トレーディングカードゲーム
レンジャーズストライク

Last Update 2011/3/28 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦による打撃戦。プレイヤーは戦隊たちの司令官（司令コンピュータ）となり、部下である戦士たちを率いて相手に一撃を加える。

● 原作
　TV特撮番組『スーパー戦隊』シリーズ。
　TV特撮番組『仮面ライダー』シリーズ。
　TV特撮番組の、いわゆる『メタルヒーロー』シリーズ。
　東映製のTV特撮番組のシリーズ。

● 世界設定
　これまで地球を守ってきたさまざまな戦士たち。
特にカラフルな特殊スーツに身を包んだスペシャルチームは強力な専用装備もあいまって幾多の危機を乗り越えてきた。
彼らは平時でも自らの鍛錬に余念が無い。定期的にチーム交流をかねて仲間同士での模擬戦闘を行っているのである。

● 本ゲームについて
　戦隊シリーズ30周年記念のTCGです。
個別の戦隊TCGはこれまでにもいくつか出ていますが、今回は歴代の戦隊シリーズが総登場という豪華な作品です。
テーマが戦隊ということもあり、チームによるコンビネーションを重視したシステムになっています。

基本構成

勝利条件

• 相手にダメージを 7点以上与える（パワーゾーンの裏向きのカードが 7枚以上になる）。
• 相手のデッキが尽きる（引くべき時に引けない）。

事前準備

● デッキ （山札： 1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 40枚以上。
• 構築条件：
  　同名カードはデッキに 3枚まで（ただしコマンダーカードは同名対象に含まない）。
  ※初期シリーズなど一部のカードは裏面が異なるため、混ぜて使用する場合は裏面が不透明なスリーブ使用が必要となる。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• 敗北ポイント （ダメージ）： 0枚。以後蓄積する。
• 開始手札： 7枚。上限は無し。
• マリガン： 無し（ただし一部カードの効果により行われる場合もある）。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻は 1ターン目のスタートフェイズを飛ばす）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦： リリース状態。
• カード横： ホールド状態。

● 基本構成細則

• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 可能（専用レギュレーションとして 4人用のタッグストライクが存在）。
• 召喚酔い： 無し。
• 手番を跨ぐコスト蓄積： 無し（カードから独立したコスト概念は存在しない）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• ユニットの攻撃は相手プレイヤーまたはユニット1体を対象とし、対象は攻撃側が選択する。

ゲームの流れ

開始準備

• コマンダーカードを使用する場合、デッキからコマンダーカードを1枚取り出し裏向きに配置する。
• それぞれのデッキをシャッフルする。
• それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 7枚引く。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれコマンダーカードを表向きにする。
  カード記載効果がゲーム開始時に発動する物である場合、先攻から順に効果を発揮する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● カテゴリーとコマンドゾーン

• すべてのカードにはカテゴリー（属性）が存在し、カード使用などで影響を及ぼす。
• カテゴリーは ワイルドビースト・オーバーテクノロジー・ミスティックアームズ・アーステクノロジー・ダークアライアンス の 5種類が存在する。
• カードの本来の目的で使用する場合、カードのカテゴリーと同一のコマンド 1枚分が必要となる（コマンドは厳密にはコストではないが、一般 TCGでいうコストとほぼ同一の概念となる）。
  それに加えて、パワー条件も満たす必要がある。
• コマンドは、コマンドゾーンに配置されたカードをホールド状態にすることで発せられる。
• すべてのカードはコマンドゾーンに配置することで、コマンド発生用のカードとして使用することができる。
• コマンドゾーンに配置されたカードは、配置された時点で本来のカードの目的で使用することはできなくなる。
• コマンドゾーンには最大 5枚のカードを配置することができる（効果等で上限を超える場合は、先出し生存とする）。
• コマンドゾーンにカードを配置する場合は、表向きにリリース状態で配置すること。
• 一部のカードは、マルチカテゴリーとして複数のカテゴリーを併せ持っている。

