ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『仮面ライダー555(ファイズ)カードゲーム』のルール解説。
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スマートパッド対応カード
仮面ライダーファイズ カードゲーム
Last Update 2003/12/2 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるカード破壊戦。プレイヤーはスマートブレイン社の幹部となり、オルフェノクや仮面ライダーたちの戦いを陰で操って相手を失墜させる。
● 原作
TV特撮番組『仮面ライダー555』。
● 世界設定
最近日本の各地で怪事件が頻発していた。人々が突如砂のように崩れ落ち死んでいくのだ。
実はこの事件は、人間の進化形態と自称する“オルフェノク”が仲間を増やすために行っているのだ。
人間の中にはオルフェノク化する因子のような物があり、一部の人間は死の淵から生還(ただし人間としては死亡)することでオルフェノクとして覚醒するのだが、
他のオルフェノクによって強制的に覚醒させられた際に、覚醒しきれない場合には砂と化すのである。
● 本ゲームについて
前作『仮面ライダー龍騎』に続いて、本編と連動したカードゲーム企画の商品です。
ただし今回は龍騎ほど派手に作品に絡むのではなく、敵勢力であるオルフェノクが使用しているPDAのデータカードとして登場する程度です。
とはいえギミックは相変わらず凝っています。今回はカードに秘密の暗号が設定されており、専用の解読カードと組み合わせることで世界観に関する様々な秘密が判明するようになっています。
基本構成
勝利条件
- 相手の“Lv. 1”と記載されたカードを、3枚以上破壊する(ロストに3枚以上送る)。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 24枚ちょうど。
- 構築条件:
メモリーチップカード以外で構成されていること。
同名カードはデッキに2枚まで(別途制限のあるカードもある)。
“Lv. 1”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 4”のカードが、必ず4枚ちょうど入っていること。
“Lv. 0”のカードは1枚だけ投入可能。
“特殊配置”のカードは1枚だけ投入可能。
“Lv. 1”の4枚のカードに、“フリー”以外の属性が2つ以上含まれていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ メモリーチップカード(またはスマートパッド): 各1枚。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 考慮不要。
- ロストカード: 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。上限は特に無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し(“Lv. 1”カード初期配置時のみ裏向きとなる)。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(捨て山をシャッフルして再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘はそれぞれの列単位で行う。
ゲームの流れ
開始準備
デッキから任意の“Lv. 1”カードを3枚選び、場の3つの列に各1枚ずつ裏向きに配置する。
それぞれのデッキをよくシャッフルする。
それぞれ自分のデッキより手札を5枚引く。
以下のバトルフェイズを行い、先攻・後攻を決定する。
○ バトルフェイズ
それぞれ配置した“Lv. 1”カードのうち、任意の1枚を表向きにする。
表向きにしたカードのバトルマークでジャンケンを行う。ジャンケンはそれぞれのマークを“剣=チョキ”・“羽=パー”・“岩=グー”とみなして行うこと。
バトルマークでのジャンケンがあいこであった場合、普通にジャンケンを行い先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ レベルアップフェイズ
デッキからカードを1枚引く(デッキが尽きた場合は捨て山をシャッフルしてデッキとする)。
以下の処理の中からいずれか1つを行う。
- レベルアップ
場の表向きになっているカードの列に、現状最も高いレベルのカードと、同じ属性でレベルが今より1つ上のカードを1枚配置(レベルアップ)する。
レベルアップの際、レベルが“Lv. 2 ~ 3”のカードならば“Lv. 2”か“Lv. 3”のいずれかとして扱う。“特殊配置”や“Lv. 0”については、それぞれカード記載の条件に従うこと。
配置したカードに瞬間的効果を持つ特殊効果が記載されている場合、このタイミングで効果が発動する(レベルアップ以外では瞬間的効果は発動しない)。
- 列の新生
“Lv. 1”のカードが(破壊により)存在しない列に対して、手札から“Lv. 1”のカードを表向きに配置して新しい列を作成する。
