魔法少女 ザ・デュエル

Last Update 2023/4/29 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは魔法少女たちの指導者? となり、部下である怪異を率いて相手を撃退する。

● 原作
　オリジナル作品。

● 世界設定
　現代のとある女子校において人間界と悪魔界が繋がり、生徒たちはいやおうなしに魔法少女となってしまう。
生き延びる手段として卒業までに魔女を目指す…のではあるが、今やすっかり慣れ親しんでしまい魔法生活を満喫しているのであった。

● 本ゲームについて
　オリジナルのダークファンタジーTCGです。特徴としてはタイトルでもある魔法少女がプレイヤー自身や戦闘員ではなく魔力源であること。
そして彼女たちと最後まで一緒にいるというコンセプトにより、単なる魔力源にとどまらず少女ごとにさまざまな能力を備えています。

基本構成

勝利条件

• 相手のオーブが 0枚の状態で、相手プレイヤー自身への攻撃を成功させる。
• 相手のデッキが尽きる（引くべき時に引けない）。
• 相手が 20000点以上の魔蝕ダメージを受ける。
• 特定カードに記載された勝利条件（相手の敗北条件）を満たす。

事前準備

● デッキ （1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 50枚ちょうど。
• 構築条件：
  　結魂怪異・神カード以外のカードで構成されていること。
  　同名カード（魔法少女カードのみ同名・同レベル・同バージョンカード）はデッキに 4枚まで。

● エキストラデッキ （1人分の補助デッキ）

• デッキ枚数： 7枚以下（使用しなくてもよい）。
• 構築条件：
  　結魂怪異および神カードのみで構成されていること。
  　同名カードはデッキに 4枚まで（ちなみに結魂怪異や神はレベルを持たない）。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。
○ コイン： 後攻のみ 1枚。
○ 各種カウンター： 適当数。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ （オーブ）： 7枚。上限は無し。
  ※直接のライフ概念ではなく、オーブとなったカード + 無防備の 1回がライフに相当。
• 開始手札： 7枚。上限は無し。
• マリガン： 任意で 1回。不要分をデッキの底に戻し、同数引き直す。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻は 1ターン目にはカードを引かず攻撃が行えない）。さらに後攻にはコイン1枚付与。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦： リカバー状態。
• カード横： レスト状態。
• カード上下逆位置 （怪異のみ）： リバース状態。

● 基本構成細則

• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 基本的には無し。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（オドはターン終了時に消滅）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し（ただし魔蝕のような別種の蓄積要素は存在する）。
• ユニーク処理： 魔法少女および“伝説”、自軍ユニーク先出し生存。
• 怪異の攻撃は、相手プレイヤーか怪異のいずれか 1体を攻撃側が任意選択する。ただしリバース状態の相手怪異がいる時はプレイヤーを攻撃できない。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれのデッキをシャッフルする。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 7枚引く。
• それぞれ自分のデッキよりカードを裏向きのまま 7枚引き、オーブとして戦場のオーブゾーンに配置する。
• 必要に応じてマリガン処理を行う。
• 後攻のみコインを 1枚獲得する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● 属性について

• ほとんどのカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
• 属性は 太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星 の 7種類が存在する。また無属性も存在する。
• 属性の類似概念として特質が存在し、光・闇・炎・水・風 の 5種類が存在する。

● オドについて

• カードにはコスト概念としてオドが存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
• コストはオドを使用することで支払うことができる。
• リカバー状態の魔法少女 1体をレスト状態にするごとに、対応する属性のオドがレベル値分だけ発生する。
• 一部のカードは“ウィル”と呼ばれる、いずれかの特性を持つ無属性のオドを発生させることができる。
• 一部のカードは、通常のコスト支払い（オド）以外の方法によって使用・配置できる場合がある。

● コインについて

• 後攻プレイヤーはコインを 1つ保持した状態でゲームを開始する。
• コインはゲーム中の任意のタイミングで破棄することで、無属性のオドを 1だけ発生させることができる。

● オーブについて

• すべてのカードは本来の役割とは別にオーブとして用いられる。
• オーブはプレイヤーライフの変種概念で、すべて失った状態で攻撃を受けた時点でゲームに敗北する。
• オーブはゲーム開始時に、それぞれのオーブゾーンに裏向きで 7枚ずつ配置される。
• オーブのカード内容を確認することはできない。
• プレイヤーが攻撃されるごとにオーブが穢される（※特に指示が無いかぎり、1回の攻撃で 1枚が穢される。）。
• 穢されたオーブはそのまま手札に加えられる。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ 魔法少女カード （コスト不要）

• プレイヤーの部下というか協力者。戦場に魔法少女として配置される。
• デッキに投入される。
• 1ターンにつき 1体ずつ配置できる。なお手札に配置できるカードが無くても救済策として裏向きの魔法少女としてなら配置できる。
• レベルの概念を持つ。初期状態ではレベル 1のみが配置でき、それ以上はレベルアップにより一段階ずつ上のレベルが配置できる。
• 自軍ユニークであり、同名カードは複数配置できない。
• いずれかの属性のオド（コスト）をレベル値分だけ発生できるほか、それぞれが多様な能力を持つ。
• ゲームコンセプトの都合により、基本的には破壊されることなく場に残り続ける。