● パワーゾーン

• 現在のプレイヤーの気力的概念を示す度合いとして、パワーゾーンが存在する。
• またパワーゾーンはダメージゲージを兼ねており、結果的にピンチになるほど強くなるシステムとなっている。
• カードの本来の目的で使用する場合、カード記載の必要パワーの値が現在の自分のパワーゾーンのカード枚数以下である必要がある
  なお必要パワーの部分に“+”と付いているものは、それぞれ追加の配置条件（ゾードアップなど）が別途し、 必要パワーの部分に“-”と付いているものは、必要パワーを満たしていなくても配置できる個別の代替手段（パワーアップ）が存在する。
• プレイヤーのパワーはパワーゾーンの総枚数で表され、ダメージは裏向きのカードの枚数のみで表される。
• すべてのカードはパワーゾーンに配置することで、パワー用のカードとして使用することができる。
• パワーゾーンに配置されたカードは、配置された時点で本来のカードの目的で使用することはできなくなる。
• チャージフェイズにパワーゾーンにカードを配置する場合は、表向きに配置すること。
• プレイヤーがダメージを受けた場合、ダメージ分だけパワーゾーンの表向きのカードを裏向きにする。
  表向きのカードが無い場合は、山札からダメージ分（または差分）だけカードを裏向きに配置する。
• パワーゾーンのカード配置上限は存在しない。

● コンビネーション

• ユニットがバトルフェイズにバトルエリアに移動した時、その並び順によって発動する特殊能力のこと（例外有り）。
• コンビネーションにはいくつかの種類があるが、それぞれは互いに独立した概念である。
• コンビネーションの種類は以下の通り。

○ ナンバー コンビネーション

• 一般的な連携攻撃を再現したもの。
• ユニットのコンビネーションナンバーの値が、そのユニットが現在バトルエリアで左から何番目にいるかの値と同じ場合に発動する。
• ストライク欄の値が分数になっている場合、その分母部分も実質ナンバーコンビネーションとして扱われることになる （あくまで別概念なので、分母とナンバーコンビネーションを双方併せ持つカードも存在する）。

○ ジョイント コンビネーション“L”

• 《ガオキング》に対する百獣のような、巨大ロボとのパーツ交換ができる助っ人メンバーを再現したもの。《タイムロボ》のような同一機体のパーツ組み替えとは別概念。
• このユニットではなく、対象となる相棒（原則として同一カテゴリーの Lユニット）に効果を追加する効果である。
• そのユニットが現在バトルエリアで相棒の直前（左側）にいる場合に発動する。
• この能力を保有するカードは、コンビネーションナンバー部分に“L”と記載されている。
• 対象としての条件を満たしていれば、相棒の内容（原作の出自が違うとか、合体や変形をしないかどうかなど）は問われない。
• あくまでコンビネーションとしての左側（L）であり、実際にロボの左側パーツとなるかどうかとは無関係。 またユニットサイズの“L（巨大サイズ）”とも直接は関係ない。

○ ジョイント コンビネーション“R”

• ジョイントコンビネーションの右側（R）版。実際に右側パーツとなるかどうかとは無関係。
• このユニット自身が効果を発揮する（ジョイントコンビネーション“L”とは効果対象が異なることに注意）。
• そのユニットが現在バトルエリアで対象となる相棒の直後（右側）にいる場合に発動する。
• この能力を保有するカードは、コンビネーションナンバー部分に“R”と記載されている。
• 対象としての条件（原則として同一カテゴリーのLユニット）を満たしていれば、相棒となるロボ自身の内容を問わないあたりは“L”の場合と同じ。

○ ライディング コンビネーション

• 仮面ライダーをはじめとする、バイクを使用した戦術。
• この能力を保有するカードは、コンビネーションナンバー部分に“RC”と記載されている。
• この能力を保有するカードは、ビークルカードに対しての乗り降り（ライド／ ライドオフ）が可能となる。
• 他のコンビネーションとは概念が異なる存在で、ライドオフしたタイミングで効果が発動する。
• 他のコンビネーションとは異なり、バトルエリアでの並び順は効果の発動に無関係である。
• 基本的に他のコンビネーションとは関わりを持たない別概念だが、他のコンビネーションを発動させるための並び順番操作に使用することができる。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ ユニットカード （配置条件存在）

• プレイヤーの部下となる戦士や専用兵器たち。原作における敵部隊も登場する。
• BP（バトルポイント）・SP（ストライクポイント）を持ち、プレイヤーの武器となる。
• コンビネーションナンバーと専用の能力を持ち、バトルエリアで対応する順番になった場合に能力が発動する。
• バトルにおいてBP以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージは個別バトルごとに初期化される。
• マシンやロボなどは、各カードごとに“ゾードアップ”と呼ばれる個別の専用配置条件（搭乗や合体など）を満たす必要がある。
• S・M・L・XL・SC（スクランブル）といった、さまざまな大きさ（サイズ）が存在する。

