ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『NEXUS』のルール解説。
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NEXUS ザ・フェイブカードゲーム
Last Update 2025/8/23 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるポイント押し付け戦。プレイヤーは動画視聴者となり、お気に入りの Vtuberによって相手に感動を与える。
● 原作
バーチャルアイドルフェス『Life Like a Live!』シリーズ参加の各種 Vtuber。
● 世界設定
生き馬の目を抜くような熾烈な競争が繰り広げられるネット配信業界。
自分の推しを友達に薦める際にも、お互いによるバトル同然のアピール合戦となるのであった。
● 本ゲームについて
VtuberをテーマとするTCGです。自動販売機によって販売されます。
基本構成
勝利条件
事前準備
● デッキ (1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 39枚ちょうど。
- 構築条件:
フェイブおよびアクションカードで構成されていること。
同一番号カードはデッキにそれぞれ 3枚まで。
● エモデッキ (1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 15枚ちょうど。
- 構築条件:
エモカードのみで構成されていること。
● その他準備
○ パートナーフェイブカード (パートナー選択が可能なフェイブ): それぞれ任意の 1枚。
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- 敗北ポイント (ファボゲージ): 0枚。以降蓄積する。
- 開始手札: 4枚。上限は無し。
- マリガン: 任意で 1回。不要分をデッキ底に送り、同数分を引く。
- ファーストドロー制限: 類似概念が存在(双方とも 1ターン目にはカードを引かない。また先攻 1ターン目のエモ配置は 1枚のみ)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: アクティブ状態。
- カード横: レスト状態。
● 基本構成細則
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 未指定。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置ターンにはアピールや凸を行えない)。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- フェイブの攻撃はアピールまたは凸という形で行われ、相手プレイヤーまたはレスト状態のフェイブいずれか 1体を対象とする。
相手プレイヤーが対象(アピール)の場合、ブロックするフェイブ指定は防御側が任意に選択する。
ゲームの流れ
開始準備
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のデッキから、手札としてカードを 4枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
- それぞれ「レッツ・フェイブ・バトル」の掛け声をかける。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、いずれかが勝利条件を満たした時にゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ ドローフェーズ
○ エモフェーズ
- 自分のエモデッキからカードを 2枚引き、場のエモエリアにアクティブ状態で配置する。
○ リフレッシュフェーズ
- 自分の場にあるすべてのエモカードを、自分のエモエリアに戻す。
- 自分のレスト状態のカードを、すべてアクティブ状態にする。
○ メインフェーズ
- 以下の行動を、任意で行う。
- カードの使用: 手札のフェイブ・アクションカードを配置・使用する。
- アピール: 場のフェイブにより、相手プレイヤーに対するアピールを行う(後述)。
- 凸: 場のフェイブにより、相手のレスト状態のフェイブを攻撃する(後述)。
- エモチャージ: 場のエモカードを自分のフェイブに付けることで、フェイブのレベルアップを行う。
各アピールの処理
- ターンプレイヤーが攻撃側・相手が防御側となる。
- 攻撃側が今回アピールを行うフェイブとして、自分の場にいるアクティブ状態のフェイブの中からいずれか 1体を指定する。
