ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『NOVA』のルール解説。
|
トレーディングカードゲーム NOVA
Last Update 2023/12/24 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは魔導師となり、部下であるサーバントを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
いわゆるファンタジー世界ですが詳細まではわかりません。
● 本ゲームについて
オリジナルのファンタジーTCGです。
基本構成
勝利条件
- 相手のライフを 0にする。
- 相手のメインデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● メインデッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40 ~ 60枚。
- 構築条件:
キャラクターカード以外で構成されていること。
同名カードはデッキに 4枚まで。
● キャラデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 0 ~ 10枚(使用しなくてもよい)。
- 構築条件:
キャラクターカードのみで構成されていること。
同名カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード (サイドデッキ): 0 ~ 15枚。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 2000。上限も同じ。
- リミットレベル: レベル1。以後上昇する。
- 開始手札: 7枚。上限も同じ(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で1回。先攻の権利を引き渡した上で、すべてをシャッフル後引きなおし。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は1ターン目にはスタンバイ&ドローフェイズを行わない)。
その他構成
● カードの行動表現
メインデッキのカード
- カード縦: スタンバイ(未行動)状態。
- カード横: フリーズ(行動済み)状態。
キャラクター
- カード正位置: スタンバイ(未行動)状態。
- カード逆位置: フリーズ(行動済み)状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 不可(ただしチーム戦ルールが別途存在)。
- 召喚酔い: 有り(配置ターンは攻撃不可)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクター、自軍ユニーク、先出し生存。
- サーバントの攻撃は、相手プレイヤーか相手のフリーズ状態のサーバント 1体のいずれかを対象とし、防御指定は防御側が任意に行う。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのメインデッキをシャッフルする。
- それぞれのキャラデッキを配置する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のメインデッキから手札としてカードを 7枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
※マリガンは先攻から順に行うが、その時点で先攻のプレイヤーが行う時は相手に先攻権を渡す。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタンバイフェイズ
○ ドローフェイズ
○ 第1メインフェイズ
ゲームのほとんどの基本行動がとれる。実行できるのは以下のとおり。
- 手札からサーバントカードをサーバントとして配置する。
- 手札からマジックアイテムカードをマジックアイテムとして配置する。
- 手札からエナジーを配置する(1ターンに 1回のみ)。
- キャラデッキからキャラクターカードをキャラクターとして配置する(1ターンに 1回のみ)。
- 手札からスペルカードを使用する。
○ バトルフェイズ
スタンバイ状態のサーバント単位で、以下のバトルを任意で行う。
各バトルの処理
▽ 攻撃宣言ステップ
- ターンプレイヤーが攻撃側となり、任意でサーバント 1体による攻撃を宣言する。
攻撃を行えるのは基本的には自分の場のスタンバイ状態で、今ターンより前に配置されているサーバントに限られる。
- 攻撃側が攻撃目標を、相手プレイヤーか相手の場のフリーズ状態のサーバント1体のいずれかの中から 1つ選ぶ。
- 攻撃を行うサーバントをフリーズ状態にする。
▽ 防御決定ステップ
- 相手プレイヤーが防御側となり、任意でサーバントによる防御を宣言する。
防御側の場のスタンバイ状態のサーバントのみが防御を行える。
- 防御宣言を行う場合、防御を行うサーバントをフリーズ状態にする。
それにより今回の攻撃対象が防御を行うサーバントに変更される。
▽ バトルダメージ解決ステップ
- 各種修正を加え、今回のバトルにおける攻撃力や体力などが算出される。
- 今回の攻撃対象により、それぞれ以下の処理を行う。
攻撃対象が相手サーバントの場合:
- 攻撃を行うサーバントと攻撃対象となるサーバントによるバトルとなる。
- 攻撃側・攻撃対象のそれぞれが、自身の攻撃力値分のダメージを相手に与える。
- 体力以上のダメージを受けたサーバントは破壊される。
攻撃対象が相手プレイヤーの場合:
- 攻撃側の攻撃力値分のダメージを相手プレイヤーに与える。
- 受けたダメージ分だけ相手プレイヤーのライフが減少する。
○ 第2メインフェイズ
第1メインフェイズと同種の行動を行う。
○ エンドフェイズ
- サーバントが受けているダメージがすべて 0になる。
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
