ジャガーノーツのTCGカタログ
『ブロッコリー・ハイテンション・カードコレクション To LOVEる - とらぶる - 』のルール解説。
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ブロッコリー・ハイテンション・カードコレクション
To LOVEる - とらぶる - カードゲーム!?
Last Update 2014/9/11 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライフ破壊戦。プレイヤーは恋愛の達人? となり、部下となるキャラを率いて相手を卒倒させる。
● 原作
コミック(集英社刊)およびTVアニメ『ToLOVEる - とらぶる -』。
● 世界設定
いつもと変わらない平穏な地球。だがすでに大勢の宇宙人が来訪し、正体こそ隠しているものの日常的に定着している。その定着ぶりは、宇宙人と地球人とで家庭を築く者がいるほどであった。
● 本ゲームについて
TVアニメ版のトレーディングカードです。ノーマルカードがカードゲーム風カードとなっています。商品説明などで説明されているように、カードゲームでは無く一般的なトレカでしかありません。
通常この手のなんちゃってカードゲームは、ネタ部分から実際のルールまで全力で作り込んだうえでゲームルールは永遠に非公開とする……のが通例なのですが、本作ではなぜかあっさり公開されてしまいました。
基本構成
勝利条件
- 相手のプレイヤーライフを0にする。
- 相手のデッキが尽きる(引くべき時に引けない)。
- 特定カードに記載された条件を満たす(勝利者がいない場合もある)。
事前準備
● デッキ(山札: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 20 ~ 40枚。
- 構築条件:
ゲーム用カード(ノーマルカード)のみを投入すること。
同一の(通常の)キャラカードはデッキに3枚まで。
同一のプロモカード(※いずれもキャラカード)はデッキにそれぞれ1枚まで。
とらぶるカードはデッキに合計で1枚のみ。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ(ライフ): 3000ポイント。上限はおそらく無し。
- 開始手札: 5枚。上限は不明(おそらく無し)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 類似条件が存在(先攻は1ターン目にはバトルフェイズを行わない)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: キャラカード、名称単位で自軍ユニーク、先出し生存。
- キャラの攻撃は、通常は相手キャラを対象とし、条件を満たせば相手プレイヤーも対象となる。
攻撃対象となるキャラは攻撃側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- 対戦相手と挨拶を交わす。
- それぞれ自分のデッキからとらぶるカードを取り出し、場のとらぶるカードゾーンに裏向きに配置する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを5枚引く。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利・終了条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェイズ
○ メインフェイズ
以下の行動を任意で行う。
- 通常/イケニエ召喚として、手札のキャラカードをキャラとして場に配置する(1ターンに1回のみ)。
- フィールドのキャラの効果を使用する(効果による特殊召喚を含む)。
○ バトルフェイズ
ターンプレイヤーが攻撃側となり、フィールドのキャラ単位で任意に以下の攻撃を行う。
各攻撃の処理
▽ 攻撃キャラの決定
- このターンにまだ攻撃を行っていないキャラの中から、今回攻撃を行う1体(攻撃側のキャラ)を選択する。
▽ 攻撃方法と攻撃目標の決定
- 攻撃側のキャラがDOKI²値を持つ場合、通常攻撃とドキドキ攻撃の2種類から今回の攻撃方法を選択する。
DOKI²値を持たない場合、無条件で通常攻撃となる。
- 通常攻撃を行う場合、相手のフィールドのキャラの中から今回の攻撃目標(防御側のキャラ)を決定する。
ただし相手フィールドにキャラがいない場合は、相手プレイヤーが攻撃目標(ダイレクトアタック)となる。
※ドキドキ攻撃の場合は、無条件で相手プレイヤーが攻撃目標となる。
▽ 能力値の確定
- 攻撃側のキャラのATK値やDOKI²値に各種修正を加え、今回の攻撃における値を確定する。
- 防御側のキャラのDEF値に各種修正を加え、今回の攻撃における値を確定する。
▽ 攻撃判定
攻撃方法や攻撃目標により、今回の攻撃の結果をそれぞれ判定する。
- 通常攻撃で防御側のキャラを攻撃する場合:
