ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『きんてつトレインズ!』『めいてつトレインズ!』のルール解説。
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近鉄公式トレーディングカード きんてつトレインズ!
名鉄公式トレーディングカード めいてつトレインズ!
Last Update 2025/8/16 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは旅行客? となり、電車を乗り継いで目的地への旅を楽しむ。
● 原作
実在の鉄道。
● 世界設定
国土が狭いうえに山がちで、飛行機による旅客移動には制約の多い日本。人々の足を支えるのは、縦横に張り巡らされた鉄道網なのである。
● 本ゲームについて
鉄道をテーマとするカードです。鉄道会社単位でのセットとなっています。
※ここでは近鉄版の公式レギュレーションによる対戦を前提として解説します。
基本構成
勝利条件
- 先に場の 3つのエリアでゴールする(ゴールした車両カードの枚数が 3枚になる)。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 15 ~ 30枚。
- 構築条件:
同一鉄道会社のカードで統一されていること。
同名カードはデッキに 3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 判定用コイン: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (ゴールした車両枚数): 0枚。以降蓄積する。
- 開始手札: 3枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード表・縦正位置 (上辺部分に進行度アイコン無し): 進行度 1。
- カード表・横左向き (上辺の進行度アイコンが 2両編成): 進行度 2。
- カード表・縦逆位置 (上辺の進行度アイコンが 3両編成): 進行度 3。
- カード表・横右向き (上辺の進行度アイコンが 4両編成): 進行度 4。
- カード裏向き: 進行度 5(ゴール)。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し(ただし進行度 1での配置となる)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘は発生しない(カード効果による妨害は存在する)。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 3枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
- 自分の場にあるすべての車両カードの進行度を、それぞれ 1ずつ進める。
これによって進行度が 5となった車両は目的地にゴールしたことになり、該当エリアともども以下の扱いを受ける。
- 該当車両はゲーム終了まで場に残る(プレイヤーの勝利ポイントとなる)。
- 該当エリアはゲーム終了まで封鎖される(あらゆる効果の対象外となる)。
- デッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
- 以下の行動を、任意で行う。
- 手札の車両カードを、車両として自分の場の空いているエリアに配置する(1ターンに 1枚まで)。
- 手札のアシストカードを使用する。
- 場の車両カードの、場において発動する記載スキルを使用する。
- 手札にある車両カードの、手札から使用できる記載スキルを使用する。
- 今回のターンを終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 設定エリアについて
- 車両カードには属性概念として設定エリアが存在し、さまざまな場面で使用される。
- 設定エリアは近鉄版は 大阪・奈良・京都・三重・名古屋、名鉄版は 岐阜・東部・犬山・知多・瀬戸 のそれぞれ 5種類ずつが存在する。
またすべてのエリアに配置できる“全部”も存在する。
- 設定エリアとは要するに運航路線を地域で区分けした物である。つまり車両が実際に走っていた地域が記されている。
- 各車両ごとに、それぞれ 1つ以上の設定エリアがアイコンの形で記載されている。
● 進行度について
- 場に配置した車両には進行度の値が存在し、ゲームを進めることで値を上げてゴールに達することができる。
- 進行度は車両カードの四辺部分にアイコンの形で記載され、その時点での上辺となる辺の位置によって状態が表示される。
なおこのアイコンは、連結した列車の車両数の形で値が表示される。
- 進行度は 1から 5までの値が存在する。
この中で進行度 1は、カードに進行度アイコンが記載されていない辺を上辺にすることで表示される(1両編成ではないことに注意)。
進行度 2 ~ 4は、進行度アイコンの列車の編制数(2両 ~ 4両編成)で表示される。
進行度 5はゴールした(目的地に着いた)状態であり、カードを裏向きに配置しなおすことで表示される。
- 場に車両を配置する際は、基本的に進行度 1の状態でエリアに配置される。
- 場に配置した車両は、妨害などを受けない限り自ターンごとに進行度が 1ずつ値が増えていくことになる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ 車両カード (配置条件が存在)
- プレイヤーが乗り込む列車。場に車両として配置される。
- その多くが電車であり、それぞれ実際に使用されていた列車の先頭車両部分が描かれている。
- デザイン的に縦向きと横向きのカードの両方が存在するが、ゲーム的には一律で縦向きのカードとして扱われる。
いずれも進行度アイコンが記載されていない辺の部分が、カードの上辺(この辺が上にある時が正位置)となる。
- それぞれ設定エリアがアイコンの形で指定され、配置条件として使用される。
- 1ターンに 1枚ずつ、自分の場で他の車両がいない(空いている)エリアに配置できる。
ただし配置条件として、カードが持つ設定エリアのアイコンのいずれかと配置エリアが一致している必要がある。
- それぞれの四辺に進行度の値がアイコンの形で記載され、その車両のゴールへの進行度合い表示のために使用される。
最終的には進行度を 5に上げることで、そのエリアでのゴールとなる。
- それぞれ何らかのスキルを持ち、配置エリアまたは手札から任意で使用できる(使用法はそれぞれで異なる)。
● 一時的に使用するカード
○ アシストカード (コスト不要)
- 乗車中に出会う作業列車や出来事など。効果はさまざま。
- 使い捨てで効果を発揮し、使用後は車庫エリアに送られる。
- 特に使用するわけでは無いのだが、デザインとして進行度アイコンが記載されている。
場の構成
| 名古屋/瀬戸 | 三重/知多 | 京都/犬山 | 奈良/東部 | 大阪/岐阜 | 相手 |
|
| 大阪/岐阜 | 奈良/東部 | 京都/犬山 | 三重/知多 | 名古屋/瀬戸 | 自分 |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- それぞれの場は 5つのエリアで構成される(上図は場の構成図)。
- 近鉄版の場合、エリア名はそれぞれが自分の左から 大阪・奈良・京都・三重・名古屋 となる。
名鉄版の場合、エリア名は 岐阜・東部・犬山・知多・瀬戸 となる。
- 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、車庫エリアという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: きんてつトレインズ! : 近畿日本鉄道。めいてつトレインズ! : 名古屋鉄道。
○ 発売開始: 2022年7月
- ○ ラインナップ: きんてつトレインズ!
| 名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
| 第1弾
| 2022/7
| 11
| パック販売(1/200込)
|
| 第2弾
| 2022/9
| 11
| パック販売(1/200込)
|
| 第3弾
| 2023/4
| 12
| パック販売(1/200込)
|
| 第4弾
| 2023/10
| 11
| パック販売(1/200込)
|
- ○ ラインナップ: めいてつトレインズ!
| 名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
| 第1弾
| 2023/10
| 15
| パック販売(1/200込)
|
| 第2弾
| 2024/5
| 9
| パック販売(1/200込)
|
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