらの項目は普段は参照されない。
- てんすうの値を持ち、敗北条件として使用される。
- 種族とランクの値を持ち、他の妖怪カードがとりつく際の条件などに使用される。
- 場に3体まで配置できる。妖気を払って手札に戻すこともできるが、常に最低1体は場に存在する必要がある。
- 相手にアタックされ、なおかつBP対決で負けた場合気絶する(気絶おきばに送られる)。
- 本来の妖怪としての目的以外に、アタックの間に場の他の妖怪にとりつくことができる。
● 瞬間的に使用するカード
○イベントカード (コスト不要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- 自ターンのメインタイムごとに 1枚だけ使用できる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場には最大 3体の妖怪を配置できる。
- 場のほかに、妖気おきばという空間が存在する。
- とりつく!や瞬間使用カードの使用後はトラッシュという空間に集められる。
- 妖怪がアタックで気絶させられた時は、気絶おきばという空間に集められる。
- トラッシュと気絶おきばは似ているが、両者は明確に区別される。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2014年5月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スタートパック 第1弾
| 2014/5
|
| 構築済みデッキ(15/500+税)
|
第1弾
| 2014/5
| 50
| ブースター(5/150+税)、カードダス(3/100)
|
第2弾
| 2014/7
| 80
| ブースター(5/150+税)、カードダス(3/100)
|
スタートパック 第2弾
| 2014/10
|
| 構築済みデッキ(15/500+税)
|
第3弾
| 2014/10
| 80
| ブースター(5/150+税)、カードダス(3/100)
|
第4弾
| 2015/1
| 80
| ブースター(5/150+税)、カードダス(3/100)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