ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『SDガンダムフォース』のルール解説。
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SDガンダムフォース カードゲーム
Last Update 2004/7/4 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得(押し付け?)戦。プレイヤーはパーティーのリーダーとなって、相手のパーティーを駆逐する。
● 原作
TVアニメ『SDガンダムフォース』。
※なお、原作アニメ自体は、以下の作品を原作としている。
TVアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズ。
プラモデル『SDガンダム』シリーズ。
● 世界設定
「ここは人間とロボットが平和に共存する街、未来都市ネオトピア。」
“モビルシチズン”と呼ばれる身長1m程度の人型ロボットを中心とする各種ロボットが人類同様市民としての権利を持ち共に平和を謳歌していたこの都市に、突如侵略者の魔の手が襲い掛かった。
“ダークアクシズ”と名乗る武装ロボット集団に対し、人々はなんら対抗手段を持たなかった。
でも心配後無用。こんなときのための秘密防衛組織“SDG”が組織されていたのだ。
中でも特に優れた性能を持つキャプテンガンダムを中心としてさまざまなメンバーを集めた特設チーム“ガンダムフォース”が、今日もネオトピアをはじめとする世界の平和のために従事しているのであった。
● 本ゲームについて
SDガンダムがTVアニメになりました、それもフル3DCGにモーションキャプチャーという手法で。本ゲームはそのTVシリーズを題材としたTCGです。
ルールそのものは、いつの間にか“SD共通ルール”と名付けられたモビルパワーズのルールに準じています。
基本構成
勝利条件
- 相手プレイヤーの敗戦カードが 10枚になる(その瞬間)。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 32枚ちょうど。
- 構築条件: 同一カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント (敗戦カード枚数): 0枚。以後蓄積する。
- 開始手札: 5枚。ゲーム中は常に 5枚。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し。
その他
● カードの行動表現
- バトルフィールドへ出撃できなかった SDカードは、1ターンだけ待機中という意味を込めてタップ(横倒しに)する。
● 基本構成細則
- ディスカード: 考慮不要(5枚を維持)。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- SDカードの戦闘は、常にパーティー単位で行う。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキより手札を 5枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 編成フェイズ
- ターンプレイヤーから交互に手札を 1枚引いてから、手札にある SDカード 1枚を待機フィールドに出す。
これを両方のプレイヤーとも待機フィールドに 3枚になるまで繰り返す(前ターンの残りの SDカードがありうることに注意)。
- もしも手札に反撃カードばかりで SDカードが出せない時は、手札の任意の 1枚をダークホールに出す(ダークホールに 10枚目なら敗北)。
それから、次の SDカードを出す行動を続ける。
○ 出撃フェイズ
- ターンプレイヤーがデッキから 1枚カードを引いて、そのカードを地形として場の出撃カードというエリアへ出す。
これが今回のバトルフィールドの地形となる。
- 待機フィールドのSDカードの中で地形属性と 1つでも合っているカードを、両軍とも全てバトルフィールドへ前進させる。
- もし両プレイヤーともに適応属性が無い場合、今地形を出さなかった方の側がデッキから新たな地形を出す。
これをどちらかの SDカードが適応するまで繰り返す。
- もしどちらかのプレイヤーのみがバトルフィールドへ前進できる場合、一方的な戦闘となったと見なす。
出せなかった側の待機フィールドの SDカードは 3枚ともダークホールへ送られる。
- 両軍とも属性に適応した SDカードを戦場に送った後、今回出せなかった SDカードはカードをタップして待機状態にする。
- 前ターンにタップしてあった SDカードが今回も出せなかった場合、タップしてあった SDカードは捨て札となる。
○ 効果フェイズ
- バトルフィールドにいる SDカードのパワー値の合計を、合計ポイントとして集計する。
- チームボーナスの修正を合計ポイントに加えて、最終的な合計ポイントを算出する。
○ 反撃フェイズ
以下をそれぞれのプレイヤーが 1回ずつ行う。
- 合計ポイントの低い側のプレイヤーからカードを 1枚引く。
- 任意で反撃カードを出す。出せない時は手札から任意の 1枚を捨てる(一部の例外を除き、戦場に SDカードがいないと反撃カードは出せない)。
○ 計算フェイズ
それぞれの合計ポイントを比較し、その結果によりそれぞれ以下の処理を行う。
- 対戦相手より大きい: 勝ち。反撃カード、戦場の SDカードともに捨て札にする。
- 対戦相手より小さい: 負け。自軍のバトルフィールドにいる SDカードはすべて(最大 3枚)ダークホールへ送り、反撃カードは捨て札となる。
- 引き分け: 戦闘はお流れ。それぞれバトルフィールドの SDカード・反撃カードをすべて捨て札にする。
○ ターン終了
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール部分
● 属性
- カードには属性が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 陸・海・空・異 の 4種類が存在する。
- すべてのカードは本来の役割とは別に地形しての役割を持ち、カード上面に地形としての属性がいくつか記載されている。
- SDカードにはカード左下に適応属性が記載され、バトルフィールドの地形が持つ属性のいずれかと一致している場合のみ進軍できる。
● チームボーナス
- SDカードが一定のチームを組んだとみなされた場合に、チームボーナスが発動する。
- チームボーナス発動時、成立したチームボーナスの中の任意の 1つを攻撃ポイントに加える。
- ちなみに成立条件の「同じ種類」というのが、具体的に何が同じならば良いのかは不明である。
成立条件
| 加算ポイント
|
ソウルレアカードがバトルフィールドに 3枚並んだ時。
| +7
|
レアカードがバトルフィールドに 3枚並んだ時。
| +5
|
同じ種類のカードがバトルフィールドに 3枚並んだ時。
| +5
|
カード構成
● 一時的に場に残るカード
○ SDカード (コスト不要)
- さまざまな世界の人型ロボット・機械生命体や機動兵器など。
- 原則ターンごとの使い捨てである。
- ポイントの値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- カード左下に 1 ~ 4つの適応属性の項目を持ち、現在の地形といずれか 1つでも一致している場合に使用できる。
● 瞬間的に使用するカード
○ 反撃カード (コスト不要)
場の構成
- SDカードはまず待機フィールドに配備され、バトルフィールドの属性と適応したらバトルフィールドへ進軍する。
- カードの使用後は、通常の捨て札は帰還フィールドという空間、戦闘などで敗北した場合はダークホールへ送られる。
- 勝利条件に関わるため、帰還フィールドとダークホールは厳密に区別される。
商品情報
● メーカー: バンダイ
○ 発売開始: 2004年6月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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ネオトピア編
| 2004/6
| 56
| 構築済みスターター(32/840)、ブースター(6/158)、カードダス(4/100)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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