ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『仮面ライダー剣(ブレイド)』のルール解説。
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DXラウザーシリーズ対応カードダス
仮面ライダーブレイド ラウズカード
Last Update 2005/3/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるカード破壊戦。プレイヤーは上級アンデッドやボード職員の生き残りとなり、古のバトルロワイヤルを裏から操って(または支えて)相手を失墜させる。
● 原作
TV特撮番組『仮面ライダー剣(ブレイド)』。
● 世界設定
繁栄を謳歌する人類。だがその繁栄は闘いによって勝ち得たものである。
かつて人類の原種を含む50種以上のアンデッドがバトルロワイヤルを戦い抜き、その勝者である人類だけが、知的生命体として地球に君臨することができたのだ。
そして、闘いに破れたアンデッドは密かに封印され、永い眠りについていた。
しかし人類の探究心は、1万年の時を経てアンデッド封印をといてしまうことになる。現代に蘇ったアンデッドを再び封印し人類の平和を取り戻すため、
アンデッドの研究に携わっていたボード(人類基盤史研究所)は、人間がアンデッドに対抗するための手段として“ライダーシステム”を開発した。
ライダーシステムを装着した捕獲要員“仮面ライダー”は、封印用のラウズカードに捕獲するために、人知れずアンデッドを探し続けているのだ。
● 本ゲームについて
既にシリーズとして定着した感のある仮面ライダーシリーズ共通ルールを用いたTCGです。
今回の作品である『仮面ライダーブレイド』は意匠全体にトランプが組み込まれており、ライダー自身のデザインはもとより敵の総数や戦闘の割り当てがトランプに基づいた構成になっています
(つまりライダー1体がトランプの1スートに相当し、封印されるアンデッドも各カードに1体ずつ割り当てられるため、必然的に1体のライダーが止めを刺す数が13体になるのです)。
本TCGは劇中でライダーの変身ベルトのギミックや使用武器に使用する専用カードである“ラウズカード(アンデッドを封印し、その能力を引き出すことができるカード)”をそのまま再現しており、
実際に発売されている変身玩具において、劇中同様のギミックを楽しむことができるようになっています。
つまり本作で最も重要なのは各カードについているギミック再現用のバーコードであって、カードゲームのルールははっきりいっておまけかと(笑)。
基本構成
勝利条件
- 相手の“Lv. 1”と記載されたカードを、3枚以上破壊する(ロストに3枚以上送る)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 24枚ちょうど。
- 構築条件:
ギルドラウズカード以外で構成されていること。
同名カードはデッキに2枚まで(別途制限のあるカードもある)。
“Lv. 1”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 4”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 0”のカードは1枚だけ投入可能。
“特殊配置”のカードは1枚だけ投入可能。
“Lv. 1”の4枚のカードに、“フリー”以外の属性が2つ以上含まれていること。
● ギルドデッキ(1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0枚(使用しない)または13枚ちょうど。
- 構築条件:
ギルドラウズカードのみで構成されていること。
同名カードはデッキに1枚のみ。
♠1(A)~ ♠13(K)のカードが、各1枚ずつ入っていること。
- ギルドデッキは特定カードの効果内でのみ使用されるデッキであるため、必要が無ければ用意しなくてもよい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 考慮不要。
- ロストカード: 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限は特に無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し(“Lv. 1”カード初期配置時のみ裏向きとなる)。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(捨て山をシャッフルして再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘はそれぞれの列単位で行う。
ゲームの流れ
開始準備
デッキから任意の“Lv. 1”カードを3枚選び、場の3つの列に各1枚ずつ裏向きに配置する。
それぞれのデッキ(およびギルドデッキ)をよくシャッフルする。
それぞれ自分のデッキより手札を5枚引く。
以下のバトルフェイズを行い、先攻・後攻を決定する。
○ バトルフェイズ
それぞれ配置した“Lv. 1”カードのうち、任意の1枚を表向きにする。
表向きにしたカードのバトルマークでジャンケンを行う。ジャンケンはそれぞれのマークを“剣=チョキ”・“羽=パー”・“岩=グー”とみなして行うこと。
バトルマークでのジャンケンがあいこであった場合、普通にジャンケンを行い先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ レベルアップフェイズ
デッキからカードを1枚引く(デッキが尽きた場合は捨て山をシャッフルしてデッキとする)。
以下の処理の中からいずれか1つを行う。
- レベルアップ
場の表向きになっているカードの列に、現状最も高いレベルのカードと、同じ属性でレベルが今より1つ上のカードを1枚配置(レベルアップ)する。
レベルアップの際、レベルが“Lv. 2 ~ 3”のカードならば“Lv. 2”か“Lv. 3”のいずれかとして扱う。“特殊配置”や“Lv. 0”については、それぞれカード記載の条件に従うこと。
配置したカードに瞬間的効果を持つ特殊効果が記載されている場合、このタイミングで効果が発動する(レベルアップ以外では瞬間的効果は発動しない)。
- 列の新生
“Lv. 1”のカードが(破壊により)存在しない列に対して、手札から“Lv. 1”のカードを表向きに配置して新しい列を作成する。
- 新たな表向きの列を作る
まず手札のカードを1枚捨てる。さらに裏向きになっている“Lv.1”のカードを1枚表向きにする。
- パス