- 新たな表向きの列を作る
まず手札のカードを1枚捨てる。さらに裏向きになっている“Lv. 1”のカードを1枚表向きにする。
- パス
上記の全ての行動が行えない(全ての列が表向きの)場合のみ実行可能。手札のカードを1枚捨てる。
○ 攻撃
いずれかの列に“Lv. 4”カード(または攻撃可能の指示があるカード)が配置されている場合、任意に攻撃を行うことができる(後述)。
攻撃の処理
▽ 列の指定
- 攻撃を行う列を指定する。指定できるのは“Lv. 4”カードが配置されている列か、または攻撃可能の指示があるカードが配置されている列に限る。
- 攻撃対象となる相手の列を指定する。指定できるのはカードが表向きに配置されている列のみ。
▽ パワー算出
- 攻撃を行う列とされる列のパワーを算出する。
- それぞれの列に配置されているカードのパワー欄にある四角マークを合計した値が、それぞれのパワーとなる。
▽ 戦闘結果判定
- 攻撃を行う列のパワーが相手より大きい場合、相手の列のカードは全て破壊され、攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる。
- 攻撃を行う列のパワーが相手以下の場合、攻撃側のパワー値と同じ値になる分だけの相手の列のカードを破壊する(判定はレベルの高いカードから行い、端数切り上げ)。
攻撃側は“Lv. 1”カードが場に残りそれ以外が破壊となる(と思われる)。
- “Lv. 0”カードは破壊の対象にならない(一部カードの特殊効果でのみ破壊可能)。
▽ 破壊カードの処理
- 破壊された“Lv. 1”カードはロストへ送られる。
- 破壊された“Lv. 1”以外のカードは捨て山へ送られる。
○ ターンの終了
1ゲーム終了時の処理
特になし。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
カードにはそれぞれ属性が存在する。ただし“フリー”のカードは属性が無いものとして扱う。
レベルアップの際に、従来の列と同じ属性のカードでなければレベルアップできない。
ただし、“フリー”のカードは全ての列に対してレベルアップを行うことができ、列の先端の属性が“フリー”の列に対しては、全ての属性のカードがレベルアップを行うことができる。
● フォームアイコンについて
原作における“アクセルフォーム”や“ブラスターフォーム”、劇場版の“帝王のベルト”を再現するためのアイコン。対応するフォームによって“a”や“b”、“E”などのマークが付いている。
このマークの付いているカードは、特定カードの効果によってのみ配置することができ、以降その列には同一のフォームアイコンが付いているカードのみが配置できる。
カード構成
○ ゲーム用カード
- 劇中の登場キャラクターや戦いを再現したカード。
- ヒーロー、オルフェノク、アイテム、ヒューマン、アタック、エフェクトの各カードタイプが存在するが、これらのカードタイプはゲームには影響しない。
- それぞれレベル、属性、バトルマーク、パワー、アドレス、キーワードなどを持つ。
このうちレベル・属性はレベルアップに、バトルマークは先攻・後攻の決定に、パワーは攻撃に、アドレス・キーワードは特殊効果発動の際に使用する。
- 記載レベルが“Lv. 1”のカードから順次場の列に配置していく。
- 基本的には1ターンに1枚だけ配置可能である。
○ メモリーチップカード
- ゲーム用カードのキーワードを解析するためのカード。
- 入手できない場合、スマートパッドで代用可能(それすらできないときは暗記勉強用の赤セロハンで代用できる)。
場の構成
- カードは場という空間に存在する。
- 場はそれぞれ3つの列で構成され、カードは“Lv. 1”からレベル番号順に3つの列いずれかに配置されていく(上図は場の構成図)。
- カードが戦闘で破壊された“Lv. 1”カードはロスト、それ以外の破壊されたカードや破棄されたカードは捨て山という空間に集められる。
- ロストと捨て山は似ているが、両者は明確に区別されるので注意すること。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2003年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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パート1
| 2003/3
| 42
| カードダス(4/100)
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メモリーチップBOX
| 2003/4
| スターター(24+1/600)
|
パート2
| 2003/6
| 50
| カードダス(4/100)
|
メモリーチップBOX2
| 2003/7
| スターター(24+1/600)
|
パート3
| 2003/9
| 52
| カードダス(4/100)
|
パート4
| 2003/11
| 51
| カードダス(4/100)
|
スマートパッド
| 2003/3
|
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