ラストクロニクル

Last Update 2017/5/20 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは神の使徒となり、部下であるユニットを率いて相手を撃破する。

● 原作
　オリジナル作品。

● 世界設定
　かつて世界のすべてを記録した歴史書が存在した。だがいくつかの部分は空欄のままであった。 そして今、アトランティカの地において、神の使徒を名乗る者たちが歴史の空白を埋めるべく集結したのであった。

● 本ゲームについて
　オリジナルのファンタジーTCGです。プレイヤーレベルの概念を主軸として持ってきているのが特徴です。

基本構成

勝利条件

• 相手のライフを 0にする。
• 相手のデッキが尽きる（引くべきときに引けない）。
• 特定カードに記載された勝利条件を満たす。

事前準備

● デッキ （1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 50枚ちょうど。
• 構築条件：
  　同名カードはデッキに 3枚まで。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。
○ 各種表示用カウンター： ライフ表示用などに適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ： 20。上限は無し。
• 開始手札： 5枚。上限は 6枚（自ターン内に調整有り）。
• クロノアチーブメント（CAヤードに蓄積されたカードの記載CA数）： 0個。上限は無し。
• 時代（時代マーカー枚数）： 1。上限は 4。
• マリガン： 任意で1回、デッキの底に戻して引きなおす。
• ファーストドロー制限： 無し、ただし類似概念は存在（先攻の1ターン目はクロノチェックが無い）。

その他構成

● カードの行動表現
※ストラクチャカードのみ、縦横が逆となる（横向き状態が基本）。

• カード縦： アクティブ状態
• カード横： ワイプ状態

● 基本構成細則

• ディスカード： 有り。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 有り（配置ターンは攻撃およびワイプ化が必要なアビリティ使用が不可）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（各フェイズごとに消滅）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理：
  王冠アイコンを持つカード（EPIC）。自軍名称単位でユニーク、先出し生存（同時出現は対消滅）。
  宝石アイコンを持つカード（LEGACY）。両軍アイコン単位でユニーク、先出し生存。
• ユニットの攻撃は常に相手プレイヤーを対象とし、防御ユニットの指定は防御側が任意に選択する。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれのデッキをシャッフルする。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 5枚引く。
• 必要に応じてマリガン処理を行う。
• それぞれ自分のデッキからカードを 1枚引き、時代マーカーとして裏向きに時代ヤードに配置する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特に無し。

ルール細則

基本ルール細則

● 勢力について

• カードには属性概念としての勢力が存在し、さまざまな場面で使用される。
• 勢力は 白・橙・紫・黒・青 の 5種類が存在する。また無勢力も存在する。
• 複数勢力を持つカード（マルチソウル）も存在する。

● ソウルストーンとコストについて

• すべてのカードは本来の役割とは別に、ソウルストーンとして使用される。
• カードをソウルヤードにアクティブ状態で配置することで、ソウルストーンとなる。
• カードにはコストの概念が存在し、カードの本来の目的で使用・配置する際には指定値分のコストを支払う必要がある。
• コストはソウルストーンをを使用することで支払うことができる。
  1つのアクティブ状態のソウルストーンをワイプ状態にするごとに、記載勢力のコストが 1だけ発生する。
  ※マルチソウルが発生するコストの勢力は、記載勢力から選択した任意の1勢力となる。
• コストには勢力コストとフリーコストに分けられる。
  勢力コストは指定された勢力のコストが必要であるが、フリーコストはコストであれば勢力は問われない。
• 発生したコストはソウルプールという仮想空間に集められるが、使用しなければ各フェイズ終了時に消滅する。
• 一部のカードは異能能力を持ち、本来の目的で使用・配置する際に異能コストで支払うことができる。

● 時代について

• 本ゲームでは時代の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
• 時代は各ゲームごとの各プレイヤー単位の数値概念である。開始時に 1、上限は 4で、基本的には減少しない。
• すべてのカードは本来の役割とは別に時代マーカーとして使用され、時代ヤード上の時代マーカー数が時代の値となる。
• ゲーム開始時の 1枚以外は、時代の発展を行うことで時代マーカーが蓄積される。
  また時代が発展したときに、一部カードが持つハーベスト能力が発動する（カウンターが蓄積される）。
• カードの記載アビリティの一部は時代に対応しており、対応した時代の時にのみ効果を発揮できる。
  またユニットには時代と対応するレベル概念が個別に存在し、記載レベルが時代以下であるときに攻撃・防御が可能となる。

● CA（クロノアチーブメント）と時代の発展について

• カードには CAが（文明の記録媒体?）アイコンの形で一定個数記載されており、時代の発展の際に使用される。
  そしてすべてのカードは本来の役割とは別に、CAヤードにて CAの蓄積目的で配置される。
• 時代の発展は、CAヤードに配置されたカードに記載された CAが合計で 7個以上あるときに任意で実行でき、以下の手順で行われる。
  ※すでに時代が4であっても発展自体は行える。ただしその場合は時代マーカーの分のカードは捨て札となる。
  • CAヤードのカードの任意の1枚を相手に見せた後、時代マーカーとして時代ヤードに裏向きに配置する。
  • CAヤードのカードの任意の1枚を相手に見せた後、手札に加える。
  • CAヤードの残りのカードを、すべて捨て札とする（蓄積した CAを使い切る）。
• 一部カードは CAアイコンの色が異なっている（通常は黄色）。
  色が違っていても CAとしての違いはないが、一部カードにおいて特定色の CA数を参照する場合がある。
• 一部カードは CAアイコンに隣接して CBアイコンを持つ。これはクロノチェックの際に発動する“クロノバースト”を持つことを示している。

