ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『SDガンダム英雄伝』のルール解説。
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SDガンダム 英雄伝
Last Update 2001/4/15 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得(押し付け?)戦。プレイヤーはパーティーのリーダーとなって、相手のパーティーを駆逐する。
● 原作
TVアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズ。
プラモデル『SDガンダム』シリーズ。
● 世界設定
SDガンダムワールドの中で、武者ガンダムと騎士ガンダムが混在する世界。
しかも、まだガンダムたちは独自の意思を持たないうえ乗用の巨大機械兵であり、将来的に意思を持って、後のスダドアカワールドに発展するのかもしれないけど、
そもそも騎士ガンダムって、武者ガンダムマーク3が異世界に飛ばされた姿だから、今までの話とは完全に矛盾します。
つまり本作品は今までと異なるパラレルワールドでのお話しだったりするのです。
● 本ゲームについて
2000年になって設定を仕切りなおしたSDガンダムシリーズなのです。
今回の作品ではガンダム自体は鎧のような扱いであり、独自の個性を持っているわけではありません。
本ゲーム自体は、モビルパワーズの続編というべき存在です。
基本構成
勝利条件
- 相手プレイヤーの敗戦カードが 6枚になる(その瞬間)。
- 相手がのデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 任意数(さすがにそれでは困るので、モビルパワーズに準ずれば 55枚以上となる)。
- 構築条件: 同一カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント (敗戦カード枚数): 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。ゲーム中は常に 5枚。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し。
その他
● カードの行動表現
- 戦場フィールドへ出撃できなかった機兵カードは、1ターンだけ待機中という意味を込めてタップ(横倒しに)する。
● 基本構成細則
- ディスカード: 考慮不要(5枚を維持)。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 機兵の戦闘は、常にパーティー単位で行う。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキより手札を 5枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 編成フェイズ
- ターンプレイヤーから交互に手札を 1枚引いてから、手札にある機兵カード 1枚を小隊フィールドに出す。
これを両方のプレイヤーとも小隊フィールドに 3枚になるまで繰り返す(前ターンの残りの機兵カードがありうることに注意)。
- もしも手札に支援カードばかりで機兵カードが出せない時、手札の任意の 1枚を敗戦フィールドに出す(敗戦フィールドに 6枚目なら敗北)。
それから、次の機兵カードを出す行動を続ける。
○ 出陣フェイズ
- ターンプレイヤーがデッキから 1枚カードを引いて、そのカードを地形として戦場フィールドへ出す。
- 小隊フィールドの機兵カードの中で戦場の属性と 1つでも一致するカードを、両軍ともすべて戦場フィールドへ前進させる。
- もし両プレイヤーともに適応属性が無い場合、今地形を出さなかった方の側がデッキから新たな地形を出す。
これをどちらかの機兵カードが適応するまで繰り返す。
- もしどちらかのプレイヤーのみが戦場フィールドへ前進できる場合、一方的な戦闘となったと見なす。
出せなかった側の小隊フィールドの機兵カードは 3枚とも敗戦フィールドへ送られる。
- 両軍とも属性に適応した機兵カードを戦場に送った後、今回出せなかった機兵カードはカードをタップして待機状態にする。
- 前ターンにタップしてあった機兵カードが今回も出せなかった場合、タップしてあった機兵カードは捨て札となる。
○ 戦闘フェイズ
- 戦闘自体は必ず発生する(片方のプレイヤーのみが戦場に機兵カードを出せなかった場合を除く)。
- 戦場フィールドの機兵カードの戦闘ポイントの合計を、攻撃ポイントとする。
○ 支援フェイズ
- 攻撃ポイントの低い側のプレイヤーから順に、以下の行動を 1回ずつ行う。
- カードを 1枚引く。
- 任意で支援カードを出す。出せない時は手札から任意の1枚を捨てる(一部の例外を除き、戦場に機兵カードがいないと支援カードは出せない)。
- 支援・コンボの修正をした後、今回の戦闘の決着をつける(後述)。
戦闘時の計算処理
- 戦場フィールドにいる機兵カードの戦闘ポイントの合計を、攻撃ポイントとして集計する。
- 支援カードとコンボの修正を攻撃ポイントに加えて、最終的な攻撃ポイントを算出する。
- 攻撃ポイントを比較し、それぞれ以下の処理を行う。
- 対戦相手より大きい: 勝ち。支援カード、戦場の機兵カードともに捨て札にする。
- 対戦相手より小さい: 負け。自軍の戦場フィールドにいる機兵カードはすべて(最大 3枚)敗戦フィールドへ送り、支援カードは捨て札となる。
- 引き分け: 戦闘はお流れ。それぞれ戦場の機兵カード・支援カードをすべて捨て札にする。
○ 終了
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール部分
● 属性
- カードには属性が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 光・火・水・風・地 の 5種類が存在する。
- すべてのカードは本来の役割とは別に地形しての役割を持ち、カード右下に地形としての属性がいくつか記載されている。
- 機兵カードにはカード左上に適応属性が記載され、戦場の地形が持つ属性のいずれかと一致している場合のみ進軍できる。
● コンボ
- 機兵カードが一定のチームを組んだとみなされた場合に、コンボが発動する。
- コンボ発動時、成立したコンボの中の任意の 1つを攻撃ポイントに加える。
コンボ名称
| 成立条件
| 加算ポイント
|
トリプルキラコンボ
| 同一ナンバーのキラカードが前線フィールドに 3枚並んだ時。
| +10
|
トリプルコンボ
| 同一ナンバーのカードが前線フィールドに 3枚並んだ時。
| +7
|
キラコンボ
| キラカードが前線フィールドに 3枚並んだ時。
| +5
|
同盟コンボ
| 前線フィールドに 3種類の軍マークが揃った時。
| +3
|
カード構成
● 一時的に場に残るカード
○ 機兵カード (コスト不要)
- モビルスーツを中心とした、攻撃力を持つプレイヤーの部下たち。
- 原則ターンごとの使い捨て。
- ポイントの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- カード左上に 1 ~ 5つの適応属性の項目を持ち、現在の地形といずれか 1つでも一致している場合に使用できる。
● 瞬間的に使用するカード
○ 支援カード (コスト不要)
- パーティーの戦闘を支援する武器やパイロットの援護など。
- アイテムとパイロットの 2種類があるが、使用上は特に両者の違いはない。
場の構成
- 機兵カードはまず小隊フィールドに配備され、戦場フィールドの属性と適応したら戦場フィールドへ進軍する。
- カードの使用後は、通常の捨て札は捨て山という空間、戦闘などで敗北した場合は敗戦フィールドへ送られる。
- 勝利条件に関わるため、捨て山と敗戦フィールドは厳密に区別される。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2000年12月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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基本セット
| 2000/12
|
| カードダス(4/100)
|
集結! 宿命の三兄弟
| 2001/3
| 42
| カードダス(4/100)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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