ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ラブライブ!』のルール解説。
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ラブライブ! シリーズ オフィシャルカードゲーム
Last Update 2025/2/8 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーはスクールアイドルのプロデューサー的存在となり、メンバーを盛り立てて最高のライブを披露する。
● 原作
読者参加企画およびTVアニメ『ラブライブ!』シリーズ。
● 世界設定
スクールアイドル、それは歌や踊りといった芸能表現を披露する学校の課外活動。
全国的に広く認知されており、定期的な大会なども行われているだ。
● 本ゲームについて
アイドル企画としてマルチに展開しているラブライブのTCGです。
基本構成
勝利条件
- ライブ対決で 3回勝利する(自分のライブ成功カード置き場のカードが 3枚になる)。
事前準備
● メインデッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 60枚ちょうど。
- 構築条件:
メンバーカードとライブカードで構成されていること。
メンバーカードが 48枚ちょうど投入されていること。
ライブカードが 12枚ちょうど投入されていること。
● エネルギーデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 12枚ちょうど。
- 構築条件: エネルギーカードのみで構成されていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント (ライブ成功カード置き場のカード枚数): 0枚。以降蓄積する。
- 開始時エネルギー: 3枚。上限は無し。
- 開始手札: 6枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で 1回。任意分を外したうえで同数引き直し、外した分ごとデッキシャッフル。
- ファーストドロー制限: 無し(双方とも 1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 縦向き(アクティブ)状態。
- カード横: 横向き状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 無し(控え室を再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 部分的に有り(配置ターンはバトンタッチ不可)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘は存在せず、それぞれのライブの素晴らしさによって勝敗を決する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのメインデッキをシャッフルする。
- それぞれエネルギーデッキを配置する。
- ゲーム開始時点での、先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のメインデッキから、手札としてカードを 6枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ自分のエネルギーデッキからカードを 3枚引き、エネルギーとして場のエネルギーエリアに配置する。
全体の基本進行
ターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
※同一ターン内で先攻と後攻が順番に処理を進める。なお先攻と後攻は、各ターンごとに入れ替わる可能性がある。
ターン(1回の手番)の進行
○ 先攻 通常フェイズ
- 先攻プレイヤーが、以下の通常フェイズ処理を一通り行う。
● アクティブ フェイズ
- 自分の横向き状態のカードを、すべて縦向き状態にする。
● エネルギー フェイズ
- 自分のエネルギーデッキからカードを 1枚引き、エネルギーとして場のエネルギーエリアに配置する。
● ドロー フェイズ
- メインデッキからカードを 1枚引き、手札に加える。
● メイン フェイズ
- 以下の処理を任意で行う。
- 手札のメンバーカードを、メンバーとして場のステージ内のいずれかのエリアに配置する(登場させる)。
- 場のメンバーが持つ起動能力を使用する。
○ 後攻 通常フェイズ
- 後攻プレイヤーが、通常フェイズ処理を一通り行う(詳細は先攻側の処理に準ずる)。
○ ライブフェイズ
● ライブカードセット フェイズ
- それぞれ自分の場のライブ置き場に、手札のカードを最大 3枚まで裏向きに配置する。
そして自分が配置した分の数だけ、メインデッキからカードを引いて手札に加える。
● パフォーマンス フェイズ
- 先攻プレイヤーが、パフォーマンス処理を一通り行う(後述)。
- 後攻プレイヤーが、パフォーマンス処理を一通り行う。
各パフォーマンスの処理
▽ ライブカードの確認
- 自分のライブ置き場に配置したカードを、すべて表向きにする。
表向きにしたカードの中のライブカードはライブとしてそのまま場に残し、それ以外のカードはすべて控え室に送る。
- この時点で自分のライブが無い場合、ライブ失敗として以降の処理を飛ばし“パフォーマンスの終了”に進む。
▽ エールの確認
- 自分のステージにいるメンバーが持つブレードの合計値分の枚数だけ、エールとしてメインデッキからカードをめくって公開する。
▽ ハートの確認
- エールとして公開したカードが持つブレードハートに特殊効果が記載されている場合、この効果を適用する。
- 自分のステージにいるメンバーが持つハートの合計に、公開したカードが持つすべてのブレードハートをハートとして合算する。
これにより今回のパフォーマンスにおける、各色ごとのハートの数が算出される。
▽ 必要ハートの確認
- 先ほど算出したハートを、自分のライブのそれぞれが持つ必要ハートそれぞれにに振り分けていく。
- 振り分けることで必要ハートの内容をすべて満たすことができた場合、今回の自分のライブが成功となる。
すべて満たすことができなければ、ライブ失敗となる。
▽ パフォーマンスの終了
● ライブ勝敗判定 フェイズ
- 今回のそれぞれのライブが成功したかどうかにより、以下のいずれかの処理を行う。
いずれかのプレイヤーのみが成功した場合:
- 成功した側のプレイヤーが、今回のライブ対決に勝利する。
- 成功した側のプレイヤーが、自分のライブの中から任意の 1枚を、自分のライブ成功カード置き場に送る。
両方とも成功している場合:
