ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『仮面ライダー龍騎カードゲーム』のルール解説。
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DX龍召機甲ドラグバイザー対応カード
仮面ライダー龍騎 カードゲーム
Last Update 2018/10/22 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは仮面ライダーとなり、ベントカードを用いて相手を圧倒する。
● 原作
TV特撮番組『仮面ライダー龍騎』。
● 世界設定
鏡の向こうにある世界ミラーワールド。そこからモンスターが人間に襲い掛かる事件が頻発した。
しかしこのモンスターは、実は仮面ライダーを育てる餌にすぎなかった。
13人の仮面ライダーを戦わせて最強の仮面ライダー1人を選ぶことこそが、この戦いの真の目的なのだ。
● 本ゲームについて
企画段階からTCGの要素を取り入れて絶大な人気を勝ち得た仮面ライダーの新シリーズのTCGです。
劇中でもカードは大活躍で関連商品にはひとつ残らずカード封入。そのカードこそ本ゲームです。
ただ時期的な問題として、変身ベルトやドラグバイザーでのデータ認識はカードに開けたパンチ穴を使用しています。
そのためカードゲームとして遊ぶ場合は、裏からカードが識別できないようにする必要があります。
なお本ゲームはシリーズの途中で1ゲームの範囲などの処理が変更されています。ここでは後期版の上級ルールを説明します。
基本構成
勝利条件
- バトルを繰り返し先に2勝する。バトルごとの勝利条件は以下の通り。
- バトルフェイズでの“ジャンケンバトル”で3勝(全勝)する。
- エンドフェイズ時に相手よりポイントの合計値が高い。
- 特定カードに記載された勝利条件を満たす。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 16枚以上。
- 構築条件:
必ず対戦相手と同数であること。
レベル1のカードが3枚以上入っていること。
同一カードはデッキに2枚まで。ただし以下のカードはデッキに1枚まで。
- カードに“1デッキ1枚”と記載されているカード。
- カードに“特殊召喚”と記載されているカード。
- カードに“特殊発動”と記載されているカード。
※本ゲームのカードはそれぞれ異なる位置に穴が開いているため、カラースリーブなどで裏面を統一すること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(バトル勝利数): 0回。以後蓄積する。
- 開始手札: 6枚。上限は無し(バトルごとに補充)。
- マリガン: 無し。ただしゲーム途中での引き直しは存在(必要カードが揃うまで、それぞれで1枚捨てて1枚引くを繰り返し)。
- ファーストドロー制限: 無し(カードは双方とも同じタイミングで引く)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 無し(捨て山を再使用)。※当初は1ゲームの意味する範囲が異なっていたため、勝利条件の一つだった。
- 3人以上でのプレイ: 不可。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルは場のポイント合計の大小で判定される。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを6枚引く。
全体の基本進行
以下のバトルと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
1回のバトルの進行
○ バトルフェイズ
- それぞれ手札に“レベルが 1 から 3 までのカード”が3枚以上あるかを確認する。
2枚以下の場合は、“手札の任意のカード1枚を捨ててデッキから1枚引く”を繰り返し、3枚になるようにする。
※指定されているのは数値の範囲なので、レベル1が3枚でもレベル1・2・3が1枚ずつでもかまわない。
※レベルの値に 1 から 3 のいずれかを含む範囲表示のカードも使用することができる。
- 場の3か所の空間に、それぞれ手札の“レベルが 1 から 3 までのカード”の中から任意のカードを1枚ずつ裏向きに配置する。
- それぞれ場のカードをすべて表向きにする。
- 場の各空間ごとに、それぞれのカードのバトルマークでジャンケン(ジャンケンバトル)を行う。
ジャンケンバトルに負けたカードは裏向きとなる(あいこは表向き)。
- ジャンケンバトルで3か所すべての一方のプレイヤーが(あいこ無しで)勝利した場合、そのプレイヤーが今回のバトルでの無条件勝利となる。
この場合は“レベルアップフェイズ”を飛ばし、直接“エンドフェイズ”に進む。
- 場のそれぞれの表向きのカードの記載ポイントの合計値を比較し、値の小さい側が先攻となる(同じ場合はじゃんけんなどで決める)。
○ レベルアップフェイズ
先攻から順に、以下の手番をそれぞれ交互に3回ずつ繰り返す。
▽ 1回分の手番の進行
- デッキからカードを1枚引き、手札に加える。
- 任意でレベルアップまたは特殊召喚・特殊発動などの処理のいずれか1つを行う。
※何も行えない場合は、手札から任意のカードを1枚破棄することでパスが行われる。
○ エンドフェイズ
- 場のそれぞれの表向きのカードの記載ポイントの合計値を比較し、値が大きい方のプレイヤーが今回のバトルに勝利する。
- それぞれ場のカードをすべて捨て札とする。
- それぞれ手札が6枚になるように、デッキからカードを補充する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● バトルマークについて
- カードにはバトルマークが存在し、バトルフェイズで使用される。
- バトルマークはいわゆるジャンケンマークであり、岩=グー・剣=チョキ・羽=パー の組み合わせとなる。
● 紋章について
- カードには属性概念として紋章が存在し、カード配置などの際に使用される。
- 紋章は劇中における各ライダー(の契約モンスター)ごとのマークであり、さらにフリーの紋章が存在する。
- カードのレベルアップにおいて、条件の一つとして同じ紋章である必要がある。
- 複数の紋章を持つ扱いのカードも存在する。
- フリーの紋章はいわゆる万能属性であり、レベルアップの際に他の紋章につなげて配置することができる。
● レベルについて
- カードにはレベルの概念が存在し、カード配置などの際に使用される。
