ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『仮面ライダー響鬼(ヒビキ)』のルール解説。
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仮面ライダーヒビキ
Last Update 2005/11/13 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるカード破壊戦。プレイヤーは猛士(タケシ)の地区総代となり、出没する魔化魍などに対して鬼を派遣し、他地域の損害を無視してでも自分の地区の平和を確保する。
● 原作
TV特撮番組『仮面ライダー響鬼(ヒビキ)』。
● 世界設定
自然の中で暮らしてきた日本人。しかし自然と共に暮らすということは、自らもまた自然の連鎖の中に組み込まれることを意味した。
数は少ないながらも人間を捕食する化け物生物“魔化魍”に、人々は常に苦しめられてきた。
そんな魔化魍に対抗するために、屈強な若者たちは己を鍛えて異形の戦士“鬼”となり、周りの人々も鬼を補佐して里の平和を守る自治組織“猛士”を結成した。
彼らは特殊な音の力で化け物たちを清め退治し、密かに全国的な組織網を築いて人々の暮らしを陰で支えてきたのである。
時は移り、文明は夜の闇を光で覆い尽くすほどとなった。だが鬼と猛士の活動は決して止むことは無い。今日もまた、日本のどこかで清めの音が鳴り響いているのだ。
● 本ゲームについて
既に恒例となった仮面ライダーシリーズのカードゲームです。カードを劇中で直接使用した従来作品とは異なり、単純にカードゲームとしてだけの存在になっています。
本作のライダーは最近のシリーズとは違ってまともな人格なので、安心して観られるのも嬉しいところ(いままでの主人公が異常だっただけな気も…)。
基本構成
勝利条件
- 相手の“Lv. 1”と記載されたカードを、3枚以上破壊する(負札に3枚以上送る)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 24枚ちょうど。
- 構築条件:
同名カードはデッキに2枚まで(別途制限のあるカードもある)。
“Lv. 1”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 4”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 1”の4枚のカードに、“フリー”以外の属性が2つ以上含まれていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 考慮不要。
- 負札カード: 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限は特に無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し(“Lv. 1”カード初期配置時のみ裏向きとなる)。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(捨山をシャッフルして再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘はそれぞれの列単位で行う。
ゲームの流れ
開始準備
デッキから任意の“Lv. 1”カードを3枚選び、場の3つの列に各1枚ずつ裏向きに配置する。
それぞれのデッキをよくシャッフルする。
それぞれ自分のデッキより手札を5枚引く。
以下のバトルフェイズを行い、先攻・後攻を決定する。
○ バトルフェイズ
それぞれ配置した“Lv. 1”カードのうち、任意の1枚を表向きにする。
表向きにしたカードのバトルマークでジャンケンを行う。ジャンケンはそれぞれのマークを“剣=チョキ”・“羽=パー”・“岩=グー”とみなして行うこと。
バトルマークでのジャンケンがあいこであった場合、普通にジャンケンを行い先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ レベルアップフェイズ
デッキからカードを1枚引く(デッキが尽きた場合は捨山をシャッフルしてデッキとする)。
以下の処理の中からいずれか1つを行う。
- レベルアップ
場の表向きになっているカードの列に、現状最も高いレベルのカードと、同じ属性でレベルが今より1つ上のカードを1枚配置(レベルアップ)する。
レベルアップの際、レベルが“Lv. 2 ~ 3”のカードならば“Lv. 2”か“Lv. 3”のいずれかとして扱う。“特殊配置”や“Lv. 0”については、それぞれカード記載の条件に従うこと。
配置したカードに瞬間的効果を持つ特殊効果が記載されている場合、このタイミングで効果が発動する(レベルアップ以外では瞬間的効果は発動しない)。
- 列の新生
“Lv. 1”のカードが(破壊により)存在しない列に対して、手札から“Lv. 1”のカードを表向きに配置して新しい列を作成する。
- 新たな表向きの列を作る
まず手札のカードを1枚捨てる。さらに裏向きになっている“Lv. 1”のカードを1枚表向きにする。
- パス
上記の全ての行動が行えない(全ての列が表向きの)場合のみ実行可能。手札のカードを1枚捨てる。
○ 攻撃
いずれかの列に“Lv. 4”カード(または攻撃可能の指示があるカード)が配置されている場合、任意に攻撃を行うことができる(後述)。
攻撃の処理
▽ 列の指定
- 攻撃を行う列を指定する。指定できるのは“Lv. 4”カードが配置されている列か、または攻撃可能の指示があるカードが配置されている列に限る。
- 攻撃対象となる相手の列を指定する。指定できるのはカードが表向きに配置されている列のみ。
▽ パワー算出
- 攻撃を行う列とされる列のパワーを算出する。
- それぞれの列に配置されているカードのパワー欄にある丸いマークを合計した値が、それぞれのパワーとなる。
▽ 戦闘結果判定
- 攻撃を行う列のパワーが相手より大きい場合、相手の列のカードは全て破壊され、攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる。
- 攻撃を行う列のパワーが相手以下の場合、攻撃側のパワー値と同じ値になる分だけの相手の列のカードを破壊する(判定はレベルの高いカードから行い、端数切り上げ)。
攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる(と思われる)。
- “Lv. 0”カードは破壊の対象にならない(一部カードの特殊効果でのみ破壊可能)。
▽ 破壊カードの処理
- 破壊された“Lv. 1”カードは負札へ送られる。
- 破壊された“Lv. 1”以外のカードは捨山へ送られる。
○ ターンの終了
自動的に終了を迎える。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
カードにはそれぞれ属性が存在する。ただし“フリー”のカードは属性が無いものとして扱う。
レベルアップの際に、従来の列と同じ属性のカードでなければレベルアップできない。
ただし、“フリー”のカードは全ての列に対してレベルアップを行うことができ、列の先端の属性が“フリー”の列に対しては、全ての属性のカードがレベルアップを行うことができる。
カード構成
○ ゲーム用カード
- 劇中の登場キャラクターや戦いを再現したカード。
- 音撃戦士、音式神、魔化魍、戦闘、装備などの各カードタイプが存在するが、これらのカードタイプはゲームには影響しない。
- それぞれレベル、属性、バトルマーク、パワーなどを持つ。
このうちレベル・属性はレベルアップに、バトルマークは先攻・後攻の決定に、パワーは攻撃に使用する。
- 記載レベルが“Lv. 1”のカードから順次場の列に配置していく。
- 基本的には1ターンに1枚だけ配置可能である。
場の構成
- カードは場という空間に存在する。
- 場はそれぞれ3つの列で構成され、カードは“Lv. 1”からレベル番号順に3つの列いずれかに配置されていく(上図は場の構成図)。
- カードが戦闘で破壊された“Lv. 1”カードは負札、それ以外の破壊されたカードや破棄されたカードは捨山という空間に集められる。
- 負札と捨山は似ているが、両者は明確に区別されるので注意すること。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2005年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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第一章
| 2005/4
| 42
| カードダス(4/100)
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第二章
| 2005/8
| 42
| カードダス(4/100)
|
第三章
| 2005/11
| 45
| カードダス(4/100)
|
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