ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『バトルリンク』のルール解説。
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コードギアス バトルリンク
Last Update 2018/4/14 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による任務達成戦。プレイヤーは人型兵器部隊の隊長的存在となり、部下であるキャラを率いてミッションを遂行する。
● 原作
アニメーション『コードギアス』シリーズ。
● 世界設定
複数作品がばらばらに並立するゲームなので、特に無し。
● 本ゲームについて
さまざまなアニメ作品をテーマとするTCGです。個別に用意したミッションを達成するのが目的となります。
なお異なる原作同士での対戦はできるようですが、それぞれのルールは微妙に異なります。
基本構成
勝利条件
- 自分のミッションをすべて解決する(その瞬間)。
- 相手のデッキが尽きる(その瞬間)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
キャラクター・イベント・ナイトメアフレーム・ギアスカードで構成されていること。
同一番号カードはデッキに3枚まで。
※ナイトメアフレーム・ギアスは後述のタクティクス分と合わせて同一番号カードは3枚まで。
● タクティクス (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 10枚ちょうど。
- 構築条件:
ナイトメアフレーム・ギアスカードで構成されていること。
同一番号カードはデッキに3枚まで。
※デッキ投入分と合わせて同一番号カードは3枚まで。
● ミッション (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 5枚ちょうど。
- 構築条件:
ミッションカードで構成されていること。
※公式サイトで公開される追加カードを印刷したものでも可。
すべて異なる番号のカードで構成されていること。
記載 MC値の合計値が 10以下であること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント: 解決したミッションがポイントに相当する。
- 開始手札: 7枚。上限も7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。戻してシャッフル後引き直す。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
キャラカード
- カード縦: 活動状態。
- カード横: 休息状態。
- カード逆位置: ゲージとして配置(他の手札となるカードを含む)。
ミッションカード
- カード表向き: 未解決状態。
- カード裏向き: 解決済み状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 不可。
- 召喚酔い: 有り(配置時に休息状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し(ターン終了時に消滅)。
- ユニーク処理: キャラ。自軍ユニーク、後出し生存。
- 本作に戦闘は無いが、ミッションへの参加によるダメージ応酬が存在する。参加キャラの指定はそれぞれが任意に選択する。
- 1枚のミッションに対して、それぞれ3体のキャラを参加させられる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのタクティクスを場のタクティクス置き場に裏向きで配置する(第二の手札となる)。
- それぞれのミッションを場のミッションエリアに一列に表向きで配置する(配置順などは問われない)。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを7枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
- デッキからカードを1枚引き手札に加える。
- 自分の場の休息状態のカードをすべて活動状態にする。
○ メインフェイズ 1
以下の行動を任意で行う。
- 手札からゲージをゲージエリアに配置する(1ターンにつき1回のみ)。
- 手札からキャラクターカードをキャラとしてメインエリアに配置する。
- 手札から使用タイミングがメインのイベントカードを使用する。
- 手札・タクティクス置き場からナイトメアフレームカードを自分のキャラに対して配置する。
- 手札・タクティクス置き場から使用タイミングがメインのギアスカードを使用する。
- 場のカードの使用タイミングがメインの記載テキストを使用する。
- キャラクター・ナイトメアカードの復帰を行う(コストを支払うことで捨て札置き場から手札に加える)。
○ ミッションフェイズ
▽ イベント/テキストの使用
- それぞれこのタイミングで使用できる、イベントカードやキャラなどの記載テキスト効果を任意で使用する。
▽ 手番のミッション参加
- 手番側レイヤーは、任意でミッションの解決のためキャラの参加を行うかどうかを選択する。
1体も参加させない場合は、そのままミッションフェイズが終了する。
- 対象のミッションに参加させるキャラを、以下の条件で決定する。
- 一度に2つまでの自身の任意ミッションに対して参加させられる。
※それぞれのミッションに対する処理は独立しているが、処理は同時に行う。
- 自身のメインエリアにいる活動状態のキャラのみが参加できる。
- 1つのミッションに対して送れるのは最大3体まで。
※ナイトメアフレームやギアスが付いていても、通常通り1体(1枚)として送ることができる。
- 参加させるキャラを対象のミッションに重なるように移動させる。
▽ ミッション参加条件の確認
- それぞれのミッションの参加条件を確認する。ここで条件がすべて満たされていない場合、そのミッションへの参加は無効となる。
※すべてのミッションが無効な場合は、そのままミッションフェイズが終了する。
※この時点での条件を満たしていればよいのであって、その後で条件から外れても特に問題はない。
- 無効となったミッションに参加しているキャラは、活動状態のままメインエリアに送られる。
▽ イベント/テキストの使用
- それぞれこのタイミングで使用できる、イベントカードやキャラなどの記載テキスト効果を任意で使用する。
▽ 非手番のミッション参加
- 非手番側のプレイヤーは、任意でミッションに対する妨害を行う。
- 非手番側は妨害に参加させるキャラを、以下の条件で決定する。
- 手番側が参加しているミッションに対してのみ妨害させられる。
- 自身のメインエリアにいる活動状態のキャラのみが参加できる。
- 1つのミッションに対して送れるのは最大3体まで。
※ナイトメアフレームやギアスが付いていても、通常通り1体(1枚)として送ることができる。
- 非手番側は妨害に参加させるキャラを対象のミッションに重なるように移動させる。
▽ イベント/テキストの使用
- それぞれこのタイミングで使用できる、イベントカードやキャラなどの記載テキスト効果を任意で使用する。
▽ 成功判定
- それぞれのミッションについて、以下の条件で成功(ミッションを解決)したかどうかの判定を行う。
手番側のキャラのみが存在している:
参加した手番側のキャラがこの時点で存在しない:
双方のキャラが存在する:
