ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『カードダスハイパーバトル:封神演義・ワンピース・ハンターハンター』のルール解説。
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カードダス ハイパーバトル
仙界伝 封神演義
ONE PIECE
HUNTER × HUNTER
Last Update 2002/1/28 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはヒーローたちの支援者? となり、とにかく相手を打ち倒してゆく。
● 原作
TVアニメおよび コミック『仙界伝 封神演義』(集英社刊)。
TVアニメおよび コミック『ONE PIECE』(集英社刊)。
TVアニメおよび コミック『HUNTER × HUNTER』(集英社刊)。
● 世界設定
独立した作品ばかりなので、詳しくはそれぞれの原作を見てください。参考までに、今まで載せていた封神演義の設定だけ残しておきます。
時に古代中国は殷の時代。名君と呼ばれた紂王の治世は、妾としてやってきた美女、蘇妲己の登場により一変する。
酒池肉林といわれた悪政の結果、人々は太公望と呼ばれる道士姜子牙の元に、殷王朝に対し反乱を企てる。
ただしその裏には、密やかにとある計画が進行していたのだ。
● 本ゲームについて
封神演義でスタートしたカードダス・ハイパーバトルは、少年ジャンプのTVアニメ化作品を次々取り込んで、同一のシリーズとして登場しています。
このシステムは、ミスチーエンジンの考えとほぼ同等の物なのですが、こちらは作品傾向が近いっつうか、どれも少年ジャンプの作品ばかりなので同一の作品として一まとめに紹介します。
もちろん同一のルールを使用していますので、混ぜてデッキを作成することも決して不可能ではありません。
なお、本作はEXルールを起点として、ハンター×ハンターのSPルール、ワンピースのグランドルールと作品ごとに分化の道を歩み始めていますが、
今回はとりあえず最上位ルールとなるグランドルールを中心として紹介します。
基本構成
勝利条件
- 相手のポイントを0にする。
- 相手のデッキが尽きる。
事前準備
● メインデッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
キャラクターカード、特殊カード、SPカードで構成されていること。但しイベントカードはSPルールでのみ使用する。
同一カードについての制限は存在しない。
● フィールドデッキ(1人分の補助デッキ)
- グランドルールのみの概念で、ゲームポイントの表示を行う。
- デッキと名は付いているが、実際にはライフカウンターの1種である。
- デッキ枚数: 5枚ちょうど。
- 構築条件:
フィールドポイントカードのみで構成されていること。
同一カードは3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(ゲームポイント): 5ポイント(勝利条件に影響)。この値から増えることはない。
- 開始手札: 5枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: SPルールの場合み存在。手札にイベントカードがある時本人のみ。手札にイベントカードが無くなるまで何度でも交換可能。
- ファーストドロー制限: 考慮不要。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 考慮不要。
- ディスカード: 調整(5枚を維持)。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(蓄積コストの概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 特殊カード、先出し生存。グランドルールの場合には自軍、それ以外では両軍でユニーク。。
- 戦闘は基本的にはそれぞれ1群のチーム単位で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- (グランドルール時のみ)それぞれフィールドデッキをゲームポイントとして裏向きで配置する。
- それぞれのメインデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のメインデッキより手札を5枚引く。
- 開始時の先攻・後攻を決定する。
- それぞれ開始ゲームポイント(5の場所)に相当するカードを表にする。
全体の基本進行
以下の手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
※同一手順内で双方のプレイヤーが同時に処理を行うため、先攻・後攻の差はあれどターンプレイヤーの概念は無い。
手順での進行
○ メインフェイズ
- 先攻プレイヤーから交互に1枚ずつ任意でカードを出す。これを双方がパスするまで繰り返す。
- 配置する場所はそれぞれに攻撃場所と防御場所が存在するので、配置自体はどちらか好きなほうに配置してよい。ただし、カードによって配置条件が存在する。
※カードの配置条件
- キャラクターカード:
- 直前に自分が出したキャラクターカードに付いている所属マークと今回出すカードの所属マークが一つでも有っていること。
- まだ対象の場にカードが配置されていない場合や、直前に特殊カードしか無い場合には任意に出すことができる。
- 特殊カード:
- 自分の場(攻撃、防御合わせて)に1枚しか配置できない。
- キャラクターの所属マークなどは配置に影響しない。
- 配置時には裏向きで配置する(バトルフェイズに表にする)。
- イベントカード:
- この時点では手札に無いはずであり、配置自体も行えない。
○ バトルフェイズ
- 防御側から順に、特殊カードを表にして、その効果を発動する。
- 任意にハイパーカードを出し合う。ハイパーカードの効果は即座に反映される。
- 場に出している自分のカードの修正後のパワーをそれぞれ合計する。
- こちらの攻撃場所のパワーと相手の防御場所のパワーを互いに比較し、攻撃側のパワーが上回っている場合、相手に対して攻撃成功となる。
なおバトル結果で引き分けとなった時には、攻撃失敗とみなす。
○ ロストフェイズ
- 攻撃に成功した場合、相手のゲームポイントを1点減らす。
フィールドポイントカードの最上位ポイント部カードを破棄され、次のポイントのカードを表になる(そのカードの指示に従うこと)。
- 後攻(グランドルール以外ではバトルの勝者)から順に、手札から任意のカードを好きなだけ捨てた後、手札が5枚になるようにメインデッキからカードを引く。
※この時に引いたカードにイベントカードがある場合、即座にその指示に従う。その後イベントカードは捨て札となり追加でカードを引く。
最終的にイベント指示を全て実行した上で手札が5枚になるまでこれを繰り返す。
- 戦闘に使用した、場のカード(フィールドポイントは除く)をすべて捨て札にする。