● 小隊について

• 攻撃を行う際に、任意で複数のユニットをまとめて小隊として攻撃を行うことができる。
• 小隊は攻撃時に限り組むことができる。
• 小隊は仮想の1体の攻撃ユニットとして扱われる。
• 小隊は1回の攻撃ごとに解散となる。
• そもそも攻撃できる条件を満たしていないユニットは、小隊に参加できない。
• 小隊のパワーは、参加ユニットのパワーの合計値となる。
• 小隊のATKは、参加ユニットの記載 ATK値の中で最も高い値とする（合計値でないことに注意）。
• オーラなど一部のアビリティについては、小隊参加ユニット全員が持っていない限り無効となる。
• 通常の場合と同様に、攻撃として指定することで小隊すべてがワイプ状態となる（つまり今ターンは再攻撃できない）。
• 小隊に対しての（ユニットへの）ダメージは、防御側が小隊参加ユニットに対して 500単位で好きなように割り振る。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ ユニットカード （コスト必要）

• プレイヤーの部下たち。戦場にユニットとしてアクティブ状態で配置される。
• レベル・パワー・ATKという戦闘ステータスを持ち、プレイヤーの武器／盾となる。
• レベルは戦闘に関しての条件であり、レベルがプレイヤーの時代以下なら攻撃・防御ができる。
  ※配置については、どのユニットもレベルに関わらず時代 1からできる。
• パワーは対ユニットの戦闘力で、ユニット同士での戦闘の際に使用される。
• ATKは対プレイヤーの戦闘力で、防御されなかったときに相手プレイヤーに与えるダメージ量となる。
• パワー以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
• 一部にレベルとは別に特定時代限定のアビリティを持つカードが存在する。

○ ヒストリーカード （コスト必要）

• 施設や魔法器具など。戦場にヒストリーとしてアクティブ状態で配置される。
• ユニットとは異なり、配置直後からワイプ化を伴う記載アビリティも使用できる。
  ※一部に特定時代限定のアビリティも存在する。

○ ストラクチャカード （コスト必要）

• 飛行船などの乗り物や浮遊要塞など。戦場にストラクチャとして配置される。
  ※物語的には移動基地にあたる存在だが、ゲーム的には特に何かを運んだりするわけではない。
• 他のカードと異なり、カードが横向きの状態が基本状態となる。
• カードの向きを除けば、扱いはほぼヒストリーカードに準ずる。
• 一律で“動力”の能力を持ち、配置時および自身の回復フェイズに動力カウンターが指定値になるように補充される。 そしてそれぞれのカードが、この動力カウンターを用いた個別能力を備えている。

● 瞬間的に使用するカード

○ スペルカード （コスト必要）

• プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。

場の構成

• 永続カードは、それぞれの戦場という空間に存在する。
• 戦場のほかに、コスト支払いのためのソウルヤードや、時代にかかわる時代ヤード・CAヤードといった空間が存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる。
• カードが除外された時はリムーブヤードという空間に集められる。
• 捨て札置き場とリムーブヤードは似ているが、両者は明確に区別される。

商品情報

● メーカー： ホビージャパン
○ 発売開始： 2013年9月（無料配布カードは6月 ～）

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
スターターデッキ	2013/6～		無料配布スターター（50/0）
第1弾 始まりの刻音	2013/9	160	ブースター（9/294）
第2弾 英雄の賛歌	2013/11	120	ブースター（9/294）
第3弾 災禍を討つ者	2014/3	120	ブースター（9/294）
第4弾 救世の交響詩	2014/6	121	ブースター（9/280+税）
第5弾 神理の激突	2014/9	120	ブースター（9/280+税）
構築済みデッキ （騎士／雷鳴）	2014/10	2種	構築済みデッキ（50/925+税）
第6弾 聖歴の覇者	2014/12	120	ブースター（9/280+税）
構築済みデッキ （猫耳族／氷炎）	2015/3	2種	構築済みデッキ（50/1000+税）
天空編 I	2015/3	160	ブースター（9/300+税）
天空編 II	2015/6	120	ブースター（9/300+税）
構築済みデッキ （探索者／征服者）	2015/9	2種	構築済みデッキ（50/1000+税）
天空編 III	2015/9	122	ブースター（9/300+税）
天空編 IV	2015/12	120	ブースター（9/300+税）
構築済みデッキ （神滅／神越）	2016/4	2種	構築済みデッキ（50/1000+税）
陽光編 I	2016/4	140	ブースター（9/300+税）
陽光編 II	2016/7	100	ブースター（9/300+税）
陽光編 III	2016/10	115	ブースター（9/300+税）
陽光編 IV	2017/1	106	ブースター（9/300+税）
悠久の聖音	2017/5	110	ブースター（9/300+税）

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