そしてアピールさせるフェイブをレスト状態にすることで、今回のアピールを宣言する。
※アピールの対象は、自動的に相手プレイヤーとなる。
- 防御側が任意で、自分のフェイブによるブロックを行うかどうかを選択する。
ブロックを行わせる場合は自分の場にいるアクティブ状態の中からいずれか 1体を、ブロックを行うフェイブとして指定する。
- 防御側がブロックさせるをフェイブをレスト状態にすることで、ブロックを宣言する。
- それぞれがこのタイミングで使用できるカードや効果を任意で使用する。
- 今回のアピールにおけるブロックの有無により、それぞれ以下の処理を行う。
ブロックされた場合: アピールしたフェイブとブロックしたフェイブによる、1 対 1のバトルが行われる。
- それぞれバトルを行うフェイブの現在 FP値に各種修正を加え、今回のバトルにおける FP値を算出する。
- それぞれの FP値を比較し、値が大きい側がバトルに勝利する(同値は攻撃側の勝利)。
- 攻撃側が勝利した場合、ブロックしたフェイブが BANされて防御側のトラッシュに送られる。
※防御側が勝利した場合は、基本的に何も起こらない。
ブロックされていない場合: 相手プレイヤーへのアピール処理が行われる。
- アピールを行うフェイブの FAV数に各種修正を加え、今回のアピールにおける FAV数を算出する。
- 算出した FAV数の数だけ、以下のアピール処理を行う。
- 防御側が自分のデッキの一番上のカードを引き、裏向きのまま自分のファボゲージに送る。
- 送ったカードがファボゲージの中で 3の倍数(3・6・9・12・15枚目)である場合、そのカードを表向きにする。
表向きになったカードが“トリガー”効果を持つ場合、任意で効果を発動する(カードは基本的にはファボゲージに残る)。
- 今回のアピール(およびバトル)が終了する。
各凸の処理
- ターンプレイヤーが攻撃側・相手が防御側となる。
- 攻撃側が今回凸を行うフェイブとして、自分の場にいるアクティブ状態のフェイブの中からいずれか 1体を指定する。
そして凸させるフェイブをレスト状態にすることで、今回の凸を宣言する。
- 攻撃側が今回凸の対象となるフェイブとして、相手の場にいるレスト状態のフェイブの中からいずれか 1体を指定する。
これにより凸を行うフェイブと凸の対象となるフェイブによる、1 対 1のバトルが行われる。
- それぞれがこのタイミングで使用できるカードや効果を任意で使用する。
- それぞれバトルを行うフェイブの現在 FP値に各種修正を加え、今回のバトルにおける FP値を算出する。
- それぞれの FP値を比較し、値が大きい側がバトルに勝利する(同値は攻撃側の勝利)。
- 攻撃側が勝利した場合、凸対象となったフェイブが BANされて防御側のトラッシュに送られる。
- 今回の凸(およびバトル)が終了する。
○ エンドフェーズ
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● コストについて
- カードにはコストの概念が存在し、カードの使用・配置には指定値分のコストを支払う必要がある。
- コストはエモカードを使用することで支払うことができる。
- エモエリアにあるアクティブ状態のエモカード 1枚をレスト状態にするごとに、コストが 1だけ支払われる。
● レベルアップについて
- フェイブにはレベルの概念が存在し、場において一時的なレベルアップを行うことができる。
- 場に配置した時点でのフェイブのレベルは一律でレベル 1であり、現状はレベル 3まで上げることができる。
- レベルアップはエモチャージとして、対象フェイブに場のエモカードをレスト状態で付けることで行われる。
なおフェイブには各レベルごとの必要エモ数がアイコンの形で記載され、付けたエモカードの枚数によってレベルが変化する。
※条件を満たすレベル項目の中での最大レベルが、その時点でのフェイブのレベルとなる。
- レベルアップすることで、フェイブの FAV数や FP値などが強化される。
- レベルアップは一時的なものである。自ターンのリフレッシュフェーズに、すべてレベル 1に戻される。
● ファボとトリガーについて
- デッキのカードは本来の役割とは別に、ファボ(FAV)として用いられる。
- ファボはプレイヤーダメージの変種概念で、相手のフェイブのアピールに心酔した(堕ちた)ことを表すポイントとなる。
15枚分が蓄積して満タンとなった時点でゲームに敗北する。
- ファボはそれぞれ専用のファボゲージに裏・横向きで縦一列に並べる形で配置される。
