ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『スケット・ダンス』のルール解説。
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スケット・ダンス キャラクターカードゲーム
Last Update 2011/11/22 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは高校生となり、仲間たちとともに皆様から賞賛の嵐を浴びる。
● 原作
TVアニメ『スケット・ダンス』。
コミック『スケット・ダンス』(集英社刊)。
● 世界設定
開盟学園高等学校。ここでは学園のあらゆるトラブルを解決する何でも屋、スケット団こと学園生活支援部が活躍していた。
● 本ゲームについて
少年ジャンプ連載の学園漫画およびそのTVアニメのTCGです。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 40枚ちょうど。
- 構築条件:
同名カードはデッキに3枚まで。
ただしリーダーとして使用するカード1種類のみデッキに4枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
○ 各種表示用カウンター: 適当数。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 勝利ポイント(スケットポイント): 0ポイント。以後蓄積する。
- 開始手札: 6枚。上限も同じ(自ターン内に調整有り)。
- フレンドゾーン配置カード(蓄積コスト): 2枚。上限は6枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し。ただし類似概念が有り(先攻は1ターン目のフレンドフェイズをとばす)。
その他構成
● カードの行動表現
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 無し(インターバルのカードを再使用)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置時にオフ状態)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(常にカードの形で存在)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- キャラクターのアクション(攻撃)は、常に相手プレイヤーを対象とし、ツッコミ(防御)キャラクターの指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ自分のデッキからリーダーとしてカードを1枚選び、表向きでリーダーゾーンに配置する。
※デッキ構築の時点でリーダーを決めている場合は、必ずそのリーダーを使用すること。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから手札としてカードを6枚引く。
- それぞれ自分のデッキからカードを2枚引き、フレンドゾーンに表向きのオン状態で配置する。
※ここで配置されたカードは、記載フレンドパワーの効果を一切発揮しない。
- 先攻・後攻を決定する。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートフェイズ
- 全プレイヤーのスケットゾーンとアシストゾーンのカードをすべてオン状態にする。
- 自分のフレンドゾーンのカードをすべてオン状態にする。
○ ドローフェイズ
○ フレンドフェイズ
- デッキからカードを1枚引き、フレンドゾーンに表向きのオン状態で配置する。
配置されたカードにフレンドパワーが記載されていれば、その効果が発動する。
○ メインフェイズ
任意で以下の行動を行う。
- 手札のキャラクターカードをスケットゾーンかアシストゾーンのいずれかに配置する。
- 手札のリンクカードをスケットゾーンに配置する。
- 手札のイベントカードを使用する。
- 場のカードの能力を使用する。
○ アクションフェイズ
- 場の(リンクを含む)キャラクター単位で、任意で以下のアクション(攻撃行動)を行う。
各アクションの処理
▽ アクション宣言
- ターンプレイヤーは攻撃側となり、オン状態の(リンクを含む)キャラクターの中から今回アクションに参加するアクションキャラクターを選択し、アクションを行う。
※アクションキャラクターを選択できなければ、アクション自体を行うことができない。
- アクションキャラクターをオフ状態にする。
▽ ツッコミ宣言
- 相手プレイヤーは防御側となり、オン状態の(リンクを含む)キャラクターの中から、今回アクションに参加するツッコミキャラクターを任意で選択し、ツッコミ(防御行動)を行う。
※ツッコミキャラクターを選択できなければ、ツッコミ自体を行うことができない。
- ツッコミキャラクターをオフ状態にする。
▽ イベント・能力の使用
- 攻撃側から順に、手札のイベントカードやカードの能力を、双方がパスするまで交互で任意に使用する。
▽ アクション判定
ツッコミやキャラクターの有無により、それぞれ以下の処理を行う。
- 今回ツッコミが行われていない場合:
この時点でアクションキャラクターが存在する場合、攻撃側はアクションキャラクターに記載されているDSPの値分のSP(スケットポイント)を獲得する。
- ツッコミが行われている場合:
この時点でアクション・ツッコミキャラクター共に存在する場合、以下の手順でバトル? を行う。
- アクションに参加するキャラクターの記載CPに各種修正を加え、今回のアクションにおけるそれぞれのCPを決定する。
- 双方のCPを比較し、値の小さい側(同値を含む)のアクション参加キャラクターが破棄される。
CP比較により(または判定当初から)ツッコミキャラクターが存在しない場合、攻撃側はSPを 1ポイント獲得する。
※概念としてはツッコミをはねのけたという事実に対する獲得であり、アクションキャラクター生存やDSP値は無関係である。
○ エンドフェイズ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
- フレンドゾーンに配置されているカードが上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● フレンドゾーンについて
- リーダーを除くすべてのカードは、本来の目的とは別にフレンドゾーンに配置されることでコスト支払い用カードとして使用される。
- フレンドゾーンのカードは表側オン状態で配置される。
- ゲーム開始時以外のタイミングでフレンドゾーンに配置された場合、カードにフレンドパワーが記載されていれば、その効果が発動する。
