ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『アリス×クロス』のルール解説。
|
アリス × クロス
Last Update 2011/3/28 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは恋の女神? となり、自分が導くキャラクターたちの愛の強さを(プレイヤー自身の)ライバルたちに見せ付ける。
● 原作
コンシューマーゲーム『緋色の欠片』シリーズ。
コミック・TVアニメーション『純情ロマンチカ』シリーズ(角川書店刊)。
PC用ゲーム『咎狗の血』シリーズ。
コンシューマーゲーム『Vitamin X』シリーズ。
PC用ゲーム『鬼畜眼鏡』シリーズ。
コンシューマーゲーム・TVアニメーション『薄桜鬼』シリーズ。
PC用ゲーム『Lamento』シリーズ。
コミック(幻冬舎刊)・TVアニメーション『おとめ妖怪ざくろ』。
● 世界設定
複数作品の集合体であり、特に独自の世界設定は存在しない。
● 本ゲームについて
少女漫画や“ボーイズラブ”の世界をテーマとしたTCGです。
自分が担当するキャラクターの愛を成就させることが目的のゲームであるため、プレイヤー同士は(足の引っ張り合いはあるものの)直接対立しているわけではありません。
基本構成
勝利条件
- LP(Love Point: 勝利ポイント)が 100%以上になる。
ただし以下の条件を満たさない限り、LPは 95%までしか上昇しない(それ以上の上昇は無効となる)。
- エンディング条件を満たす。
※自分の場のメインキャラエリア・パートナーエリア・イベントエリアの部分に、エンドカード{ ENDマークが記載されたカード}が合計で 2枚以上存在する。
- “サポートの登場”および“ナイト時における LPアップ”以外の処理で上昇する。
事前準備
● デッキ (山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚以上。
- 構築条件:
同名カードはデッキに 3枚まで。
初期配置用として、記載LPリミット値が“0%”のキャラクターカードが 2枚以上投入されていること。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示カウンター: LP表示用など、適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント LP(Love Point): 0%。以後蓄積する。
- メインキャラ・パートナーのレベル: それぞれレベ ル 1(カードが 1枚ずつ)。以後増減するが 0以下にはならない。
- 開始手札: 5枚。上限は 6枚(自手番内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻は 1手番目のモーニングにはカードを引かない)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 無し(捨て札を再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラクターカード(レベルアップなどは除く)、先出し生存。
- 本ゲームでは、戦闘の概念は存在しない。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分のデッキから“メインキャラ”として、記載 LPリミット値が“ 0%”のキャラクターカードを 1枚選択する。
- それぞれ自分のデッキから“パートナー”として、記載 LPリミット値が“ 0%”のキャラクターカードを 1枚選択する。
- それぞれ選択したメインキャラを場のメインキャラエリア、
パートナーをパートナーエリアに、いずれも裏向きに配置する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 5枚引く。
- それぞれ配置したメインキャラ・パートナーを表向きにする。
全体の基本進行
互いに手番と呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
自分の手番の進行
○ モーニング
○ アフタヌーン
▼ “サポート”の登場
- 任意で手札のキャラクターカードを、場のサポートエリアに“サポート”として配置する。
サポートを配置することで、自分の LPが 5%上昇する(この処理では 最大95%まで)。
サポートは、以下の条件で行われる。
- 1手番につき 1枚のみ。
- 前の手番に配置したカードを含め、サポートエリアには複数のサポートが存在できる。
- それぞれのサポートは、1枚のカード単位で独立して存在する。
- 自分のメインキャラおよびパートナーと同名のカードを、配置することはできない。
- 自分のサポートエリアに同名のカードがある場合、従来のカードを破棄することで新たな配置が可能となる。
- LPリミットは適用されない。
- 配置したカードの記載効果は適用されない。
