ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ブレイクジョーカー』のルール解説。
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ネットカードダス
仮面ライダー ブレイクジョーカー
Last Update 2014/2/22 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはライダー世界の住人となり、仮面ライダーや怪人たちの力で相手を撃破する。
● 原作
TV特撮『仮面ライダー』シリーズ。
● 世界設定
それぞれが独立した各仮面ライダーの世界。ただ一度ディケイドが破壊してしまったせいか、かなり頻繁に世界が繋がってしまい、その都度ライダーの共闘が始まるのである。
● 本ゲームについて
ネットカードダスの一作で、仮面ライダーをテーマとしています。
ネットカードダスは実際に購入したカードのデータをオンラインゲームに登録して遊ぶものですが、本作はオンラインに繋がずとも購入したカード(リアルカード)のみで遊ぶことができるようになっています。
なお本作のルールは、オンライン(本作ではスマホ専用)用もリアルカード用も共にブラックジャックにポーカーを足したようなシステムで根底はどちらも同じなのですが、
画面サイズや技の再現などの都合で細部はまったくの別物となっています。ここではリアルカード用のルールについて説明します。
基本構成
勝利条件
- ラウンド終了時に、相手のHP(ヒットポイント)を0にする。
※同時に0となった場合は引き分け。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 12枚ちょうど。
- 構築条件:
同一BJナンバーのカードは、各ナンバーごとにそれぞれデッキに3枚まで。
裏面が不透明のカードスリーブを装着していること。
※カード裏面にはオンラインゲーム用のデータが記載されているためスリーブ必須。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示カウンター: 引き分け回数表示用などを適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(HP): 10。上限も同じ。
- 引き分け回数(引き分けが続いた数): 0。以後増減する。
- 開始手札: 無し。手札概念が存在せず、ラウンドごとにデッキシャッフル。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先手は1ラウンド目から普通に行動を行う)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 通常状態
- カード横: スキル使用状態
- カード裏: 各ラウンドの最初の配置カード
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(ラウンドごとに全カードシャッフル)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(デッキ自身が蓄積コストとなる)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルはプレイヤー同士の1対1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
全体の基本進行
ラウンドと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかのヒットポイントが0となった時ゲーム終了。
※先手・後手については、各ラウンドごとで変化する。
ラウンド(1回の大規模手順)の進行
○ スタートステップ
- それぞれのデッキをシャッフルして配置する。
※前ラウンドで捨て札置き場に置かれたカードも含めてシャッフルすること。
- 先手・後手を決定する。前ラウンドの攻撃プレイヤーが先手となる。
※ゲーム開始時や引き分けだった場合は前回の先手がそのまま先手となる。
- それぞれ自分のデッキからカードを1枚引き、内容を確認した上でデッキの右側に裏向きに配置する。
- それぞれ自分のデッキから“ドロー”を行う。
具体的にはデッキからカードを1枚引き、デッキの右側のカードの並び列の最右端に繋がるように表向きに配置する。
※本ゲームには手札が無いため、ドローも本ゲーム専用の処理が行われる。
○ メインステップ
先手から交互にターンと呼ばれる手番を繰り返し、双方が「ホールド」を宣言した時点で本ステップを終了する。
ターン(1回の手番)の進行
以下の処理のいずれか1つを行う。
- ドロー: 自分のデッキからカードを1枚引き、カードの並び列の最右端に表向きに繋げて配置する。
※オンラインゲーム上ではカード配置は5枚までらしいが、本ゲームでの配置上限は特に指定されていない。
- スキル: 自分の最右端の通常状態のカードの記載効果を使用する。
※スキルを使用したカードは横向きにする(今ラウンドはそのカードの効果を再び使用できない)。
- ホールド: 準備完了を宣言する(以降の自分のターンを放棄する)。
※デッキが尽きた(次にドローもスキルも行えない)場合は、無条件でホールドを宣言する必要がある。
※相手がホールドしても、こちらはホールドしない限りは繰り返しターンを行える。
メインステップ終了時に、それぞれ「ブレイクジョーカー!」と叫び、スタートステップで裏向き配置したカードを表向きにする。
