ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『モンパチ』のルール解説。
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モンパチ カードバトルゲーム
Last Update 2023/4/1 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるデッキ破壊戦。プレイヤーはモンスターの友人となり、モンスターたちのスポーツバトル? での勝利を目指す。
● 原作
オリジナル。
● 世界設定
時は 22世紀、パラレルワールドから友好的なモンスターたちが来訪した。
彼らは基本的に善良であり、よき友人として人間社会に溶け込んでいる。
ただ同族間での娯楽としてバトルが日常的に行われ、技量向上のため人間の指揮を仰ぐのであった。
● 本ゲームについて
フックトイなどを手掛けるメーカーのオリジナルTCGです。
駄菓子屋や100円均一ショップといった、一般のTCGとは流通経路が異なる店舗で販売されています。
今回は基本となる“スタンダードバトル”について説明しますが、レギュレーションによってデッキや場の数値部分が変化します。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ (スタック: 1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 30枚ちょうど。
- 構築条件:
モンスターカードで構成されていること。
レベル 3以上のカードは、デッキに合計で 3枚まで投入できる。
レベル 2以下の同名カードは、デッキに各 3枚まで。
レベル 3以上の同名カードは、デッキに各 1枚まで。
● おたすけカード (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 3枚ちょうど。
- 構築条件:
おたすけカードで構成されていること。
同名カードは、デッキに各 1枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキの残り枚数が、プレイヤーライフを兼ねる。
- 開始手札: いわゆる手札は無し(ただし場のカード自体が、擬似的な手札の役割を果たす)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 有り(先攻 1ターン目はカードを引かない)。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- バトルはバトルステージのモンスター同士による 1 対 1で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ相手のデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキからカードを 4枚引く。
- それぞれ引いたカードから 1枚を選び、バトルを行うモンスターとしてバトルステージに裏向きで配置する。
残りの 3枚は、チームのモンスターとしてチームステイに裏向きで配置する。
- それぞれおたすけゾーンにおたすけカードを裏向きにまとめて配置する(いわゆる第2の手札として、盤上で機能する)。
- ジャンケンで先攻・後攻を決定する。
- 「バトルスタート!」などの掛け声とともに、それぞれ自分の場のモンスターをすべて表向きにする。
※バトルステージのモンスターがアップコストを持つ場合、ここで支払いを行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ファーストフェイズ
- デッキからカードを 1枚引き、モンスターとしてチームステイに表向きで配置する。
- バトルステージのモンスターの有無により、以下のどちらかの処理を行う(1ターンに 1回のみ、必要に応じてアップコストを支払う)。
- モンスターがいる場合: チームにいるいずれかのモンスター 1体を、バトルステージに送る。
- モンスターがいない場合: 任意でバトルステージにいるモンスターを、チームにいる 1体と入れ替える。
- チームのモンスターが 4体以上の場合、3体を残し余剰分をデッキの底に送る。
○ バトルフェイズ
以下のバトルを任意で 1回行う。
※パスすることも可能。ただしパスが 3回連続で続いた場合は、ホームのみ現状維持でゲームを最初からやり直すこと。
バトルの処理
- ターンプレイヤーが攻撃側・相手が防御側となり、それぞれのバトルゾーンのモンスター同士によるバトルが行われる。
- 攻撃側が、任意で場のモンスターのスキルを使用する(チームスキルは、いずれか 1体分のみ使用できる)。
- 防御側が、任意でモンスターのスキルやおたすけカードをを使用する。
ただしチームスキルとおたすけカードは、どちらか一方のみを 1枚分(1体分)だけ使用できる。
- それぞれ自分のモンスターの記載 APに各種修正を加え、今回のバトルにおける AP値を算出する。
- それぞれの AP値を比較し、値が高い方がバトルに勝利する(同値は双方敗北)。
- バトルに敗北した側のモンスターは破壊され、それぞれ以下の処理が行われる。
- 敗北したモンスターが、そのプレイヤーのホームに送られる。
- 今回敗北したモンスターの記載モンスターレベルの値分の枚数だけ、そのプレイヤーのデッキが破壊ダメージとして破棄される。
○ エンドフェイズ