- 任意で自分の場のパートナーをいずれかのサポートと交換(パートナーチェンジ)を行う。
パートナーのチェンジは、以下の条件で行われる。
- 自分の場のサポートを、パートナーエリアにある現在のパートナーの上に重ねることでパートナーチェンジが行われる。
- 新たに重ねたサポートのキャラクターが、以降のパートナーとなる。
- 従来分のパートナーのカードはそのまま場に残る。
- 新たなパートナーとなるカードの記載 LPリミットが、必ず配置前の最上段カードの記載値より高くなければならない。
- 配置前の最上段カードの記載 LPリミットの値分だけ、自分の LPが減らされる。
※LPの減少は 0までで、マイナス値になることはない。
※新たなパートナーとなるカードの記載値は考慮不要。
- 新たなパートナーとなるカードの記載効果が適用される。
- 新たなパートナーは、レベル 1となる。
▼ “イベントカード”の使用
- 任意で手札のイベントカードを使用する(1手番につき 2枚まで)。
▼ キャラクターのレベルアップ
- 任意で自分のメインキャラ・パートナーをレベルアップさせる。
レベルアップには以下の条件で行われる。
- 1手番につき、メインキャラ・パートナーのどちらかを1回のみ。
- 対象キャラクターの上に、手札の同名キャラクターカード1枚を重ねることでレベルアップが行われる。
- LPリミットが適用される。
- 配置するカードの記載LPリミットが、必ず配置前の最上段カードの記載値より高くなければならない。
- 配置したカードの記載効果が適用される。
レベルアップを行うことで、自分の LPが 5%上昇する。
○ ナイト
▼ LPアップ
- 任意で 2枚まで手札を捨てる。
手札を 1枚捨てるごとに、自分の LPが 5%ずつ上昇する(この処理では最大 95%まで)。
▼ 手札調整
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
※この処理では LPが上昇しないので注意すること。
▼ 手番終了の宣言
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● Love Point について
- 各プレイヤーは勝利ポイントとして Love Point(LP)の値を持つ。
- LPはそれぞれのプレイヤーが使用するメインキャラとパートナーの相性(愛情)度を表したものである。
- LPは 0%から始まり、ゲーム中に 5%刻みで増減を繰り返す。
- LPを増減する主な行為は以下のとおり。
- サポートの登場: 5%上昇する。
- レベルアップ: 5%上昇する。
- ナイト時の LPアップ: 5%上昇する。
- パートナーチェンジ: 従来パートナーの LPリミット分減少する。
- LPは最低でも 0%までであり、マイナス以下の値になることは無い。
- LPが 100%に達することで、ゲームに勝利する。
ただし以下の条件を満たさない限り、95%を超える値は一律で無効となる。
- “エンディング条件”と呼ばれる条件を満たしている。
エンディング条件とは、自分の場のメインキャラエリア・パートナーエリア・イベントエリアのいずれかに、
“END”マークが記載されたカード(エンドカード)が合計で 2枚以上存在する状態のこと。
- アフタヌーン時における“サポートの登場”処理以外であること(この処理での LP上昇は、95%までに限定される)。
- ナイト時における“LPアップ”処理以外であること(この処理での LP上昇は、95%までに限定される))。
- 勝利ポイントの役目とは別に、LPはカードの使用・配置条件の役割も果たす。
それぞれが使用できるカードは、記載 LPリミット値が現在の自分の LP以下のカードに限られる。
※ただしサポートの配置については、LPに関係なく行うことができる。
● メインキャラとパートナーについて
- 本ゲームでは、プレイヤーごとに主人公となるメインキャラと、その相方となるパートナーの 2体のキャラクターが登場する。
このゲームの目的は、この 2体の相性を最高に高めることにある。
相性は Love Point の形で表示され、プレイヤー自身はあくまでも裏方としての存在に徹するのみである。
- メインキャラ・パートナーとも、キャラクターカードを用いて表現される。
- ルール上は特に禁止されていないが、設定的にメインキャラとパートナーに同一キャラクターを使用するのは避けるべきである。
- メインキャラ・パートナーとも複数のカードで構成される場合があるが、それぞれの 1組で 1体(キャラクターカード 1枚)の扱いとなる。
- メインキャラ・パートナーとも、記載情報(キャラクター名や ENDマークなど)については最上段のカードの情報のみが有効となる。
- メインキャラ・パートナーとも、ゲーム開始時に LPリミット 0%のカードが 各1枚ずつ指定箇所に配置される。
この初期配置されたカードは、ゲーム終了時まで場に残り続ける。
たとえカード効果などでメインキャラ・パートナーのカードが破棄される場合であっても、初期配置されたカードだけは破棄対象に含まれることは無い。