- レベルは数値で表され、0 から 4 まで存在する。またレベルを持たない特殊なカードも存在する。
- 一辺的なレベルのカードは 1 から 4 までのカードで、レベルアップの条件の一つとして場に数値順でつなげて配置される。
またバトルの開始時には、初期配置カードとして 3か所の各空間ごとにレベル 1 から 3 のいずれかのカードが必要となる。
- 特殊なカードとして、レベル“1 ~ 4”など数値が範囲表示のカードが存在する。この場合は 1 から 4 まで範囲内限定でどのレベルとしても使用できる万能カードとなる。
- 特殊なカードとしてレベル0 のカードが存在し、場のレベル1 のカードに通常とは逆方向でつなげて出すことができる。
● レベルアップについて
- それぞれ場にカードを配置する手段として、レベルアップを行うことができる。
- レベルアップはレベルアップフェイズのそれぞれの手番の際に、いずれか行う行動の1つとして行われる。
- 1回のレベルアップは、場のいずれかの空間にある自分の表向きのカード1枚に対して、手札の条件を満たすカード1枚をつなげて配置することで行われる。
※つなげる際の配置方法は、すべてのカードのパワー欄が見えるように少しずらして上に重ねる方法が推奨されている。
- 手札から出せるカードは、場のカードと紋章が同じで、レベルの値が1だけ高いカードに限られる。
※起点はレベル1 に限らず 2 や 3 からでも良いのだが、つなげる際のレベル数値は飛ばすことなく(原則として)昇順であること。
※フリー紋章はレベルアップでは万能扱いであり、どの紋章にもつなげられるし、それ以降にどの紋章をつなげてもよい。
※レベルが範囲表示のカードは、対応する範囲のどのレベルのカードとしても使用することができる。
- 特殊なレベルアップとして、レベル1のカードの下側にレベル0のカードをつなげることもできる。
- レベルアップの代わりに、記載条件が満たされた時のみ行うことができる“特殊召喚”や“特殊発動”を持つカードも存在する。
- 手番の中でレベルアップや特殊召喚などが何も行えない場合は、手札を1枚捨てることでパスとなる。
カード構成
● ゲーム用カード(一時的に場に永続、配置条件が存在)
- 劇中で仮面ライダーたちが使用していたカード。劇中とは使い方は異なるが、本ゲームでも戦いに使用する。
- ポイントの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
またポイントの値に連動したポイントゲージの欄を持つ(1000ポイントで1ゲージ)。
※ポイントには ATTACK と GUARD の種別があるが、本ゲームでは使用されない。
- 紋章とレベルの項目を持ち、配置条件として使用される。
- バトルマークの項目を持ち、バトル開始時のジャンケンバトルで使用される。
- 各バトル単位で使用され、使用後は捨て山に送られる。
- ゲームでは直接使用しないが、劇中再現要素としてさまざまなカードタイプを持つ。基本的には以下のとおり。
- ヒーローカード: 仮面ライダー自身のカード。劇中には登場しない。
- モンスターカード: モンスターと契約後のアドベントカード。劇中でのモンスター呼び出しカード。
- ベントカード: 契約モンスターによる攻撃などを行う一般的なカード。
- フォースカード: ライダーの標準装備や契約モンスターが提供する特殊武器、および武器攻撃に関するカード。
- ゲームでは使用しないが、玩具連動のため識別用のパンチ穴が開けられている(そのためカードダスではなくジャンボカードダスで販売)。
本ゲームでの使用時には裏面を統一する手段(カラースリーブなど)が必要となる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は3か所の共用の空間に大別される(上図は場の構成図)。
それぞれの空間ごとに、カードのレベルアップなどが行われる。
- カードの使用後は捨て山という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2002年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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パート1
| 2002/3
| 9(36)
| ジャンボカードダス(4/100)
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スペシャルボックス
| 2002/4
| 1種
| パート1 構築済みスターター(37/1000)
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パート2
| 2002/6
| 12(48)
| ジャンボカードダス(4/100)
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コレクションボックス
| 2002/8
| 2種
| パート2 構築済みスターター(31/800)
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パート3
| 2002/9
| 14(56)
| ジャンボカードダス(4/100)
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パート4
| 2002/11
| 14(56)
| ジャンボカードダス(4/100)
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サバイブボックス
| 2002/12
| 2種
| パート3&4 構築済みスターター(62/1580)
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From TV animation
| 2003/1
| 87
| カードダス(4/100) ※劇中のイラスト版(サイズは異なる)。ゲームでは使用不可。
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○ 関連アイテム
龍召機甲ドラグバイザー、変身ベルトVバックル、翼翔剣ダークバイザー等。直接カードを用いて劇中同様に遊ぶことができる。
※すべての龍騎関連商品にカード付属。
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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