ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『レジェンド オブ スターズ』のルール解説。
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レジェンド オブ スターズ
Last Update 2025/10/18 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは惑星代表となり、部下であるキャラクターを率いて相手を粉砕する。
● 原作
オリジナル作品。
● 世界設定
ドラゴンがいるスペースファンタジー世界。星間交流は時に争いを呼ぶのであった。
● 本ゲームについて
クラウドファンディング発のTCGです。ブースターが後から登場しました。
基本構成
勝利条件
- 相手のライフを 0にする(同時ならば引き分け)。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 50枚以上。
- 構築条件: 同名カードはデッキにそれぞれ 3枚まで。
※盤上で相手とカードが混じるため、プレイヤーごとに異なるスリーブなどで区別をつけておくことが望ましい。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ サイコロ: 通常の 6面ダイスを適当数。
○ 各種表示用マーカー: 必要に応じて。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 3000。
- 開始手札: 7枚。上限も 7枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 任意で 1回。すべて戻してシャッフル後に引き直す。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1ターン目にはカードを引かない)。
その他構成
● カードの表示形式・行動表現
- キャラクターカード:
- カード表・縦(上)向き: 表・アタック表示。
- カード表・横(右)向き: 表・ディフェンス表示。
- カード裏・縦(上)向き: 裏・アタック表示。
- カード裏・横(右)向き: 裏・ディフェンス表示。
- エネルギー・サポートカード:
- カード縦向き: リゲイン表示。
- カード横向き: ゲイン表示。
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置ターン・裏から表になったターンは移動不可)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 前列キャラクターの攻撃は、同一レーン(縦列)の相手キャラクターを対象とする。
ただしそのレーンに相手キャラクターがいない場合は、相手プレイヤーへの攻撃となる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 以下の内容で、先攻・後攻を決定する。
- 自分のデッキから、カードを 1枚引く。
- 以下の処理を、先攻・後攻が決定する繰り返す。
ただしこの処理を 3回繰り返しても決まらなかった(3回とも同値だった)場合は、ジャンケンで先攻・後攻を決める。
- 自分のデッキから、もうカードを 1枚引く。
- 現在自分が持っている 2枚のカードの内、任意の 1枚を選ぶ。
- それぞれが選んだカードを提示する。
- 提示したカードに記載されている SPEED値を比較する。
比較して値が大きい側が先攻・小さい側が後攻となる(同値ならば次の繰り返しへと進む)。
- 先攻・後攻を決定するのに用いたカードを、すべて自分のデッキの底に送る。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 7枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ セットアップフェイズ
- 自分のゲイン表示のエネルギーカードとサポートカードを、すべてリゲイン表示にする。
- デッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
○ メインフェイズ
- 以下の行動を、任意で行う。
- 手札のキャラクターカードを、キャラクターとして場の後衛ゾーンの中の空いているマスに配置する。
- 手札のサポートカードを、サポートとして場のサポートエリアに配置する。
- 手札のエフェクトカードを使用する。
- 手札の任意のカードを、エネルギーとして自分のエネルギーゾーンに配置する(1ターンにつき 1枚まで)。
- 場の自分のキャラクターの表示形式を変更する。ただしこの処理では表向きのカードを裏向きにできない。
○ リードフェイズ
- 自分の場にいるキャラクターを、現在いるマスに隣接している空き状態の自分のキャラクターゾーンのマスへと任意で移動させる。
ただし移動できるのは、その時点でカード自身に記載されているリードアイコンの黄色部分の方向に限られる。
※それぞれ 1ターンに 1回まで。なお裏向き表示・現ターンに新規配置・現ターンに裏から表向きとなったカードは移動できない。
○ アタックフェイズ
- 自分の場の前衛エリアにいる表・アタック表示のキャラクターにより、以下の戦闘を任意で行う。
各戦闘の処理
- ターンプレイヤーが攻撃側、相手が防御側となる。
- 攻撃側が、今回の攻撃を行うキャラクター 1体を選択する。
攻撃を行えるのは、このターンにまだ攻撃しておらず・前衛エリアにおり・表側アタック表示 のキャラクターに限られる。
- 攻撃側が、攻撃を行うキャラクターを指定したうえでアタックを宣言する。
- 防御側から交互に、それぞれが任意でフラッシュ効果を持つカードを任意で使用する(それぞれが望むだけ繰り返す)。
- この時点で攻撃に問題がある(キャラクターがいなくなったなどの)場合は、以降の処理を飛ばし今回の戦闘が終了する。
問題が無ければ処理を続行する。
- 今回の戦闘を行うレーンの状況により、今回の攻撃対象が以下のように決められる。
- 防御側のキャラクターが存在する: そのレーン内で、攻撃キャラクターに最も近いマスにいる防御側のキャラクター 1体が攻撃対象となる。
- 防御側のキャラクターがいない: 防御側プレイヤーが攻撃対象となる。
- 今回の攻撃対象により、それぞれ以下の戦闘が行われる。
- 防御側のキャラクター:
- 攻撃側の攻撃キャラクターと防御側の防御(攻撃対象)キャラクターによる戦闘が行われる。
- 防御キャラクターが裏向きの場合、表向きに変更される(縦横はそのまま、表向き時効果などは非発動)。