- それぞれ今回参加している自分のキャラのAP値を合計し、各種修正を加えてそのミッションにおける総AP値を算出する。
- 手番側の総AP値と、非手番側の総AP値にミッション記載の妨害修正(MP値)を加えた値とで、値の大小を比較する。
- 比較の結果、手番側の値が高い場合はミッション成功、非手番側の値が手番側以上であれば失敗となる。
- ミッションに成功した場合、記載された成功時の効果が発動する。
- 成功したミッションは解決されたものとして裏向きになる。
※失敗した場合は特に何も起こらない。
▽ 退場判定
- 総AP値の比較を行ったミッションは、結果に関わらず参加キャラに対するダメージ処理を以下の手順で行う。
- それぞれ対象ミッションにおける自身の総APの値分のダメージを、相手の参加しているキャラに対して割り振る。
※ミッションの妨害修正値は値に含めないことに注意。
※各キャラに振り分ける値はダメージを与える側が任意に決定するが、DP値を超える割り振りはできない。
- 蓄積ダメージがDPの値以上になったキャラは捨て札となる。
▽ ミッション終了
- それぞれミッションに参加して残っているすべてのキャラを、休息状態にしてメインエリアに戻す。
○ メインフェイズ 2
メインフェイズ 1 と同様の行動を任意で行う。
○ エンドフェイズ
- すべてのダメージがリセットされる。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- ほとんどのカードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 白・黒 の2種類が存在する。
● ゲージについて
- デッキに入るカードは本来の目的とは別にコスト支払いのためのゲージとして使用される。
- カードはゲージエリアに上下逆位置の活動状態で配置されることでゲージとなる。
- ゲージとして存在する間は、色以外のすべての能力を失った状態となる。
- ゲージは自分の1ターンに付き1枚、任意に配置することができる。
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- 要求されるコストには有色と無色の2種類のコスト概念がある。有色コストは指定の色のコストが必要となるが、無色コストはどの色のコストでも支払うことができる。
- コストはゲージを使用することで支払うことができる。ゲージ1枚を休息状態にするごとに、対応する色のコストが1だけ発生する。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ミッションカード (コスト不要)
- プレイヤーが解決すべきさまざまな任務。横向きのデザインである。
- ゲーム開始時に場のミッションエリアにミッションとして横一列に表向きで配置される。
- 基本的に自分のミッションのみを解決でき、すべて解決することでゲームに勝利する。
- MC値が存在し、解決の難易度の指標として構築条件で用いられる。
- 妨害修正(MP)の値が存在し、相手による妨害の際に使用される。
- 基本的には場のキャラをミッションに派遣し参加条件を満たすことで解決される。
- 解決されたミッションは裏向きとなる(通常は再び表向きになることは無い)。
○ キャラクターカード (コスト必要)
- プレイヤーの部下となる人物たち。場にキャラとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- AP/ DPの値を持ち、ミッション解決の実働部隊となる。
- 特徴の項目を持ち、記載内容がミッション解決の条件となる。
- 自分のメインフェイズに登場コストを支払うことで場のメインエリアに望むだけの数を配置できる。配置時は休息状態で配置される。
- 自分の場に同名キャラを配置する場合、先に存在する方のカードが捨て札となる。
- DP(耐久値)以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
※効果などでDPの値が0になった場合も破壊される。
- 捨て札置き場に送られたカードは、コストを支払うことで手札に戻す(復帰させる)ことができる。
○ ナイトメアフレームカード (コスト必要)
- キャラが操縦する人型兵器。ナイトメアフレームとして場の自分のキャラに対して配置される。
- デッキとタクティクスに入れて使用される。
- 手札またはタクティクスのいずれかから、コストを払うことで配置できる。
※タクティクスデッキは事実上の第二の手札であり、指定タイミングであればいつでも使用できる。
- 自分の場のキャラに対してのみ、上にずらしてかぶせる形で場に配置する。
- 1体のキャラに対して、1枚だけ配置できる。
- 自分と相手のどちらのターンのメインフェイズにも配置できる。
- AP/ DPの修正値と追加の特徴を持ち、キャラの能力を強化する。
- 付けたキャラが破壊される場合、ナイトメアフレームも破壊される。
- 捨て札置き場に送られたカードは、キャラクターカードと同じくコストを支払うことで手札に戻す(復帰させる)ことができる。
○ ギアスカード (コストと配置条件が存在)
- 特定の術者が用いる一種の催眠術で、相手の行動を部分的に支配する。ギアスとして場のキャラに対して配置される。
- デッキとタクティクスに入れて使用される。
- 手札またはタクティクスのいずれかから、コストを払うことで配置できる。
ただしコストとは別に配置条件が存在し、自分の場に“ギアス”の特徴を持つキャラが存在する時のみ使用できる。
※ギアス能力を持つキャラが掛ける扱いとなる。なお条件は配置時のみで、術者がいなくなってもギアスは残る。
- 自分と相手のどちらのキャラに対しても配置でき、キャラの下にずらして付ける形で場に配置する。
- 1体のキャラに対して、1枚だけ配置できる。
- 自分のメインフェイズに配置できる。
- 何らかの効果が記載されており、キャラを強化または弱体化する。
- 付けたキャラが破壊される場合、ギアスも破壊される。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード (コスト必要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- デッキに入れて使用される。
- 使用タイミングなどは各カードごとに異なる。
場の構成
- 永続カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- それぞれの場はメインエリアという空間が中心となる。
- メインエリアのほかに、ミンションエリアとゲージエリアという空間が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: フィールズ
○ 発売開始: 2018年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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コードギアス スターター
| 2018/3
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| 構築済みデッキ(48/1500+税)
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コードギアス ブースターパック Vol. 1
| 2018/3
| 93
| ブースター(8/330+税)
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