※これにより、今ラウンドでの自分の場に配置したカードが完全に確定する。
○ バトルステップ
▽ バトル判定
- それぞれ各種修正を加えたBJナンバーを合計し、今回の合計BJナンバーを算出する。
※それぞれが場に配置した(デッキと捨て札を除く)全カードの記載BJナンバーの値を合計する。
※BJナンバーのAについては、それぞれ1か11のどちらか任意の数値として計算する。
※合計が22以上となる場合、合計BJナンバーは最終的に一律で0となる。
- それぞれの合計BJナンバーを比較し、値の大きい(21に最も近い)側が今回の攻撃プレイヤーとなる。
※値が同じ場合は引き分けとなり、どちらも攻撃プレイヤーにならない。
▽ ダメージ判定
- 攻撃プレイヤーは、基本ダメージに各種修正を加え、今回の攻撃ダメージを算出する。
※基本ダメージは場に配置したカードの枚数の値であり、これに引き分け回数とコンボ修正、効果修正などの値を加える。
- 攻撃プレイヤーは、相手に今回の攻撃ダメージを与える(相手は受けた攻撃ダメージ分だけHPを減らす)。
- 今回攻撃プレイヤーがいる場合、引き分け回数(引き分けが続いた数)が0になる。
引き分けだった場合は引き分け回数が +1される。
○ ラウンド終了
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- カードには属性の概念が存在し、コンボの作成などさまざまな場面で使用される。
- 属性はトランプと同じ スペード・ハート・ダイヤ・クラブ の4種類が存在する。
- 現状は複数属性や無属性、全属性などは存在しない。
- 本ゲームにおいては、それぞれのキャラクターが登場した作品名が属性に近い概念として用いられている。
● コンボについて
- 自分の場に配置したカードすべてが特定の条件で揃っている場合、専用のコンボが発動する。
- 発動することで、攻撃ダメージに一定の修正が加えられる。
- 基本的には異なるコンボの修正は累積する。
- コンボの中で“ブレイクジョーカー!”だけは特別で、これを満たす場合は他のコンボの影響は受けない(効果などの影響は受ける)。
なぜならこのコンボは攻撃が(ほぼ)確定したことを祝う特別な存在だからである。
- 本作におけるコンボは以下のとおり。
名称 |
効果 |
発動条件 |
ブレイクジョーカー!
| 基本ダメージを5に変更
| 合計BJナンバーが21ちょうど。
|
フルカラー
| ダメージ +1
| 合計が21以外で、属性が4種ある。
|
フラッシュ
| ダメージ +1
| 合計が21以外で、属性が1種で統一。
|
ストレート
| ダメージ +1
| 合計が21以外で、BJナンバーで昇順に並べると全数値が連番になる。
|
スリーナンバー
| ダメージ +1
| 合計が21以外で、同一BJナンバー3枚が揃う。
|
ワールドボーナス
| ダメージ +1
| 合計が21以外で、作品名が1種で統一。
|
● コストについて
- 一部のカードには個別の効果が存在し、スキル処理において効果内容を使用する際に指定分のコストを支払う必要がある。
- コストは自分のデッキの一番上のカードを破壊する(裏向きに捨て札置き場に送る)ことで支払うことができる。
- デッキから1枚のカードを破壊するごとに、コストが1だけ支払われる。
- コストが不足する(デッキ枚数が足りない)場合、効果を使うことができない。
- コストとして支払われたカードは、そのラウンド中は確認できないので注意すること。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ゲーム用カード(配置コスト不要)
- 仮面ライダーや敵怪人など。ただし本ゲームは数字の21を作るゲームであるため、キャラクターそのものは重要ではない。
- BJナンバーを持ち、攻撃権利獲得などに用いられる。
BJナンバーは Aから 7までの7種が存在し、このうちAは各計算時に1か11のどちらか任意の数値として使用する。
- 属性を持ち、攻撃時のコンボ作成などに用いられる。
- 出展の作品名を持ち、攻撃時のコンボ作成などに用いられる。
- 大抵はスキル用の効果を持ち、コストを支払うことで記載の効果内容を発揮する。
- 本カード用のゲームでは直接用いないが、オンラインゲーム用の各種データが記載されている。
- 各ラウンドごとに一定枚数を並べることで使用し、次のラウンド開始時に全カード一律でシャッフルされて再使用される。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はデッキから右側へとひたすら一直線に伸びる空間として存在する。
- コストとして支払われたカードは捨て札置き場という空間に裏向きに集められる。
- 捨て札置き場のカードは、プレイヤー本人も内容を確認できない。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2013年8月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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第1弾
| 2013/8
| 52
| ブースター(3/315)、カードダス(2/200)
|
第2弾
| 2013/10
| 51
| ブースター(3/315)、カードダス(2/200)
|
第3弾
| 2014/2
| 51
| ブースター(3/315)、カードダス(2/200)
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