出撃! マシンロボレスキュー

Last Update 2018/11/24 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　複数（2 ～ 4人）対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはマシンロボレスキュー所属のロボマスターとなり、指揮下のマシンロボに適切な指示を与えることでより多くの救助活動を実施する。

● 原作
　変形ロボット玩具『マシンロボ』シリーズ。
　TVアニメーション『出撃! マシンロボレスキュー』（クロノスの逆襲とバトルハッカーズは無関係）。

● 世界設定
　毎日のようにさまざまな災害が発生する日本において、より迅速な災害救助を目的としたロボット救助部隊“マシンロボレスキュー”が組織された。 法改正により災害救助への従事が認められた少年少女と、自立思考が可能な救助ロボットによるレスキューチームは、今日も人命救助のために出動しているのである。

● 本ゲームについて
　フルCGとなって十数年ぶりにアニメに復活したマシンロボのTCGです。主役格のジェットロボとドリルロボは昔のままですが、今回はサポートロボとの合体という特技を身に着けました。 本ゲームは、今回の作品の特長とも言うべきこの合体システムをテーマとした作品です。その分マシンロボ本来のコンセプトである“変形”がほぼ無視されていますけどね。

基本構成

勝利条件

• ゲーム終了時点で、獲得ポイントが最も多い。

事前準備

● バトルカード（全員で共用するゲームカード）

• 構成枚数： 30枚以上（2人プレイで30、4人プレイで50が目安）。
• 構築条件：
  　バトルカードのみで構成されていること。
  　同一ナンバーカードはデッキに2枚までが推奨される（ナンバー末尾に“b”が付いている物は、付いていない物とは別ナンバーとみなす）。
  　構築段階では、合体の組み合わせに過不足が出ないようにすることが望ましい（モード変更や特殊能力発動により、実際のプレイ中では過不足が発生する）。

● その他準備
○ ミッションカード： 1 ～ 3枚。基本的にはプレイヤー人数 -1枚。
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• 勝利ポイント（獲得ポイント）： 0ポイント。以後蓄積する。
• 開始手札： 無し（手札の概念が存在しない）。
• マリガン： 考慮不要。
• ファーストドロー制限： 考慮不要。

その他構成

● カードの行動表現

• カード正位置： カード上面の記載内容。
• カード逆位置： カード下面の記載内容。
• カード裏： 未使用状態。

● 基本構成細則

• ディスカード： 考慮不要。
• ライブラリアウト： 考慮不要。
• 3人以上でのプレイ： 可能（多人数用）。
• 召喚酔い： 無し。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（コスト概念が存在しない）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• 戦闘は発生しない、あくまでもミッションの達成（レスキュー）が目的である。

ゲームの流れ

開始準備

• バトルカードをシャッフルする。
• バトルカードを裏向きのまま、場にそれぞれが重ならないようランダムに展開して配置する。
• ミッションカードを、全員から見えるように場の脇に表向きで並べて配置する。
• プレイヤーの行動順を決定する。まず最初に行動するプレイヤーを決め、以降は時計回りの順番で行動する。

全体の基本進行

　それぞれが以下の手順を順番（時計回り）に繰り返す。
場のミッションカードがすべて獲得されるか、場にハイパー合体を構成する組み合わせが尽きた時点でゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● バトルマークについて

• カードにはバトルマークが存在し、今回のルールとは異なる初級ルールなどで使用される。
• バトルマークはいわゆるジャンケンマークである。
  純粋なジャンケンマークの他、各小隊のチームエンブレムが イエローギアーズ＝グー、ブルーサイレンズ＝チョキ、レッドウイングス＝パー として使用される。
  ※劇中ではでグチパ（マイティーフラッシュ）も登場しているが、本ゲームには登場しない。
• チームエンブレムは純粋なジャンケンマークの上位互換となる。あいこの場合に一方だけがチームエンブレムならば、あいこでは無くエンブレムの側の勝利となる。
  ※もちろんエンブレムか否かよりも、ジャンケンでの強弱の方が優先される。

● ハイパー合体について

• バトルカードは複数を組み合わせることでハイパー合体が行われ、1組（1体）の巨大ロボとなることができる。
• ハイパー合体が1組完成するごとに、そのカードを手元に獲得することができる。
  1組獲得するごとに、1ポイントを獲得できる。
• 基本的にはカードに記載されたモードアイコンの ボディ・アーム・レッグ の3種それぞれが1枚ずつ存在することで、ハイパー合体が完成する。
  組み合わせは、劇中の組み合わせと異なっていても問題ない（ただし劇中に準ずる方が、ミッションのより高い条件を達成しやすくなる）。
• モードアイコンの中には”全パーツ”というカードも存在する。このカードは ボディ・アーム・レッグ のいずれか1つの代用として使用できる。
  ただし1組のハイパー合体に対して全パーツは1枚のみ使用できる。
• トランスポーターなど一部のカードは、ボディ・アーム・レッグ 以外の組み合わせでハイパー合体することができる。なお詳細はカードごとに異なる。
• 一度獲得した組み合わせは途中で変更できない。複数のハイパーモードを同時獲得できるときなどは、組み合わせに注意すること。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ バトルカード

• マシンロボと呼ばれる自立思考型の巨大ロボットを中心としたレスキューチーム。支援メカなども含む。
• 原作においては、5機1チーム（1小隊に2チーム程）で構成され、コマンダー（人間）の指示でリーダーロボを中心とした1体の巨大ロボにハイパー合体する。
  また状況に応じて、手足を構成するサポートロボを他チームの機体と入れ替えて合体することもできる。
• 場に裏向きで配置され、自分の番に1手順を消費することで1枚を表向きにすることができる。
• カードの上面と下面それぞれに異なるモードアイコンが記載されている。その時点で上側となっている項目が現在のカード内容となる。
• 自分の番に1手番を消費することで、1枚のカードの上下を反転させることができる。
• 通常のカードは、上下に単独行動時のマシンモードと集合時の合体モード（劇中のハイパーモード）の2つの状態が記載されている。
  しかしカードによってはハイパー合体が描かれたカード（上下とも合体モード）だったり、独自のモードを持っていたりする場合もある。
  ※単体時でのロボモードは、マシンモードの中に含まれているらしい。
• 複数のカードを組み合わせて1組のハイパー合体を成功させることで、1ポイント分のカードの組として獲得することができる。

○ ミッションカード

• 事故や災害などの、さまざまな解決すべきレスキュー任務。
• レベル1と2の二種の達成条件とポイントが記載されており、達成することでレベルに応じたポイントをカードともども獲得できる。
  ※達成条件は同傾向の内容だが、レベル2のほうがより難易度と獲得ポイントが高くなっている。

場の構成

• カードは場という空間に存在する。
• 未使用（未獲得）のバトルカードは、場に神経衰弱の要領でばらまかれるように裏向きで配置される。
• 条件未達成のミッションカードは、場の脇に表向きで配置される。
• 合体に成功したカードの組と獲得したミッションカードは、それぞれの手元（獲得したカード置き場）に配置される。
• 特殊効果を使用したカードは、捨て山という空間に集められる。
• それぞれの手元と捨て山は、明確に区別される。

商品情報

● メーカー： バンダイ
○ 発売開始： 2003年2月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
基本セット	2003/2	42	カードダス（4/100）

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