- それぞれ成功した自分のライブに記載されたスコアの値を合計し、今回のスコアとして算出する。
- それぞれが算出したスコアを比較し、値が大きい側がライブ対決に勝利する。
- ライブ対決の勝敗により、それぞれ以下の処理を行う。
- 対決に勝利: 自分のライブの中から任意の 1枚を、自分のライブ成功カード置き場に送る。
- 対決に敗北: 何もしない。
- 引き分け (同値): それぞれのプレイヤーが、自分のライブの中から任意の 1枚を自分のライブ成功カード置き場に送る。
ただし自分のライブ成功カード置き場にカードが既に 2枚あるプレイヤーは、何もしない(つまり引き分けではゲームに勝利できない)。
どちらも成功しなかった場合: 何もしない。
- それぞれこの時点で場に残っているライブカードとデッキから公開したカードを、すべてそれぞれの控え室に送る。
- 今回どちらか一方のみがライブ成功カード置き場にカードを送った場合、送った側のプレイヤーが次のターンからの先攻となる。
※両方が送った/送らなかった場合は、先攻後攻は変化せずそのままとなる。
- 今回のターンが終了する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 色について
- カードが持つアイコンには属性概念として色が存在し、それぞれライブの成功判定で使用される。
- 色は ハート・ブレードハート・必要ハート の各アイコンが、それぞれ 1つずつ持っている
- 色は 桃・赤・紫・緑・黄・青 の 6種類が存在する。さらに無指定(いわゆる無色)や全指定の色も存在する。
※各色は、色に加えて各アイコンごとに識別用のマークが記載されている。
- メンバーが持つハートおよびエールのブレードハートが供給する色が、ライブが持つ必要ハートの要求分をすべて満たすことでライブ成功となる。
※全指定は供給側のアイコンに存在し、どの色の要求にも振り分けられる。
※無指定は必要ハートにのみ存在し、どの色でも満たされる(つまり数だけ揃えばよい)。
● コストについて
- メンバーカードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストは場のエネルギーやメンバーを使用することで支払うことができる。
- メンバーのコストは、以下のいずれかの方法で支払うことができる。
- 自分の縦向き状態のエネルギー 1枚を横向き状態にすることで、コストが 1だけ支払われる。
- 自分のステージにいるメンバー 1体を控え室に送ることで、送ったメンバーの記載コスト分だけコストが軽減される(バトンタッチ)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ エネルギーカード (コスト不要)
- ライブを運営するための活力源。場にエネルギーとして配置される。
- 専用のエネルギーデッキに入れて使用される。
- それぞれイラストは異なるが、ゲーム的にはすべて単一種類のカードとなる。
- 場のエネルギー置き場に、アクティブ状態で配置される。
- エネルギー置き場で横向き状態にすることで、コストを支払うことができる。
○ メンバーカード (コスト必要)
- プレイヤーがプロデュースするスクールアイドルたち。場にメンバーとして配置される。
- メインデッキに入れて使用される。
- 場に 3つあるステージに、それぞれ 1体ずつ配置できる。
- ハートを色アイコンの形で持ち、ライブ成功の基準値となる。
※アイコンは各色ごとにまとめられている。また 1つの色が複数ある時は、重なったハートアイコンの数でその値を表している。
- ブレードをアイコンの形で持ち、ライブで支援を受けるための値となる。
※ブレードというのは、ライブで観客が振っているペンライト(サイリウムライトなど)のことである。
- 一部のカードはブレードハートを色アイコンの形で持つ。これにより本来の使用法とは別に、エールとして使用された際のライブ支援値となる。
※カードによってはハートの追加以外にも、公開されたことで特殊効果を発揮する場合もある。
- 本来の使用法とは別に、他のメンバーを配置するためにコスト軽減(バトンタッチ要員)としても用いられる。
● 一時的に使用されるカード
○ ライブカード (コスト不要)
- メンバーたちが歌う楽曲。場にライブとして一時配置される。
- プレイヤーが唱える呪文。効果はさまざま。
- メインデッキに入れて使用される。
- 必要ハートを複数の色アイコンの形で持ち、ライブ成功の要求値として用いられる。
各色ごとにそれぞれ 2つのアイコンで構成され、上側に色と識別マーク・下側に要求値が記載されている。
- スコアの値を持ち、双方がライブに成功した時の勝敗判定値として用いられる。
- 成功したライブの中から 1枚が成功ライブカード置き場に送られ、勝利条件として参照される。
成功しなかったり余剰分となったライブは、ライブフェイズ終了時にまとめて控え室に送られる。
- 一部のカードはブレードハートを色アイコンの形で持つ。これにより本来の使用法とは別に、エールとして使用された際のライブ支援値となる。
場の構成
エネルギー | 相手 エネルギー置き場 |
R | C | L | 相手 ステージ |
ライブ | 相手 ライブカード置き場 |
|
ライブ | 自分 ライブカード置き場 |
L | C | R | 自分 ステージ |
エネルギー | 自分 エネルギー置き場 |
- 永続カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- それぞれの場は、ステージ・ライブカード置き場・エネルギー置き場 という空間に大別される(上図は場の構成図)。
- ステージはメンバーの配置場所で、レフトエリア・センターエリア・ライトエリア の 3つのエリアで構成される。
- ライブカード置き場には、それぞれ最大 3枚までのライブカードが配置される。
- エネルギー置き場には、それぞれのエネルギーカードが配置される。
- ライブ対決に勝利した時は、ライブカードの中から 1枚がライブ成功カード置き場という空間に集められる。
- 残されたライブやエールとして用いられたカードたちは、控え室という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ブシロード
○ 発売開始: 2025年2月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スタートデッキ
| 2025/2
| 2種
| 構築済みデッキ(62/2000込)
|
ブースターパック Vol.1
| 2025/2
| 80
| ブースター(5/501込)
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