ただしその中で 3の倍数にあたるカード(3・6・9・12・15枚目)は、表向きとなって記載のトリガー効果を発動する。
- トリガーの効果発動はコスト不要かつ任意であり、発動後は(基本的には)表向きのままファボゾーンに残る。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ エモ(EMOTION)カード (コスト不要)
- エネルギー源にして強化要素。場にエモカードとして配置される。
- デッキとは別に、エモデッキに入れて使用される。
- イラストが異なる可能性があるが、ゲーム的にはすべて単一種類のカードとなる。
- 自ターンごとに一定量(基本 2枚ずつで場に最大 15枚)が、コストエリアに配置される。
- エモエリアでレスト状態にすることで、コスト支払いを行うことができる。
- コストとしての役割とは別に、エモエリアのアクティブ状態のカードを場のフェイブに付けることができる。
付けることで自分のターン中のみ、付いたフェイブのレベルがアップする可能性がある。
- フェイブに付けたカードは、次の自ターン開始時にコストエリアに戻される。
また付ける対象が場を離れる際には、場を離れることなくレスト状態でエモエリアに戻される。
○ フェイブ(FAVE)カード (コスト必要)
- プレイヤーが推している Vtuberたち。場にフェイブとして配置される。
- 基本的にはデッキに入れて使用されるが、それとは別にパートナーフェイブ 1枚も必要となる。
- 場に望むだけの数を配置できる。
- レベルと必要エモ数の値を持ち、強さの基準となる。
配置時点では一律でレベル 1なのだが、エモチャージとしてエモカードを付けることで一時的にレベルが上昇する。
※必要エモ数はレベルごとにアイコンの形で FP値と並記されており、付いたエモカードが必要数を満たす中での最大レベル値が現状レベルとなる。
- FAVゲージの項目を持ち、相手プレイヤーに対してアピール(ダメージ)を与える FAV数が記載されている。
FAV数はアイコンの形で記載され、レベル記載がない分がレベル 1時点での FAV数となる。
※レベル 2以上は、現状レベル以下の部分のアイコン数がその時点での FAV数となる。
- レベルごとの FPの値を持ち、プレイヤーの武器/盾となる。
FP値は相手フェイブとバトルを行う際の戦闘力として用いられる。
- 凸されるかブロックをした(つまり防御側となった)状態でバトルに敗北した時に、BANされてトラッシュに送られる。
- 本作では作品テーマの都合から、いわゆる攻撃が相手プレイヤーと相手フェイブで意味が異なっている。
相手フェイブの時は通常通りなのだが、プレイヤーに対しては魅了してこちらの陣営に引きずり込むようなニュアンスとなる。
※ パートナーフェイブ
- プレイヤーの最推しキャラ。ゲーム的にはプレイヤーの分身や相棒にあたる存在。
- “パートナーに選択できる”の記載を持つフェイブカードの中から自分が選んだ 1枚が、それぞれのパートナーフェイブとなる。
※この記載を持つカードはステータスが統一されているので、純粋に好きなキャラクターを自分のパートナーとして選ぶことができる。
- デッキとは別に 1枚を用意し、ゲーム開始時に場にパートナーフェイブとして配置する。
- 初期配置以外の部分については、普通のフェイブと同じ扱いであると思われる。
● 一時的に使用するカード
○ アクション(ACTION)カード (コスト必要)
- フェイブたちが行う行動。内容はさまざま。
- 使い捨てで効果を発揮し、使用後はトラッシュに送られる。
場の構成
- 永続カードは、それぞれの場という空間に存在する。
- それぞれの場は、フェイブの配置エリアやエモエリアなどに大別される。
- エモエリアにはコスト源となるエモカードが蓄積される。
ただしエモカードは、エモチャージなどによって場の中を移動する場合がある。
- 他にも相手からのアピールによってカードが蓄積される、ファボゲージなどが存在する。
- 永続カードが破壊(BAN)された時や使い捨てカードの使用後は、トラッシュという空間に集められる。
商品情報
● メーカー: ヴァーチャル・エイベックス
○ 発売開始: 2025年8月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
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TURN 1: Life Like a Live! 9 コラボパック
| 2025/8
| 123
| 自販機販売 4種(4/1000込)
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