ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『神羅万象』のルール解説。
|
神羅万象 カードゲーム
Last Update 2006/10/3 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライブラリ破壊戦。プレイヤーは部族連合の長となり、部下である戦士たちを率いて相手を粉砕する。
● 原作
玩具菓子『神羅万象』。
● 世界設定
はるか昔に1つの大陸が5つに分かれた世界でのこと。神々の末裔である獣人たちの種族が、分裂したそれぞれの大陸で繁栄していた。
やがてこれらの種族同士が対立し、それぞれが抗争を始めるまでに険悪になっていく。しかし、この戦いは仕組まれたものだったのである。
● 本ゲームについて
ウエハースチョコのおまけカードのTCGです。もともとのカード自体がTCGを強く意識していたものであるだけに、TCGとなっても何ら違和感はありません。
でもカードが原作のカードで絵柄も同一というのでは、集めるのが二度手間という気もするのですが。
基本構成
勝利条件
- 相手のデッキが尽きる(0枚となることが確定した時点)。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
同一カードはデッキに3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキそのものがライフに相当する。
- 開始手札: 各手番ごとに5枚。各手番終了時に手札は0枚となる。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻、後攻ともほぼ同時タイミングでカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し(別概念による調整が存在)。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 召喚酔い: 考慮不要。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 考慮不要(蓄積コストの概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 考慮不要(ダメージの概念が存在しない)。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルはそれぞれのカード同士による1対1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
全体の基本進行
手番と呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※同一手番内で各プレイヤーの行動が交互に行われる。先攻の概念は存在するものの、いわゆるターンプレイヤーとは概念が異なる。
1回の手番の進行
○ スピードトライアル
- デッキからカードを5枚引き手札に加える。
※ただしデッキが5枚以下の場合は、1枚だけデッキとして残し、それ以外すべてを手札とする。
- 先攻プレイヤーから順に、交互に手札から任意枚数のカードを場に出す。
そのときに、カードに記載されたスピードの値の合計値(この手番でこれまでに自分が出したカードすべての累計値)が、
必ず相手の直前の合計値よりも大きくなければならない(先攻の1回目のみ、数値を気にしなくてすむ)。
※この処理を、どちらかがカードを出せなくなるか負けを認める(カードを出すのをやめる)かまで続ける。
- 最後にカードを出したプレイヤーが今回の勝者となり、次の処理(スクランブルバトル)と次の手番における先攻となる。
- それぞれが手札と使用したカードは、以下のように破棄する。
- 勝者が使用したカードと未使用分のカード: デッキの一番下に戻す。
- 敗者が使用したカード: 捨て札となる。
- 敗者の未使用分のカード: デッキの一番下に戻す。
○ スクランブルバトル
- 先攻が攻撃側、後攻が防御側となり、バトル(後述)を繰り返す。
- 先攻が1回目のバトルで敗北した場合に限り、“逆襲”として後攻が攻撃側、先攻が守備側となりバトルを繰り返す。
- バトルは勝利条件を満たすか、攻撃側がバトルで敗北する(先攻1回目を除く)まで繰り返される。
各バトルの処理
- 攻撃側がデッキの一番上のカードを1枚めくって表向きに場に配置する。
- 攻撃側場に配置したカードの記載パラメータのうち、今回使用するパラメータを選択し、値を宣告する。
- 守備側がデッキの一番上のカードを1枚めくって表向きに場に配置する。
- 守備側が場に配置したカードの記載パラメータのうち、攻撃側が選択したパラメータの値を宣告する。
- それぞれのパラメータの値を比較し、値が大きい側が勝利する。
- それぞれが使用したカードは、以下のように破棄する。
- 勝者が使用したカード: デッキの一番下に戻す。
- 敗者が使用したカード: 捨て札となる。
バトル終了後、自動的に手番が終了する。
※スクランブルバトルの処理は、次の手番の先攻と後攻の決定には無関係であることに注意すること。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
カード構成
● 瞬間的に使用するカード
○ ゲームカード
- プレイヤーの部下となる戦士たち。
- スピード/ライフ/スキル/魔力の項目を持ち、プレイヤーの武器となる。
これら4項目は、すべてバトルにおける戦闘パラメータ値として使用される。
- スピードの値はバトルのほかに、スピードトライアルで攻撃権利を獲得するためにも使用される。
- 使用後は各処理ごとに破棄される。ただし処理の勝敗により破棄の行方が変化する。
- いわゆるコストの概念は存在しない。
場の構成
- カードは場という空間に存在する。
- 各処理で敗北したカードの使用後は、捨て山という空間に集められる(勝利カードや未使用のまま破棄されるカードは山札に戻される)。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2006年6月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
第1弾
| 2006/6
| 61
| 構築済みスターター(30/840)、ブースター(6/158)、カードダス(4/100)
|
第2弾
| 2006/9
| 56
| ブースター(6/158)、カードダス(4/100)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