攻撃側のキャラと防御側のキャラでバトルを行う。
攻撃側のATK値と防御側のDEF値を比較し、バトルの結果として値の高低で以下の処理を行う。
- 攻撃側の値が高い:
防御側のキャラが破壊される(捨て札に送られる)。
攻撃側のATK値から防御側のEDF値を引いた差分の値分のダメージを相手プレイヤーに与える(ダメージ分だけライフを減らす)。
- 防御側の値が高い:
攻撃側のキャラが破壊される。
防御側のEDF値から攻撃側のATK値を引いた差分の値分のダメージをターンプレイヤーに与える。
- 値が同じ: 攻撃・防御側それぞれのキャラが破壊される(ライフは変化しない)。
- 通常攻撃で相手プレイヤーを攻撃する場合:
攻撃側のキャラのATK値の値分のダメージを相手プレイヤーに与える。
- ドキドキ攻撃の場合:
攻撃側のキャラのDOKI²値の値分のダメージを相手プレイヤーに与える。
○ エンドフェイズ
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 通常召喚・イケニエ召喚について
- 手札のキャラカードをキャラとして配置する行為を召喚と呼ぶ。
- 召喚には通常召喚とイケニエ召喚の2種類が基本として存在する。
- 通常召喚およびイケニエ召喚は、自分のメインフェイズにいずれかを1回だけ使用できる。
- 通常召喚およびイケニエ召喚の違いは配置カードのレベルからくるもので、両者は本質的には同じである。
- レベル2以上のカードを配置する場合、“イケニエ”として自分のフィールドに存在するキャラを指定数だけ捨てる必要がある。このようにイケニエを必要とする配置方法がイケニエ召喚となる。
- 配置カードのレベルと配置に必要なイケニエの数は以下の通り。
- レベル1: イケニエ不要(通常召喚となる)。
- レベル2: 1体。
- レベル3: 2体。
- 通常・イケニエ召喚とは別に、カード効果による特殊召喚も存在する。なお特殊召喚はターン中何回でも行える。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラカード(配置条件が存在)
- プレイヤーの部下たち。フィールドにキャラとして配置される。
- ATK(攻撃力)/DEF(防御力)を持ち、プレイヤーの武器となる。
- 一部のカードはATK・DEF値に加えてDOKI²(ドキドキ)値を持ち、ドキドキ攻撃を行うことができる。
- 同名別番号カードが複数存在し、キャラとして配置する際にはそれぞれカード名単位で自軍ユニークとなる。
- レベルの値を持ち、配置条件として使用される。
- 性別の項目を持ち、さまざまな場面で使用される。
- 一部のカードは指定タイミングに使用できる個別の効果を持ち、それぞれ1ターンに付き1回だけ使用できる。
※各効果はそれぞれ固有の名称を持つ。一部の効果はカード名の代わりに他カードの効果名を参照する場合がある。
※中には無意味な効果や世界の存亡に関わる効果も存在するが、なんとかすること。
- それぞれのフィールドに合計3体まで配置できる。
- バトルフェイズにおける相手キャラとの数値比較において、値が相手以下となる場合破壊される。
- 一部のプロモーションカードにもキャラカードが存在する。一般的なカードと同等に扱われるが、デッキ構築条件が異なる。
○ とらぶるカード(コスト不要)
- ゲーム中に起きるさまざまな出来事。
- ゲーム開始時に場のとらぶるカードゾーンに裏向きに配置され、指定タイミングに任意に表向きにして使用する。
- 使用後は捨て札となる。
● その他のカード
○トレーディングカード
- ごく一般的なトレーディングカード。ゲームには使用しない。
- ノーマル以外の全レアリティのカードが該当するのだが、プロモカードの一部にはゲーム用カードも存在する。
場の構成
- 永続カードは、デュエルフィールドという空間に存在する。
- それぞれのデュエルフィールドはフィールドととらぶるカードゾーンという空間に大別される。
- それぞれのフィールドには、最大3体のキャラを配置できる。
- それぞれのとらぶるカードゾーンには、ゲーム開始時にとらぶるカードを1枚裏向きに配置できる。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ブロッコリー
○ 発売開始: 2009年4月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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To LOVEる
| 2009/4
| 99
| パック販売(10/420)
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Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
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