ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ぷちっ子学園TCG』のルール解説。
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ぷちっ子学園
ぷちっ子 トレーディングカードゲーム
Last Update 2002/12/20 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは学園にやってきた転校生となり、ヒロインのハートを獲得する。
● 原作
コンプティーク読者参加企画 『ぷちっ子学園』。
● 世界設定
80年の伝統を誇る聖ミューズ学園。そこは小学部から大学部までの一貫した教育を行う名門私立女子校であったが、昨今の教育改革のおり教育方針を転換して今年度より共学となった。
とはいえいままで女子校であったゆえ、実際に共学なのは各学部の1年生のみ。当然ながら他の学年は一部の転校生を除けば女生徒ばかりであった。
そんな中、小学部4年3組に一人の男の子が転校してきたのであった。
● 本ゲームについて
2001年5月号よりコンプティーク誌上に掲載されていた読者参加企画『ぷちっ子学園』、その中にTCG製作企画というのがありました。これはそこで掲載されていたルールです。
本企画は本誌とweb上での合同展開を行い、順当に行けば実際にTCGも商品化される予定でしたが、残念なことに企画は頓挫してしまい現在はwebページも閉鎖されてしまっています。
またルールは草案の段階であり、一部に不整合や未完成な部分も存在しています。ここでは当時のルールをもとに、ある程度の推測も交えて紹介しておきます。
基本構成
勝利条件
- 相手のヒロインの好感度(プレイヤーライフ)を0にする。
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚ちょうど。
- 構築条件:
キャラクターカードが最低1枚は入っていること。
同一カードに対しての制限は特になし。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 6面ダイス: 適当数。
○ 好感度表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: ヒロインとしたキャラクターカードの好感度。上限は不明。
- 開始手札: 5枚。上限もおそらく5枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 不明。
- ファーストドロー制限: 考慮不要。
その他構成
● カードの行動表現 ※キャラクターカードのみ
- カード正位置: GOOD(プレイヤーに対し好感を持っている状態)
- カード横位置: NEUTRAL(中立)
- カード逆位置: REVERSE(反感を持っている状態)
● 基本構成細則
- ディスカード: 不明だがおそらく有り。
- ライブラリアウト: 不明。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 不明。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 無し(ターン終了時に消滅)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 有り(好感度の形で蓄積)。
- ユニーク処理: “キャラクター”おそらくは自軍ユニーク、先出し生存。
ゲームの流れ
開始準備
デッキからヒロインを抜き、ヒロイン置き場に配置、残ったデッキはシャッフルする。
それぞれ自分のデッキより手札を5枚引く。
必要に応じてマリガン処理を行う。
先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ 獲得コストの決定
ダイスを1つ振って、出た目の値が今ターンの獲得コストとなる。
○ インナーラインへの配置
任意に自分のインナーラインにキャラクターを配置する。
すでにキャラクターカードが存在するインナーラインに、別のキャラクターカードを配置することもできるが、その場合には従来のキャラクターカードを破棄した上で、自分のヒロインの好感度が1減少する。
○ ランドカードの配置
任意にランドカードを配置する。
すでにランドカードが存在するランド置き場に、別のランドカードを配置することもできる。その場合には従来のランドカードは破棄される。
○ コスチュームカードの配置
自分のキャラクターに対して任意にコスチュームカードを配置する。
○ 装備可能アイテムカードの配置
自分のキャラクターに対して任意にアイテム(装備可能)カードを配置する。
○ 戦闘
自分のインナーラインと、それに対応する相手のインナーラインのそれぞれにキャラクターカードが存在し、なおかつ対応するランド置き場にランドカードが存在していた場合、
インナーライン単位で任意に戦闘(後述)を行うことができる。
※カードの位置(REVERSEなど)によっては戦闘条件に制限がある可能性もありうるが、そこまでルールが確立していなかったため、ここでは無視することとする。
また、相手のインナーラインにREVERSE(逆位置)のキャラクターカードが存在する場合、そのカードを使用して相手のヒロインに対して任意に戦闘を行うこともできる。
戦闘の処理
▽ 戦闘値の決定
