ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『Hi! story』のルール解説。
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Hi! story 歴史カードゲーム
Last Update 2025/5/10 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるデッキ破壊戦。プレイヤーは未来世界の住民となり、データ再現された偉人の力を借りて相手を撃退する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
世界の荒廃により、生活の基盤を仮想空間の中に移している未来世界。
その一角には、歴史上の偉人たちを再現した人工知能に統治をゆだねている地区があるという。
● 本ゲームについて
歴史教育を目的とするカードゲームです。お城や博物館の売店などで売られています。
ラインナップとしては構築デッキが基本なのですが、実売に限りブースターパックも存在します。
※複数の構築レギュレーションが存在しますが、ここでは“ダブルデッキルール”について解説します。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 32枚ちょうど。
- 構築条件:
同名カードはデッキにそれぞれ 2枚まで。
ただし“ランク 0かつ個人名として 【シュン/ シオリン/ ハマボウ】 のいずれかを持つ”同名カードは、デッキにそれぞれ 4枚まで。
ランク 1かつ属性が“現代のプレイヤー”のカードは、デッキに合計で 1枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキの残り枚数が、プレイヤーライフとなる。
- 開始手札: 5枚。上限は無し。
- マリガン: ランク 0のカードが無い時、本人のみ 2回まで(不要分を脇にどけて同数引き、確定後にどかしたすべてを戻してデッキシャッフル)。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻の 1ターン目にはカードを引かず、それぞれの 1ターン目は セット・攻撃 を行わない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
- カード裏向き: セット直後の状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- カードの攻撃は、相手の山札かレスト状態のカード 1つのいずれかを対象とし、ブロックの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルし、山札として配置する。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 山札ドロー・リフレッシュ
- 0 ~ 2枚の任意枚数を宣言し、その枚数だけ山札からカードを引き手札に加える。
- 自分のフィールドのレスト状態のカード群を、すべてアクティブ状態にする。
○ 召喚
- 自分の場で裏向きになっている(セットされている)カードを、すべて表向きにする。
※重ねた中で一番上にあるカードが、そのフィールドの新たなカードとなる。
- 任意で手札のランク 0のカードを、場の空いているフィールドに表・アクティブ状態で配置する。
○ 効果発動
○ セット
- 任意で自分の場の表向きのカードに対し、セットとして手札のランクが 1だけ大きいカードを裏向きで重ねて配置する。
○ 攻撃
各攻撃の処理
▽ 攻撃の宣言
- ターンプレイヤーが攻撃側となり攻撃を宣言する。
- 攻撃側が攻撃を行うカードとして自分の場の剣アイコンを持つ表・アクティブ状態のカード群 1つを指定し、レスト状態にする。
- 攻撃側が今回の攻撃対象として、相手の山札 または 相手のレスト状態のカードの中からいずれか 1つを指定する。
▽ ブロックや身代わりの宣言
- 相手プレイヤーが防御側となり、今回の攻撃に対して以下からいずれか 1つの行動を選ぶ。
- ブロックする:
自分の場にある盾アイコンを持つ表・アクティブ状態のカード群 1つをレスト状態にすることで、ブロックを行うことができる。
攻撃カードとブロックを行うカードによる戦闘が行われる。
- 身代わりを使う:
自分の手札にある“身代わり”能力を持つカード 1枚を、手札から墓地に送ることで使用できる(複数使用は不可)。
今回の戦闘における攻撃カードのパワー値を、身代わりの記載パワー値分だけ減少させる。
- そのまま受ける: 何もしないで攻撃を受ける。
▽ 戦闘判定
- 攻撃を行うカードの記載パワー値に各種修正を加え、今回の戦闘におけるパワーを算出する。
- 防御側に攻撃対象となるカードやブロックしたカードがある場合、その記載値に各種修正を加え今回の戦闘におけるパワーを算出する。
- 今回の攻撃対象により、それぞれ以下の処理を行う。
相手の山札が対象:
- 攻撃がブロックされているかどうかにより、それぞれ以下の処理を行う。
- ブロックされている場合:
- 攻撃を行うカードとブロックを行うカードによる戦闘が行われる。
- それぞれの戦闘を行うカードのパワー値を比較し、その値の大小によりそれぞれ以下の処理を行う。
- 攻撃側 < 防御側: 攻撃を行った(一番上の)カードが、攻撃側の墓地に裏向きで送られる。
- 攻撃側 = 防御側: それぞれの戦闘を行った(一番上の)カードが、持ち主の墓地に裏向きで送られる。
- 攻撃側 > 防御側: 以下の処理を行う。
- 攻撃カードのパワーから、ブロックしたカードのパワーを引いた差分値を算出する。