※ レベルアップ

• レベル 2以上の魔法少女カードはいわゆる進化カードであり、レベルアップとして戦場にいる魔法少女の上にのみ配置することができる。
• レベルアップは自分の戦場の“同名でレベルが 1だけ低い魔法少女”の上に重ねることで行われる。
  ただし同名の魔法少女が戦場にいない場合に限り、レベル 2へのレベルアップ限定で裏向きの任意の魔法少女の上に重ねることができる。
• 重ねたカード全体で、1体の魔法少女として扱われる。
  下に重ねられた側のカードは、能力を持たないストックの状態で蓄積される。

※ 裏向きの魔法少女

• 手札のすべてのカードは、本来の役割とは別に裏向きの魔法少女として使用できる。
• 裏向きの魔法少女は、レベル 1で名前を持たない（ユニーク判定の対象外）の魔法少女として扱われる。
• 裏向きの魔法少女は、無属性のオドを 1だけ発生できる。

○ 怪異カード （コスト必要）

• プレイヤーの部下となる妖怪的なもの。戦場に怪異として配置される。
• デッキに投入される。
• ATK（攻撃力）／ DEF（防御力）を持ち、プレイヤーの武器／盾となる。
• 場に望むだけの数を配置できる。
• リカバー／リザーブのいずれかの状態で配置され、それぞれ攻撃と防御に専念する。表示形式は自ターンに 1回任意に変更できる。
• リカバー状態の場合、自ターンに可能な限り攻撃しなければならない。
• リザーブ状態で存在する限り、相手はプレイヤーへの攻撃を通常は行うことができない。
• 攻撃を受けた時に、相手の攻撃怪異の ATK値がこちらの値より大きければ破壊される。なおこちらの値はリザーブ状態なら DEF値、それ以外なら ATK値を用いる。

※ 献魂怪異

• 怪異の一種で、怪異化した魔法少女らしい。
• コストや属性を持たず、通常の方法では配置できない。
  代わりに献魂能力（ストックとして、手札の指定分のカードをこれの下に重ねる）によって配置される。

○ 結魂怪異カード （配置条件が存在）

• 怪異の一種で、いわゆる食客的存在。設定上は複数（基本 2体）の魔法少女の融合体らしい。
• デッキではなくエキストラデッキに投入される。
• 他のカード（基本的には詠唱カード《結魂》）の効果でのみ場に配置されるが、追加条件として指定された魔法少女がストックとして必要となる。
• 各結魂怪異カードには素材となる複数の魔法少女名が記載されており、それぞれの魔法少女カード各 1枚ずつがストックとして用いられる。
  ストックとして使用できるのは、自身の手札・戦場の味方魔法少女および味方魔法少女のストックからである（いずれも裏表問わない）。
  魔法少女名単位で指定された全員が揃っている必要がある。
  配置の際に、結魂怪異の下にストックが任意順で重ねられる。
• 無属性・コスト 0の怪異として用いられる。
• 一律で魂印の能力を持ち、場を離れる時に代わりに自身のストック 1枚を破棄することで、自身は留まることができる。
  またメインタイミングにストック 1枚を破棄することで、自身の参戦の効果を発動できる。
• （ストックを使い切り）場を離れる時は墓地に送られる。

○ 結界カード （コスト必要）

• 自分の場に展開する魔法領域。効果はさまざま。
• デッキに投入される。

○ 神カード （配置条件が存在）

• いわゆる食客的存在。それぞれの属性の守護者であり、場に神として配置される。
• デッキではなくエキストラデッキに投入される。
• 他のカード（各神ごとの専用詠唱カード）の効果でのみ場に配置される。
• 場では結界のような扱いとなり、戦闘などには使用できず記載能力を発動するのみである。
  なお記載の条件能力は、メインタイミングにのみ使用することができる。
• 配置時に一定数の神力カウンターが載せられる。このカウンターは能力発動時などで消費され、すべて無くなるとカード自身が破棄される（墓地に送られる）。

● 瞬間的に使用するカード

○ 詠唱カード （コスト必要）

• プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
• デッキに投入される。

● その他のカード

○ コイン用カード

• コインとして用いるための専用カード。他のもので代用してもよい。
• デッキやエキストラデッキに入れることはできない。

場の構成

• 永続カードは、戦場という空間に存在する。
• 戦場は怪異ゾーンと魔法少女ゾーンという空間に大別される。
• 戦場の他にもオーブゾーンなどが存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は墓地という空間に集められる。

商品情報

● メーカー： Force of Will （2019以降はTCG）
○ 発売開始： 2017年10月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
スターターデッキ（火星／土星）	2017/10	2種	構築済みデッキ（50/1300+税）
第1弾	2017/10	190	ブースター（8/300+税）
第2弾	2018/1	92	ブースター（8/300+税）
スターターデッキ マジカルドリーム7	2018/5		構築済みデッキ（50/1300+税）
第3弾	2018/5	84	ブースター（8/300+税）
第4弾	2018/7	84	ブースター（8/300+税）
天使の円舞曲 VS 悪魔の輪舞曲	2019/3		構築済みデッキ（100/3480+税）
2期1弾	2019/4	83	ブースター（7/360+税）
2期2弾	2019/8	120	構築済みデッキ（100/3480+税）、ブースター（7/360+税）
2期3弾	2020/2	111	ブースター（5/360+税）
2期4弾	2020/11	95	構築済みデッキ（50/1500+税）、ブースター（5/500+税）
2期5弾	2022/2	64	ブースター（5/500+税）
2期6弾	2022/5	63	ブースター（5/500+税）
2期7弾	2022/11	65	ブースター（6/500+税）
2期8弾	2023/4	64	ブースター（6/500+税）

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