- 双方ともに、今回に戦闘に使用するキャラクターのぼけ度/つっこみ度のどちらを攻撃力/防御力に適用するかを決定する。
▽ 使い捨てアイテムカードの使用
- 双方とも任意にアイテム(使い捨て)カードを裏向きの状態にキャラクターに配置する。
- 配置終了後、裏向きのカードを表向きにする。
▽ イベントカードの使用
- 双方とも任意にイベントカードを使用する。
- イベントカードの効果を適用する。効果はより優先度の高いカードの効果から適用され、効果が相反しなおかつ優先度が同じカード同士の場合は、
双方のイベントのぼけ度/つっこみ度のどちらを攻撃力/防御力に適用した上で、後述のキャラクター同士の戦闘解決と同様の方法で攻撃力を比較し、より高い側のイベントの効果のみ適用する
(当然ながら、イベントの勝敗とキャラクターの勝敗とは別物であるので注意すること)。
▽ 戦闘の解決
- それぞれの攻撃力/防御力にランド・コスチューム・アイテム・イベントカードの各種修正値を加え、最終的な攻撃力/防御力を決定する。
- それぞれ相手の攻撃力と自分の防御力を比較する。その結果防御力が相手の攻撃力以下であるキャラクターはダメージを受ける(双方が無傷だったり、双方がダメージを負う場合もありうる)。
- 以下の方法によって、キャラクターの受けたダメージを適用する。
インナーラインのキャラクター:
- キャラクターのセット方法を次のように変更する。
GOODのキャラクター: カードを横位置(NEUTRAL)にする。
NEUTRALのキャラクター: カードを逆位置(REVERSE)にする。
REVERSEのキャラクター: 変化無し。
※今回は、キャラクターの好感度は下がるだけで上がらないものとして説明する。
ヒロインキャラクター:
- 好感度を1失う。0になった時点でヒロインを所有するプレイヤーはゲームに敗北する。
- 今回使用した、アイテム(使い捨て)カードとイベントカードをすべて破棄する。
○ 手札の補充
自分のデッキから手札を引き5枚にする(既に手札が5枚以上の場合は、ここで破棄すると思われる)。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード(コスト不要)
- 4年3組のクラスメート。ただし女子のみ。
- ゲーム中では最も仲のよい級友であるヒロイン1名と、それ以外のクラスメートに大別される。
- 自分のヒロインに嫌われた(好感度が0になった)時点でゲームに敗北する。
- 属性とぼけ度、つっこみ度、そしてヒロインとして使用する際の好感度を持ち、プレイヤーの武器および盾となる。
- ヒロイン以外は、戦闘結果によっては相手側に支配されるので要注意。
- 自分の場にあるキャラクターカードは、ヒロインでない限り任意に破棄することが可能である。ただし破棄した場合、1体につき自分のヒロインの好感度が1減少するので注意すること。
○ コスチュームカード(コスト必要)
- キャラクターの衣服。基本的には学校指定の各種服装。
- キャラクターの属性や能力値(好感度以外)に修正を与える。
- 1体のキャラクターには1枚のコスチュームカードしか付けられないらしい。
- 自分の場にあるコスチュームカードは、任意に破棄することが可能である。
○ アイテムカード(装備可能、コスト必要)
- キャラクターの持ち物。コスチュームカードとほぼ同じ扱いの存在。
- キャラクターの属性や能力値(好感度以外)に修正を与える。
- 1体のキャラクターには1枚のアイテム(装備可能)カードしか付けられないらしい。
- 自分の場にあるアイテム(装備可能)カードは、任意に破棄することが可能である。
○ ランドカード(コスト不要)
- キャラクターが戦闘を行う場所。基本的に学園内に存在する場所である。
- 属性と修正値が記載されており、キャラクターの属性と同一属性の場合は戦闘の際にプラス修正を、異なる属性の場合はマイナス修正を対応するラインのキャラクターに与える。
● 瞬間的に使用するカード
○ アイテムカード(使い捨て、コスト必要)
- キャラクターの持ち物。装備可能アイテムとは異なり戦闘中のみに使用する。
- キャラクターの属性や能力値(好感度以外)に修正を与える。
- 1体のキャラクターにつけられるアイテムカードの上限枚数などは不明。
- 戦闘が終了した時点で、アイテム(使い捨て)カードは破棄される。
○ イベントカード(コスト不要)
- 学園内で起こるさまざまなイベント。効果はさまざま
- イベントの効果は、常に場の全体に対して効果を及ぼすので注意すること。
- 属性とぼけ度、つっこみ度を持っているが、これは効果が相反するイベントの同時使用が発生した場合にのみ使用する。
イベントの同時使用の際の解決法として、通常のキャラクターと同様にイベントカード同士で戦闘を行い、勝利したイベントカードの効果のみが適用されることになる。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場は、各4箇所のインナーラインとそれに対応するランド置き場(ランド置き場は2人で共用)、そしてヒロイン置き場が存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ないよ、そんなもん(笑)
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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