○ ビークルカード （配置条件存在）

• 戦士たちが使用する専用兵器。ただしユニットのそれと異なり単独での戦闘能力は無い。
• 原則的には仮面ライダーのバイクを指すが、非戦闘用の移動メカなども含まれる。
• ユニットに準ずる存在として場に配置される。
• このカードにユニット1体を重ねる（ライドする）ことができ、ライドすることで 2枚 1組の“（ビークルに登場した）1体のユニット”として扱われる。
• 原則的に、ライディングコンビネーションを持つカードのみがライドできる。
• ライドしているユニットは任意でビークルから降りて（ライドオフして）別々の存在となることができる。
• ライドオフはラッシュエリアにいる時の他、バトルエリアに移動した直後に行うことができる。
• ライドオフした場合、ビークルが左側（元の位置）でユニットが右側（追加位置）に配置される。
• 単独ではバトルエリアへ移動できない。必ずユニットにライドされている必要がある。
• バトルエリアにいても、ビークルカード自身はバトルできず、バトルの対象ともならない。
• バトルエリアに単独で存在する場合、コンビネーションにおける順番計算の対象となる。
• ユニット同様にサイズなどの概念を持つ。

○ コマンダーカード （配置条件無し）

• 部隊の司令官。ある意味プレイヤー自身を再現したもの。
• 特定レギュレーションにおいて使用される。
• 他のカードとは別概念であり裏面の絵柄が異なる。また表面も横向きのデザインとなっている。
• 使用する場合は場の付近（外側）に配置される。
• 基本的にはゲーム開始時に効果を発揮する。

● 永続・瞬間的に使用するカード

○ オペレーションカード （使用条件存在）

• 戦士たちの得意技や特殊技能など。
• 永続、瞬間使用などの効果は各カードごとに異なる。
• 場に永続する常駐カードはそれぞれの場に各1枚だけ配置でき、新たなカードを配置した時に前のカードは捨て札となる。

場の構成

• 永続カードは、場という空間に存在する。
• 場はユニット用のラッシュエリアとバトルエリアに大別される。
  また常駐オペレーション置場、コマンドゾーン、パワーゾーンといった専用空間も存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。

商品情報

● メーカー： バンダイ
○ 発売開始： 2006年2月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
Legend. 1	2006/2	70	スターター（40/1000）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 2	2006/5	52	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 3	2006/8	56	構築済みスターター（40/1000）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 4	2006/11	64	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 5	2007/3	105	スターター（40/1000）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
THE MASKED RIDER EXPANSION Vol. 1	2007/6	78	スターター（40/1000）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 6	2007/9	86	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
THE MASKED RIDER EXPANSION Vol. 2	2007/12	92	スターター（40/1050）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
リヴァイヴァ	2008/1	172	ブースター（11/315）、カードダス（4/100）
Legend. 7	2008/3	79	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
スペシャルメタルエディション	2008/5	63	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
THE MASKED RIDER EXPANSION Vol. 3	2008/6	81	構築済みスターター（40/1050）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 8	2008/9	99	ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
THE MASKED RIDER EXPANSION Vol. 4	2008/12	88	構築済みスターター（40/1050）、ブースター（6/158）、カードダス（4/100）
Legend. 9	2009/3	87	スターター（40/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・ファーストエンカウント	2009/6	101	構築済みスターター（ランダム封入、40/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー タイガー＆ドラゴン	2009/9	104	構築済みスターター（ランダム封入、41/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・Wインパクト	2009/9	105	構築済みスターター（ランダム封入、41/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・ジェットアクセル	2010/4	105	構築済みスターター（ランダム封入、41/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・チケットブレイカーズ	2010/6	95	構築済みスターター（ランダム封入、40/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・ギガンティックタイタン	2010/10	104	ブースター（12/315）、カードダス（4/100）
クロスギャザー ザ・ベストパートナー	2011/3	91	構築済みスターター（ランダム封入、40/1050）、ブースター（12/315）、カードダス（4/100）

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