- 以下の順番で、自分の場の調整を行う。
- 自分の場の任意枚数のモンスターカードを、自分のデッキの底に送る。
- 自分の場のモンスターが 4体ちょうどになるように、デッキからカードを引きチームに配置する。
- バトルステージにモンスターがいない場合は、チームからいずれか 1体をバトルステージに送る。
バトルステージにいる場合は、任意でバトルステージとチームのモンスターの入れ替えを行う。
- ターンの終了を宣言する。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性について
- モンスターカードには属性が存在し、さまざまな場面で用いられる。
- 属性は 光・水・火・草・闇 の 5種が存在する。
- 属性は、おたすけカードの使用条件としても用いられる。
● コストについて
- モンスターカードにはコストの概念が存在し、バトルステージに存在させるためにはコストの支払いが必要となる。
- 基本的には配置コストでは無く、アップ(チームからバトルステージへの移動)を行うためのコストという扱いとなる。
- コストはデッキのカードをホームに破棄することで支払われ、1枚破棄するごとに 1コストが支払われる。
- モンスターがアップを行う際に、アップコストの値分のコストが支払われる(コスト不要のカードも存在する)。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ モンスターカード (配置コスト不要)
- プレイヤーの友人である異世界生物。場に部下的存在であるモンスターとして配置される。
- デッキに入れて使用される。
- それぞれの場において戦闘を担当するバトルステージの 1体と、数体が予備役であるチームとして配置される。
- AP(アタックポイント)の値を持ち、プレイヤーの武器となる。
- LV(モンスターレベル)の値を持ち、モンスターとしての強さの基準となる。
この値はデッキの構築条や、倒された際のプレイヤーダメージなどに使用される。
- 一部のカードは COST(アップコスト)の値を持ち、バトルステージへの移動コストとして使用される。
- さまざまなスキルを持ち、バトルにおいて使用される。主な物は以下の通り。
- AS(アタックスキル): 攻撃時にバトルゾーンにいる時に、任意で発動できるスキル。特定の相手に対して AP値が強化される。
- WP(ウイークポイント): いわゆるデメリットで、攻撃時にバトルゾーンにいる時に自動で発動する。
その多くは、特定の相手に対して攻撃そのものが行えない(つまりパスを強制する)効果である。
- BS(バトルスキル): バトルゾーンにいる時に、任意で使用できるスキル。使用タイミングや効果はさまざま。
※特にバトルスキルはカードごとに使用タイミングが大きく異なるので、それぞれ指示されたタイミングで行うこと。
- TS(チームスキル): 自身がチームにいて他のカードがバトルする時に、任意で使用できるスキル。使用タイミングや効果はさまざま。
1回のバトルに付きそれぞれチーム全体で 1回(1体分)だけ使用でき、防御時のおたすけカードとは排他関係となる。
- バトルで負けた場合はホームに送られる。その際に破壊ダメージとして、モンスターレベルの値分だけデッキが破棄される。
● 一時的に使用するカード
○ おたすけカード (使用条件が存在)
- プレイヤーからの作戦指示など。効果はさまざま。
- デッキとは別に用意される。
- ゲーム開始時に第2の手札的な存在として、盤上に裏向きに配置される。
- 相手ターンのバトル(防御時)の際に、任意で表向きにすることで使用できる。
ただしチームスキルとは排他関係にあり、使用する場合はどちらか一方のみとなる。
- 使用条件が存在し、条件を満たす時にのみ使用できる。基本的にはバトルを行うモンスターの属性が条件となる。
- 各カードごとに、それぞれゲーム中に 1回だけ使用できる。
※使用後の扱いは特に明記されていないので、表向きのまま脇にどけておけばよいと思われる。
- それぞれ強力な記載スキルを持ち、いずれもモンスターカードのスキル効果より優先される。
場の構成
控 | 相手 チームステイ |
| 戦 | | 相手 バトルステージ |
| 戦 | | 自分 バトルステージ |
控 | 自分 チームステイ |
- 永続カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- 場はモンスター 1体分のバトルステージと、チームが配置されるチームステイという空間に大別される(上図は場の構成図)。
- 場のほかに、おたすけカードの置き場などが存在する。
- バトルで負けたモンスターやデッキから破棄されたカードは、ホームという空間に集められる。
※ストーリー的にはバトルはストレス発散目的の娯楽であり、バトルに負けても単にいい汗かいて帰宅するといったニュアンスになる。
商品情報
● メーカー: ベル玩菓
○ 発売開始: 2021年3月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
第1弾
| 2021/3
| 50+おたすけ
| パック販売(11/100+税)
|
第2弾
| 2022/3
| 51+おたすけ
| パック販売(11/100+税)
|
第2.5弾
| 2023/3
| 91+おたすけ
| パック販売(11/100+税)
|
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