ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『R-指定のメモカード』のルール解説。
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Creepy Nutsのオールナイトニッポン0
R-指定のメモカード
カードスタイルMCバトル
Last Update 2025/4/1 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーはヒップホッププレイヤーとなり、部下? となるモンスターを駆使して相手をギャフンと言わせる。
● 原作
ラジオ番組『Creepy Nutsのオールナイトニッポン 0』。
● 世界設定
ラジオ放送の中ではリアルタイムでさまざまな話題が飛び交う。
話の中に登場したネタを忘れないため、メモ書きは欠かせないのである。
● 本ゲームについて
深夜ラジオ番組の公開イベントにおいて販売されたTCGです。
本作はR-指定氏が収録時に台本などに書きこんでいた内容が元になっており、当時のネタを用いての簡易対戦を行います。
※ゲームというより記念グッズのニュアンスが強いため、ルールは緩めに作られています。進行に支障があるときはお互いに協議して進めてください。
基本構成
勝利条件
- 相手の HP(ヒップホップ・ポイント)を 0にする。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 無制限(最低 2枚は欲しい、推奨は 20 ~ 50枚)。
- 構築条件: 特に無し。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ サイコロ: 通常の 6面ダイスを適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ (ヒップホップ・ポイント): 100。上限は無し。
- 開始手札: 2枚。上限は無し。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(先攻 1ターン目は、カードは引くがバトルができない)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(そのまま続行)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 有り(プレイヤーライフがコストを兼ねる)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- モンスターのバトルは、相手モンスターとの 1 対 1で行われ、相手モンスターがいない場合はプレイヤーへの攻撃となる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ今回のレギュレーション(デッキ枚数やバトル敗北時の処理など)を確認し、対応したデッキを用意する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 2枚引く。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
- デッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
- 以下の行動を、任意で行う。
- 手札のモンスターカードを、モンスターとして場に配置する(通常分は 1ターンに 1体まで)。
- 場のモンスターにより、バトルを行う(後述)。
- 今回のターンを終了する。
各バトルの処理
- ターンプレイヤーが攻撃側、相手が防御側となる。
- 攻撃側が今回攻撃するモンスターとして、今ターンにバトルをしていない自分の場のモンスターの中から任意の 1体を指定する。
この時に“フィーチャリング”として、今ターンにバトルをしていない 2体を 1まとまりのモンスター扱いで指定するこもできる。
- 攻撃側が今回の攻撃対象としてとして、相手の場のモンスターの中から任意の 1体を指定する。
ただし相手の場にモンスターがいない場合は、相手プレイヤーが攻撃対象となる。
- 攻撃側がサイコロを 1つ振る。出目に対応する攻撃モンスターのアビリティゲージの項目値が、今回の攻撃側の基本戦闘力となる。
※フィーチャリングしている場合は 2体それぞれに対して 1つずつ振り、それぞれの項目値の合計が基本戦闘力となる。
- 攻撃対象が相手モンスターの場合、攻撃側がサイコロをもう 1つ振る。
出目に対応する攻撃対象モンスターのアビリティゲージの項目値が、今回の防御側の基本戦闘力となる。
- それぞれの基本戦闘力に各種修正を加え、今回の最終的な戦闘力を算出する。
- 今回の攻撃対象により、それぞれ以下の処理を行う。
攻撃対象が相手モンスターの場合: それぞれの戦闘力を比較し、その結果によりそれぞれ以下の処理を行う。
- 攻撃側 > 防御側:
- 攻撃側の攻撃モンスターの HP(フィーチャリング時は 2体の合計値)に各種修正を加え、今回の攻撃力を算出する。
- 防御側プレイヤーの HPを、攻撃力の値分だけ減らすことができる。
- 今回のレギュレーションが“バトルの敗者が処刑される”ルールの場合、防御側の攻撃対象モンスターが処刑され墓地に送られる。
“バトルの敗者は処刑されない”ルールの場合、攻撃対象はそのまま場に残る。
- 攻撃側 = 防御側:
- 攻撃側 < 防御側:
- 防御側の攻撃対象モンスターの HPに各種修正を加え、今回の攻撃力を算出する。
- 攻撃側プレイヤーの HPを、攻撃力の値分だけ減らす。
- 今回のレギュレーションが“バトルの敗者が処刑される”ルールの場合、攻撃側の攻撃モンスターすべてが処刑され墓地に送られる。
“バトルの敗者は処刑されない”ルールの場合、攻撃モンスターはそのまま場に残る。
攻撃対象が相手プレイヤーの場合:
- 今回の攻撃モンスターの HP(フィーチャリング時は合計値)に各種修正を加え、今回の攻撃力を算出する。
- 防御側プレイヤーの HPを、攻撃力の値分だけ減らす。
- 今回のバトルが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストはプレイヤーの HPを消費することで支払うことができる。
- カード記載値分の HPを減らすことにより、そのカードが使用・配置される。
● フィーチャリングについて
- 自ターンにバトルを行う際に、フィーチャリングを行うことで複数のモンスターによる同時攻撃を行うことができる。
- フィーチャリングは、強すぎる相手モンスターに対する突破手段として用いられる。
- フィーチャリングは攻撃時に任意で行われ、2体を仮想の 1体とみなしたうえでの攻撃モンスターとして扱われる。
- フィーチャリングは 1回のバトルごとに解散となる。
- フィーチャリング時の戦闘力は、2体それぞれに対して 1つずつサイコロを振ったうえで、導き出された 2体の項目値の合計値となる。
- フィーチャリング時の攻撃力は、2体の HPの合計値となる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ モンスターカード (コスト必要)
- プレイヤーのもしかしたら部下だったりするかもしれない何か。場にモンスターとして配置される。
- 当時のメモ書きがそのままイラストとして使われているため、モンスター然とした姿が描かれているカードは少ない。
むしろイラスト欄に名前が書いてあるだけというカードがいくつも存在する。
- 場に望むだけの数を配置できるが、一度に配置できるのは(通常分は) 1ターンにつき 1枚までとなる。
- HPの値を持ち、配置コストであるとともに相手への攻撃力として使用される。
- アビリティゲージを持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
アビリティゲージには 6種類の項目が存在し、それぞれの項目に対応するダイス目と項目値が記載されている。
各バトルごとにダイスによって使用する項目が決定され、その項目が持つ値がそのバトルにおける戦闘力となる。
※本作では、攻撃力(HP)と戦闘力(アビリティゲージ)がそれぞれ別概念となる。
- アビリティゲージの項目は、ダイス目の順にそれぞれ 韻・フロー・アティチュード・ルックス・バイヴス・リリック となっている。
- バトルで敗北した際の扱いは、採用するレギュレーションによって変化する。
初期ルールを採用した場合はそのまま場に残り続け、改定ルールを採用した場合は墓地に送られる。
● 一時的に使用するカード
○ 効果カード (コスト必要)
- プレイヤー用いる特技など。効果はさまざま。
- HPの値を持ち、使用コストとして用いられる。
- 任意のタイミングで使用でき、効果発動後は墓地に送られる。
場の構成
- 永続カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、墓地という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ニッポン放送
○ 発売開始: 2020年2月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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R-指定のメモカード
| 2020/2
| 24
| イベント頒布(1/200込)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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