- 攻撃キャラクターの ATK値に各種修正を加え、今回の戦闘値を算出する。
- 防御キャラクターがアタック表示の場合は ATK値・ディフェンス表示の場合は DEF値が今回の基準戦闘力となる。
そして基準戦闘力に各種修正を加え、今回の戦闘値を算出する。
- それぞれの戦闘力を比較する。
比較して値が小さい側が、今回の戦闘に敗北してダウンする(同値は双方ダウン)。
- それぞれ自分のキャラクターがダウンした場合、記載 DOWN値分だけ自身のライフを減らす。
これによりライフが 0になった場合、ライフが残っているプレイヤーがゲームに勝利する。
- それぞれのダウンしたキャラクターが、トラッシュに送られる。
- 防御側プレイヤー:
- 攻撃側の攻撃キャラクターの ATK値に各種修正を加え、今回のダメージ値を算出する。
- 算出したダメージ値分だけ、防御側プレイヤーのライフを減らす。
- 防御側のライフが 0以下になった場合、攻撃側がゲームに勝利する。
○ エンドフェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
- 相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- ほとんどのカードには属性の概念が存在し、さまざまな場面で使用される。
- 属性は 火・水・木・土・光・闇 の 6種類が存在する。
● エネルギーについて
- カードには本来の役割とは別に、他のカードのコスト源であるエネルギーカードとして使用される。
- 手札のカードはエネルギーとして、エネルギーエリアにリゲイン表示で任意に配置できる。
なおエネルギーエリアにはカードを何枚でも配置できるが、一度に配置できるのは自ターンごとに 1枚までとなる。
- 自分のエネルギーゾーンに配置されることで、すべてのカードがエネルギーカードとして扱われる。
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストはエネルギーを使用することで支払うことができる。
- リゲイン表示のエネルギーカード 1枚をゲイン表示にするごとに、コストが 1だけ支払われる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (コスト必要)
- プレイヤーの部下たち。場にキャラクターとして配置される。
- 自分のキャラクターゾーンのいずれかのマスに、それぞれ 1体ずつ存在できる。
ただしカードを新規配置する際は、(他のキャラクターがいない)空いている後列のマスに限られる。
- 配置する際は、それぞれ裏表と縦横のいずれかの表示形態で任意に配置できる。
表示形態は後から変更できるが、専用の効果を用いないかぎり表から裏にすることはできない。
※裏面配置は特定の目的があるときにのみ行うべき方法であり、基本的には表面で配置する。
- それぞれ 8方向へのリードアイコンを持ち、場における移動可能方向が決められている。
各リードアイコンは 黄色と灰色(金と銀)の色が付いており、黄色側が移動可能方向となる。
移動の際には、その時点でのリードアイコンが黄色かつ移動先が空いている自分の隣接マスにのみ移動できる。
- SPEEDの値を持ち、さまざまな判定を行う際に使用される。
- ATK(攻撃力)/DEF(防御力)の値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
キャラクターがアタック表示ならば ATKが・ディフェンス表示ならば DEF値が使用される。
- 戦闘時の値比較で相手以下の場合にダウンし、トラッシュに送られる。
- DOWNの値を持ち、部下をダウンさせてしまった際に受けるプレイヤーダメージとなる。
○ サポートカード (コスト必要)
- プレイヤーの能力を強化する道具など。場のサポートゾーンにサポートとして配置される。
- 場のサポートゾーンに配置され、記載効果を発揮する。
- フィールドのように、個別の配置制限を持つカードも存在する。
● 一時的に使用するカード
○ エフェクトカード (コスト必要)
- プレイヤーが使用する特殊な技など。効果はさまざま。
- 使い捨てで効果を発揮し、使用後はトラッシュに送られる。
場の構成
| ■ | ■ | ■ | ■ | 相手後列 |
| ■ | ■ | ■ | ■ | 相手前列 |
| ■ | ■ | ■ | ■ | 自分前列 |
| ■ | ■ | ■ | ■ | 自分後列 |
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はそれぞれのキャラクターゾーンとサポートゾーンに分割される。
- それぞれのキャラクターゾーンは 4 * 2 の 8マスで構成される(上図はキャラクターゾーン部分の構成図)。
キャラクターゾーンは独立しつつも接しており、全体で 4 * 4 の 16マスとなる。
- キャラクターゾーンは、横列単位でそれぞれの前列と後列に分けられる。
また相手分と合わせた縦列単位で 4つのレーンを構成し、このレーンが各戦闘の処理単位となる。
- 自分のキャラクターゾーンの各マスには、それぞれキャラクターを 1体ずつ配置できる。
ただし初期配置は後列のみで、前列には移動を行う必要がある。
- 戦闘はレーン単位で行われ、そのレーンの自分前列にいるキャラクターが攻撃を行うことになる。
そのうえで該当レーンにいる相手キャラクターの配置状況により、攻撃対象が決められる。
- それぞれのサポートゾーンには、任意のサポートカードを配置できる。
- 場のほかにエネルギーゾーンという空間が存在し、エネルギーとして使用するカードが配置される。
- 永続カードが破壊された時や使い捨てカードの使用後は、トラッシュという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: レジェンド オブ スターズ
○ 発売開始: 2025年1月
- ○ ラインナップ
| 名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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| スターターデッキ
| 2025/1
| 4種
| 構築済みデッキ(50/900込)
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| Catch the Future!
| 2025/10
| 180
| ブースター(6/190込)
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