上記の全ての行動が行えない(全ての列が表向きの)場合のみ実行可能。手札のカードを1枚捨てる。
○ 攻撃
いずれかの列に“Lv. 4”カード(または攻撃可能の指示があるカード)が配置されている場合、任意に攻撃を行うことができる(後述)。
攻撃の処理
▽ 列の指定
- 攻撃を行う列を指定する。指定できるのは“Lv. 4”カードが配置されている列か、または攻撃可能の指示があるカードが配置されている列に限る。
- 攻撃対象となる相手の列を指定する。指定できるのはカードが表向きに配置されている列のみ。
▽ パワー算出
- 攻撃を行う列とされる列のパワーを算出する。
- それぞれの列に配置されているカードのパワー欄にあるマークを合計した値が、それぞれのパワーとなる。
▽ 戦闘結果判定
- 攻撃を行う列のパワーが相手より大きい場合、相手の列のカードは全て破壊され、攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる。
- 攻撃を行う列のパワーが相手以下の場合、攻撃側のパワー値と同じ値になる分だけの相手の列のカードを破壊する(判定はレベルの高いカードから行い、端数切り上げ)。
攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる(と思われる)。
- “Lv. 0”カードは破壊の対象にならない(一部カードの特殊効果でのみ破壊可能)。
▽ 破壊カードの処理
- 破壊された“Lv. 1”カードはロストへ送られる。
- 破壊された“Lv. 1”以外のカードは捨て山へ送られる。
○ ターンの終了
自動的に終了を迎える。
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
カードにはそれぞれ属性が存在する。ただし“フリー”のカードは属性が無いものとして扱う。
レベルアップの際に、従来の列と同じ属性のカードでなければレベルアップできない。ただし、“フリー”のカードは全ての列に対してレベルアップを行うことができ、
列の先端の属性が“フリー”の列に対しては、全ての属性のカードがレベルアップを行うことができる。
※なお、本ゲームの属性はトランプのスートになっており、さらにカードごとに1(A)~ 13(K)の数字が割り当てられている(本ゲームではトランプの数値は未使用)。
よってフリー以外のカードを集めることで、実際に本カードをトランプとして使用することが可能である。
カード構成
○ ゲーム用カード
- 劇中の登場キャラクターや戦いを再現したカード。
- 数種類のカードタイプが存在するが、これらのカードタイプは一部を除いてゲームには影響しない。
- それぞれレベル、属性、バトルマーク、パワーなどを持つ。
このうちレベル・属性はレベルアップに、バトルマークは先攻・後攻の決定に、パワーは攻撃にの際に使用する。
- パワーは黄色マークの本来のパワーと青色のマジックパワーの2種類が存在する。特に指示がない限りは同一のものとして扱うこと。
- 記載レベルが“Lv. 1”のカードから順次場の列に配置していく。
- 基本的には1ターンに1枚だけ配置可能である。
- フォースパワー(FP)、アタックパワー(AP)の値が存在するが、これは連動玩具で遊ぶための数値であって、本ゲームにおいては使用しない。
※ コンボカード
- ゲーム用カードの一種。
- “コンボカード”の効果によって発動するコンボ攻撃によってのみ、“Lv. 0”のカードを破壊することができる。
※ マジックカード
- ゲーム用カードの一種。使用コストが存在する。
- 記載パワー値の枚数分だけ自分の手札を捨てる(捨てた枚数と同数だけ即座に補充する)ことで使用可能。
※ ギルドラウズカード(Gカード)
- レベル表示やカード種別の箇所に“G”と記載されたカードのこと。
- ゲーム用カードの一種ではあるが、他のカードとは使用方法がまったく異なる。
- 特定のカード(《仮面ライダーブレイド キングフォーム》など)の効果の範囲内でのみ使用される。
- ギルドラウズカード単独でギルドデッキを形成し、通常のデッキに組み込むことはできない。
- 通常の列には配置されず、場の脇の Gカード置き場とでもいうべき空間に配置される。
- 原作においては、ブレイドが手持ちのラウズカードと融合しキングフォームに変化した結果意匠が変化したカードを指している。
- 同一のカードであっても、玩具とは“ギルドラウズカード”の指す意味が微妙に異なるので注意すること(玩具的には『重醒剣DXキングラウザー』専用対応カードこそがギルドラウズカードとなる)。
場の構成
- カードは場という空間に存在する。
- 場はそれぞれ3つの列で構成され、カードは“Lv. 1”からレベル番号順に3つの列いずれかに配置されていく(上図は場の構成図)。
- カードが戦闘で破壊された“Lv. 1”カードはロスト、それ以外の破壊されたカードや破棄されたカードは捨て山という空間に集められる。
- ロストと捨て山は似ているが、両者は明確に区別されるので注意すること。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2004年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
パート1
| 2004/3
| 42
| カードダス(4/100)
|
コレクションボックス
| 2004/5
|
| 構築済みデッキ(43/1029)
|
パート2
| 2004/6
| 42
| カードダス(4/100)
|
コレクションボックス2
| 2004/7
|
| 構築済みデッキ(43/1029)
|
パート3
| 2004/8
| 42
| カードダス(4/100)
|
エボリューションボックス
| 2004/9
|
| 構築済みデッキ(48/1029)
|
パート4
| 2004/10
| 52
| カードダス(4/100)
|
DXトランプボックス
| 2004/12
|
| 構築済みデッキ(54/2100)
|
ベストセレクション
| 2004/12
| 131
| カードダス(4/100)
|
パート5
| 2005/1
| 55
| カードダス(4/100)
|
TVエディション
| 2005/3
|
| ※参考(玩具、TCGでの使用不可)。
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※ブレイラウザーや変身ベルト等で。直接カードを用いて劇中同様に遊ぶことができる。
※一部を除くほとんどのブレイド商品にカード付属。
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