- メインキャラとパートナーはレベルの概念を持ち、特定カードの効果発動などに影響を与える。
- レベルは、それぞれに積み重ねたキャラクターカードの枚数で表される。
ただし枚数に含まれるのは一番上のキャラクターと同一キャラクターのカードに限られる。
※パートナーチェンジなどで別名キャラクターが混じっている場合は、別名キャラクター(の中で最上段のカード)よりも上側に存在する同一キャラクターのカードのみが対象となる。
- レベルは、レベルアップ(手札から同一キャラクターを重ねる処理)を行うことで上げることができる。
- パートナーは、パートナーチェンジを行うことで、別キャラクターに変更することができる。
※新パートナーになることで、キャラクター名の他にレベルの値なども変化する。
※従来のパートナーは、新パートナーのカードの下に残り続ける(カード除去による復権もありうる)。
ちなみにメインキャラについては、原則として最初のキャラクターのまま変化しない。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード (状況により配置条件が存在)
- この世界に登場するキャラクター。大半は美少年だが女性なども存在する。
- 自分の場でメインキャラ(主人公)・パートナー(相方)・サポートの 3種類のいずれかの役割を担当する。
そのカードがどの役割を担当するかは配置箇所で決定され、場にはそれぞれの役割に対応するエリアが存在している。
○ イベント“FOREVER”カード (配置条件が存在)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- イベントアイコン欄に“F”(FOREVER)と記載されている。
- “SPEED”カードと合わせて、1手番中に 2枚まで使用することができる。
- 場に永続するが、記載条件を満たすことで破棄されるカードも存在する。
- 自分の場のイベントエリアに 1枚のみ存在できる。
※別のFOREVERカードを配置する場合、従来のカードを破棄することができる。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベント“SPEED”カード (使用条件が存在)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。効果はさまざま。
- イベントアイコン欄に“S”(SPEED)と記載されている。
- “FOREVER”カードと合わせて、1手番中に 2枚まで使用することができる。
場の構成
- 永続カードは、各プレイヤーごとに場という空間に存在する。
- それぞれの場はメインキャラエリア・パートナーエリア・サポートエリア・イベントエリアに大別される。
- それぞれのメインキャラエリアには、メインキャラとして 1組のキャラクターのみが配置できる。
- それぞれのパートナーエリアには、パートナーとして 1組のキャラクターのみが配置できる。
- それぞれのサポートエリアには、サポートとして複数のキャラクターカードがそれぞれ 1枚単位で配置される。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はアルバムという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ブシロード
○ 発売開始: 2009年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
スタートパック
| 2009/3
| 3種
| 構築済みデッキ(20/840)
|
純情ロマンチカ
| 2009/4
| 102
| ブースター(7/300)
|
咎狗の血
| 2009/5
| 100
| ブースター(7/300)
|
緋色の欠片
| 2009/5
| 105
| ブースター(7/300)
|
純情ロマンチカ プレミアムエディション
| 2009/8
| 27
| ブースター(7/300)
|
スタートパック Vitamin X
| 2009/10
|
| 構築済みデッキ(20/840)
|
Vitamin X
| 2009/10
| 105
| ブースター(7/300)
|
スタートパック 鬼畜眼鏡
| 2009/11
|
| 構築済みデッキ(20/840)
|
鬼畜眼鏡
| 2009/12
| 105
| ブースター(7/300)
|
薄桜鬼
| 2010/4
| 105
| 構築済みデッキ(20/840)、ブースター(7/300)
|
Lamento - BEYOND THE VOID -
| 2010/11
| 105
| 構築済みデッキ(20/840)、ブースター(7/300)
|
薄桜鬼 随想録
| 2010/12
| 90
| ブースター(7/300)
|
おとめ妖怪ざくろ
| 2011/3
| 105
| ブースター(7/300)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