- 基本的にフレンドゾーンには最大6枚のカードが配置できる。
● コストについて
- カードを配置・使用する際にはコストを支払う必要がある。
- コストは自分のフレンドゾーンのオン状態のカードをオフ状態にすることで支払われる。
1枚のカードをオフ状態にすることで、1コストが支払われる。
- キャラクターを配置するときに限り、記載フレンドキャラ部分と同一の特徴を持つカードがフレンドゾーンに存在する場合、配置コストが1だけ軽減される(重複しない)。
● リーダーとチャンスカードについて
- 本ゲームでは場にそれぞれのリーダーが存在する。
またリーダーを除くすべてのカードは、本来の目的とは別に一時的な蓄積カードであるチャンスカードとして使用される。
- リーダーは一応はプレイヤーの分身であるが、所属組織の長といった意味合いが強く純粋に分身だと言いきれない部分がある。
- ゲーム開始時にリーダーゾーンに任意のカードを1枚配置し、それがリーダーとなる。
- 公式サイトでも意思統一されていないが、イベントカードを含むすべてのカードがリーダーに使用できるらしい。
- 配置されたリーダー自体は単なる表示物であり、配置されるだけでゲーム中何もしない。
リーダーが真価を発揮するのは、デッキ内の同名カードが配置された瞬間である。
- リーダーと同名カードが特定タイミングで場に配置された際に、任意でリーダーチャンスを発動させることができる。
リーダーチャンスを発動できるのは、自分のフレンドフェイズかメインフェイズで、なおかつ同名カードが自分のスケット・アシスト・フレンドゾーンのいずれかに配置された場合である。
- リーダーチャンス発動により、自分のすべてのチャンスカードをフレンドゾーンに配置する。
この際カードにフレンドパワーが記載されていれば、その効果が発動する。
- リーダーゾーンはチャンスカードの置き場を兼ねる。
チャンスカードはリーダーカードの下に中身を確認せずに裏向きで配置(蓄積)される。
- チャンスカードは相手がゲーム中初めてSPを10ポイント獲得したときと、相手がゲーム中初めてSPを20ポイント獲得したときに、それぞれ3枚ずつデッキから配置される。
- リーダーチャンスはチャンスカードが蓄積されていなければ意味が無い。あくまでも保険的な存在である。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード(コスト必要)
- 学生やその関係者たち。場にキャラクターとして配置される。
- CP(キャラクターパワー)を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
- DSP(ダイレクトスケットポイント)を持ち、アクションで相手プレイヤーに直接攻撃した際の獲得ポイントとなる。
- 最大で3種の特徴(キャラクター名や所属組織など)が記載されており、さまざまな場面で用いられる。
- フレンドキャラが記載されている場合があり、配置コスト軽減に用いられる。
- 自分の場のスケットゾーンに6体・アシストゾーンに1体をキャラクターとして配置できる。
- CPが効果などで0以下になった場合と、アクションのCP比較で負けた場合(引き分け含む)に破壊される。
○ リンクカード(コストと配置条件が存在)
- いわゆる進化・合体カード。場のキャラクターが強化された(またはチームを組んだ)状態。
- リンク条件としていくつかの特徴名が記載されており、対象となる特徴を持つキャラクターがスケットゾーンにすべて揃っているときに配置できる。
- アシストゾーンには配置できない。
- リンク対象はキャラクターカードのみで、リンクカード自身は対象にならない。
- リンクカードはリンク対象のすべてのキャラクターカードに半分かぶせる形でスケットゾーンに配置する。
- 配置したリンクカードは事実上1体のキャラクターとして扱われる。
ただしキャラクターの配置数上限はキャラクターカード側で判定するのでリンクカードは含まれない。
- リンク対象となるキャラクターカードは、リンクカードがある間は場に存在しないものとして扱われる。
ただしキャラクターの配置数上限はリンクカードではなく条件となるキャラクターカード側で判定する。
- リンクカードが場を離れる場合、リンク対象のキャラクターカードはオフ状態のキャラクターとして場に残る。
- リンク対象のキャラクターカードが枚数上限などで破棄される場合、リンクカードも破棄される。
- リンク条件とキャラクターカードの特徴は、それぞれ 1 対 1 対応でなければならない。
1枚のキャラクターカードを複数のリンクカードの条件にはできないし、
複数のリンク条件を持つリンクカードは各個の条件をそれぞれ別々のキャラクターカードに求め、
複数の特徴を持つキャラクターカードはいずれかひとつの特徴のみを条件に選ぶ必要がある。
● 瞬間的に使用するカード
○ イベントカード(コスト必要)
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 場はリーダーゾーン・スケットゾーン・アシストゾーン・フレンドゾーンなどの空間に大別される。
- リーダーゾーンにはゲーム中リーダーとなるカードが永続し続け、さらにチャンスカードを一時的に蓄積する。
- スケットゾーンはキャラクターが基本行動を行うための空間である。
大きくリンクゾーンとキャラクターゾーンに分けられているが、これはカード判別のための配慮でありシステム上は同一視される。
- アシストゾーンはキャラクター配置枠に設けられたユニーク処理空間で、専用の強力効果を発動させるために存在する。
- フレンドゾーンは他のゾーンとは別種の概念であり、コスト支払いなどに用いられる。
- 各ゾーンには配置数上限があり、基本的にスケットゾーンには6体・アシストゾーンには1体のキャラクターカードを配置できる(超過分は都度任意選択で破棄)。
またフレンドゾーンにはカードを基本的に6枚配置できる(自ターン終了時に任意選択で破棄)。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後はインターバルという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ブロッコリー
○ 発売開始: 2011年10月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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第1団
| 2011/10
| 103
| 構築済みスターター(40/1260) ブースター(5/180)
|
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