複数対戦を行う場合は、今回の敗者が次の対戦での先攻・後攻を選択できる。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- ほとんどのカードには属性概念として色が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 色は 黒・白・緑・赤・青 の 5種類が存在する。
● コストについて
- ほとんどのカードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- 要求されるコストは色が決められている色指定コストと、どの色でも支払うことができる不特定コストが存在する。
- コストはエナジーゾーンのカード(エナジー)を使用することで支払うことができる。
- スタンバイ状態のエナジー 1枚をフリーズ状態にするごとに、対応する色のコストが 1だけ発生する。
● エナジーについて
- メインデッキのカードは、本来の目的とは別にコスト源であるエナジーとして使用される。
- 自ターンにつき 1枚、手札からエナジーゾーンにスタンバイ状態で配置することでエナジーとなる。
- 一部のカードの効果によって、裏向き(隠密状態)で配置される場合がある。
この場合は無色として扱われるが、エナジーの時に発動できる記載効果は一時的に表向きにすることで使うことができる。
● リミットレベルについて
- それぞれのプレイヤーは自身のレベル値としてリミットレベルを持つ。
- リミットレベルは各ゲームごとの値でゲーム開始時に一律でレベル1となる。
- リミットレベルはリミット開放により値が上昇する。リミット開放は以下の処理で行われる。
- ライフの変動による開放: ライフが 1500以下になった時点でレベル2、1000以下になった時点でレベル3となる。
これによって上がった分のレベルは、後にライフが指定値より増えても減ることはない。
- カードの効果による開放: 個別カードの効果で増減する。大抵は期間を区切った一時的な効果である。
- リミットレベルはキャラクターの配置条件として用いられる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (配置条件が存在)
- プレイヤーの副官や食客的な存在。場にキャラクターとして配置される。
- キャラデッキに投入される。なおキャラデッキはシャッフルされずに使用され、事実上の第二の手札となる。
- 横向きのカードであり、カード状態の表示方法が他のカードとは異なっている。
- 基本的には 1ターンに 1枚だけ配置できる。
- キャラクターレベルが現在のリミットレベル以下の時に配置できる。
ただしそれぞれの場に配置できるキャラクターレベルの合計値は 10が上限であり、それを超えての配置はできない。
- カードによっては、キャラクターレベルに加えて登場コストや個別の登場条件を持つ者も存在する。
- 名称単位でユニークである。
- 基本的にはバトルには加わらず、記載能力でプレイヤーを支援する。
- 場を離れるときは、墓地ではなく退場キャラ置き場に送られる。
○ サーバントカード (コスト必要)
- プレイヤーの部下たち。場にサーバントとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- 攻撃力/体力を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- 場に望むだけの数を配置できる。
- 体力以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
○ マジックアイテムカード (コスト必要)
- さまざまな魔法器具。場にマジックアイテムとして配置される。
- メインデッキに投入される。
- 基本的には場に配置されるが、他のカードに付けるカードも存在する。
● 瞬間的に使用するカード
○ スペルカード (コスト必要)
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- メインデッキに投入される。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれ自分の場のほかに、エナジーゾーンなどの空間が存在する。
- メインデッキの永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は墓地という空間に集められる。
- キャラデッキの永続カードが破壊された時は、退場キャラ置き場という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ファンディール
○ 発売開始: 2017年12月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
第1弾
| 2017/12
| 129
| パック販売(7/250+税)
|
第2弾
| 2018/3
| 135
| パック販売(7/250+税)
|
十二将 構築済みデッキ
| 2018/6
|
| 構築済みデッキ(51/1500+税)
|
第3弾
| 2018/6
| 100
| パック販売(7/250+税)
|
巫女 構築済みデッキ
| 2018/10
|
| 構築済みデッキ(50/1500+税)
|
第4弾
| 2018/10
| 100
| パック販売(7/250+税)
|
魔導 構築済みデッキ
| 2019/2
|
| 構築済みデッキ(50/1500+税)
|
第5弾
| 2019/2
| 90
| パック販売(7/250+税)
|
魔剣士 構築済みデッキ
| 2019/8
|
| 構築済みデッキ(50/1500+税)
|
第6弾
| 2019/8
| 90
| パック販売(7/250+税)
|
第7弾
| 2019/12
| 70
| パック販売(7/250+税)
|
第8弾
| 2020/12
| 80
| パック販売(7/250+税)
|
第9弾
| 2021/8
| 70
| パック販売(7/250+税)
|
第10弾
| 2022/4
| 85
| パック販売(7/250+税)
|
EXデッキ
| 2022/12
| 3種
| 構築済みデッキ(54/4000+税)
|
第11弾
| 2023/12
| 70
| パック販売(6/330+税)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