そして差分値の 1/1000(端数切捨て)の枚数分だけ、相手の山札のカードを裏向きのまま相手の墓地に送る。
- ブロックを行った(一番上の)カードが、防御側の墓地に裏向きで送られる。
- ブロックされていない場合:
- 攻撃を行うカードのパワーの 1/1000(端数切捨て)の枚数分だけ、相手の山札のカードを裏向きのまま相手の墓地に送る。
相手のカードが対象:
- 攻撃を行うカードと防御側の(ブロックしたカードかもともとの攻撃対象である)カードによる戦闘が行われる。
- それぞれの戦闘を行うカードのパワー値を比較し、その値の大小によりそれぞれ以下の処理を行う。
- 攻撃側 < 防御側: 攻撃を行った(一番上の)カードが、攻撃側の墓地に裏向きで送られる。
- 攻撃側 = 防御側: それぞれの戦闘を行った(一番上の)カードが、持ち主の墓地に裏向きで送られる。
- 攻撃側 > 防御側: 防御側の戦闘を行った(一番上の)カードが、防御側の墓地に裏向きで送られる。
- 今回の攻撃が終了する。
1ゲーム終了時の処理
ルール細則
基本ルール細則
● ランクとセットについて
- カードには配置条件としてランクの値が存在し、条件を満たすカードのみを場に配置できる。
- ランクは 0から 4までの値が存在する。
- ランク 0のカードは自ターンの召喚フェーズにおいて、召喚としてカードが配置されていない自分のフィールドにそれぞれ 1つずつ配置できる。
- ランク 1以上のカードは自ターンのセットフェーズにおいて、セットという処理を行うことによって配置される。
- セットは自分の各フィールドごとに、以下の内容で行われる。
- セットとして自分の手札から“そのフィールドにいる一番上の表向きのカードのランクより値が 1だけ大きい”カード 1枚を、従来分の上に裏向きに重ねて配置する。
- セット中は一番上のカードが裏向きであるため、攻撃することはできない。
- セットされたカードは次の自ターンの召喚フェーズに表向きになり、表向きになることでカードとして有効となる。
- 一部のカード効果によって、ランク 1以上のカードがセットではなく直接配置(召喚)される場合もある。
※直接配置の場合も通常はランク順に配置していくが、効果によってはランク順を無視した配置ができる場合もある。
- 重ねられたカードは纏めて 1体分のカードとして扱われ、記載内容は一番上のカードのみが有効となる。
ただし重なったカード群が戦闘で墓地に送られる際は、1番上のみが墓地に送られ 2枚目以降は場に残る(ランクダウンとなる)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ ゲーム用カード (配置条件が存在)
- プレイヤーの仲間たち。場のフィールドに配置される。
- 場の 5つあるフィールドにそれぞれ 1体分ずつ(つまり最大 5つまで)配置できる。
- ランクの値を持ち、配置条件として使用される。
- 剣アイコンや盾アイコンを持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
剣アイコンを持つカードは攻撃に使用でき、盾アイコンを持つカードは相手の攻撃をブロックできる。
- パワーの値を持ち、攻撃(および防御行動)における戦闘力として使用される。
- 戦闘において相手側カードのパワー以下であった場合に墓地に送られる。
● その他のカード
○ ルール用カード
- ルールブックの役割を果たすカードや、Webサイトのアドレスコードが記載されたカードたち。ゲームでの直接使用はない。
場の構成
- ゲーム用カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- それぞれの場には 5つのフィールドが存在し、各フィールドに 1つ分のカードが配置される。
- カードが破壊された時は墓場という空間に集められる。なお本作では裏向きで積み上げていく形での配置となる。
商品情報
● メーカー: Highsto
○ 発売開始: 2023年2月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 発売形式 (封入枚数/現行価格)
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平安・鎌倉 vs 幕末・明治
| 2023/2
| 構築済みデッキ(64/2200込)
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室町・戦国
| 2023/5
| 構築済みデッキ(32/1600込)
|
岡崎・徳川家康
| 2023/8
| 構築済みデッキ(32/1600込)
|
革命のフランス vs イギリス
| 2023/9
| 構築済みデッキ(64/2200込)
|
新撰組
| 2024/3
| 構築済みデッキ(32/1600込)
|
日本の歴史 東西決戦
| 2024/6
| 構築済みデッキ(64/2200込)
|
創成の江戸 vs 改革の江戸
| 2024/8
| 構築済みデッキ(64/2200込)
|
関ヶ原の戦い 情義の西軍 vs 歴戦の東軍
| 2024/10
| 構築済みデッキ(64/2530込)
|
戦国の双傑
| 2024
| ブースター(5/220込)
|
不朽のギリシア vs 栄光のローマ
| 2025/2
| 構築済みデッキ(64/2200込)
|
川中島の戦い 甲斐の虎 vs 越後の龍
| 2025/4
| 構築済みデッキ(64/2530込)
|
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