- グランドルールの場合、先攻と後攻が入れ替わる。それ以外では今回のバトルの勝者が次の先攻となる(引き分けならばそのまま)。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ フィールドポイントカード (コスト不要)
- グランドルールのみに使用するゲームポイント表示カード。
- それぞれの現在のゲームポイントに相当する部分が表になり、それより上のポイント部分のカードは破棄される。
- 各プレイヤーとも、それぞれ現在表になっているカードの効果が全てのルールに優先して適用される。
● 瞬間的に使用するカード
○ キャラクターカード (コスト不要)
- 各作品上に登場したキャラクターの他、宝貝などの武器も含まれる。
- パワーと所属マークを持ち、プレイヤーの武器となる。
○ 特殊カード (コスト不要)
- 仙術の類や各種イベントが含まれる。スタートルールでは使用されない。
- 一応作品ごとに 仙道・逆転・ハンター と名前は異なるが、すべて同一の存在である。
○ ハイパーカード (コスト不要)
- 戦闘時に使用する特殊カードの延長的存在。
- 同一ターンに同一名称のカードを複数出すことはできない。
○ イベントカード (コスト不要)
- SPルール専用の、ゲーム中に発生するさまざまな出来事。現状ハンター×ハンター専用のカードである。
- 引いた瞬間にその効果が実行され、手札になることは有り得ない。
- 特別な指定が無い限りイベントカードを何らかの対象にすることはできない。
● その他のカード
○ おまけのカード
場の構成
- 各プレイヤーごとに攻撃用の場所と防御用の場所が存在する(グランドルール以外では厳密な場の概念は必要とされていない)。
- フィールドポイントカードは、現在のゲームポイント以下のカードが場に存在し、それ以上のポイント分のカードは捨て札となる。
それ以外のカードについては、ゲームカード使用時に場に存在し、手順終了時にすべて捨て札となる。
ルール バリエーション
● EXルール & SPルール
- ハイパーバトルの基本ルール。ワンピース以外では最上位ルールとなる。
- フィールドデッキが存在しない(ゲームポイントの5ポイントは変わらないが、表示はライフカウンターなどを使用すること)。
- カード配置の場は一個所であり、攻撃の判定は攻撃/防御とも同一の値となる。
結果的に値の大きい側のプレイヤーのみが攻撃成功となる(よって引き分けも頻繁に発生しうる)。
- EXルールとSPルールの違いは、イベントカードが投入可能かどうかだけである。
- ハンター×ハンターの Nルールが、このルールの延長上に存在する(原作の「念」の概念を再現したものであり、グランドルールとは内容が異なる)。
● スタートルール
2パック分のカードで行う簡易ルール。以下の部分が EXルールと異なる。
- デッキが8枚(2パック)。
- 手札上限が3枚。
- 開始ゲームポイントが2ポイント。
- 特殊/ハイパー/イベントカードが使用できない。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 1999年10月
- ○ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
仙界伝 封神演義 第1弾
| 1999/10
| 44
| カードダス(4/100)
|
仙界伝 封神演義 第2弾
| 1999/11
| 56
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート1
| 1999/12
| 42
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート2
| 2000/3
| 42
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート3
| 2000/7
| 48
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート4
| 2001/1
| 48
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート5
| 2001/5
| 43
| カードダス(4/100)
|
ハンター×ハンター パート6
| 2001/8
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース ステージ1st
| 1999/11
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドボックス1
| 2000/1
| 60
| スターター(38/980)
|
ワンピース ステージ2nd
| 2000/2
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース ステージ3rd
| 2000/3
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース ステージ4th
| 2000/6
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドボックス2
| 2000/7
| 60
| スターター(38/980)
|
ワンピース ステージ5th
| 2000/8
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース ステージ6th
| 2000/11
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドボックス3
| 2000/12
| 60
| スターター(38/980)
|
ワンピース ステージ7th
| 2001/4
| 43
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドボックス4
| 2001/4
| 60
| スターター(32/800)
|
ワンピース グランドライン編 パート1
| 2001/6
| 43
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドライン編 パート2
| 2001/8
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース トレジャーパック
| 2001/9
| 84
| ブースター(8/191)
|
ワンピース グランドボックス5
| 2001/10
| 60
| スターター(32/800)
|
ワンピース グランドライン編 パート3
| 2001/11
| 42
| カードダス(4/100)
|
ワンピース グランドボックスDX
| 2001/12
| 1種
| 構築済みスターター(1680)
|
ワンピース トレジャーパック Vol. 2
| 2002/1
| 84
| ブースター(8/191)
|
ワンピース 大海賊王
|
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| 関連ボードゲーム
|
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