ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『ゴゴゴ西遊記』のルール解説。
|
ゴゴゴ西遊記 妖怪大乱闘カードゲーム
Last Update 2010/7/3 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦による部下の勝ち抜き戦。プレイヤーは古代アジアにおけるプロモーター的存在となり、部下(あるいは師匠)である妖怪たちを戦わせて勝ち残らせる。
● 原作
コミック『ゴゴゴ西遊記』(小学館刊)。
● 世界設定
時に中国は唐の時代。玄奘三蔵はありがたい経典を唐に持ち帰るべく、はるか天竺に旅立ったのであった。
それが何で戦いになっちゃうのかは、まあ、それはそれということで。
● 本ゲームについて
西遊記モチーフのギャグ漫画のTCGです。原作は近年の西遊記モチーフの中ではギャグでありながらもきわめて正統派の作品です。
低年齢層を対象としており、簡単に遊べるシステムとなっています。
基本構成
勝利条件
- 相手のバトルカードをすべて倒す(すべて天国へ送る)。
※同時に全滅した場合は引き分け。
事前準備
● 山札(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 20枚ちょうど。
- 構築条件:
バトルカードのみで構成されていること。
同一番号カードはデッキに3枚まで(枚数制限の記載がある場合は1枚のみ)。
● 手札(1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 5枚ちょうど。
- 構築条件:
不意打ちカード・進化カードで構成されていること。
同一番号カードはデッキに1枚ずつのみ。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: 山札残り枚数がライフを兼ねる。
- 開始手札: 5枚(ゲーム開始時以降は追加されないため、増加することはない)。
- マリガン: 無し。
- ファーストドロー制限: 無し。
その他構成
● 基本構成細則
- カードの行動表現: 無し。
- ディスカード: 無し。
- ライブラリアウト: 間接的に有り(バトルカードの残存が勝利条件となる)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 無し。
- 手番を跨ぐカード外コスト蓄積: 無し(コスト概念が存在しない)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: 無し。
- 戦闘はバトルカード同士の1対1による勝ち抜き戦で行われる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれ相手の山札をシャッフルする。
- それぞれ自分の手札を手に持つ。
全体の基本進行
互いに以下の手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時点でゲーム終了。
※処理は同時に行われるため、ターンプレイヤーの概念は存在しない(なお不意打ちの優先権は手番ごとに決定される)。
1回の手番の進行
○ 手番スタート
- この時点で乱闘場にカードのないプレイヤー(最初の手番では双方とも)は、自分の山札からバトルカードを1枚引き乱闘場に出す。
○ 進化
- 条件が満たされている時、任意で乱闘場のバトルカードを進化させる。
○ 乱闘
以下の手順で、それぞれの乱闘場にあるバトルカード同士による乱闘(バトル)を行う。
乱闘の処理
▽ バトルカード単独での勝敗
- それぞれのバトルカードの記載能力を確認する。
- 今回のバトルがバトルカードの能力の記載状況に当てはまる場合、記載内容による(バトルカード単独での)勝敗を決定する。
また、この時点で妖気の値が0になったバトルカードは(乱闘そのもので)負けとなり(当然、相手側の勝ちとなる)、以降の処理を飛ばして“乱闘の勝敗”へ進む。
- 記載能力による勝敗が発生しない場合、それぞれのバトルカードの妖気を比較し、値が大きいほうが(バトルカード単独での状態において)勝利する。
- ここまでの処理で引き分け(勝敗が決していない)の場合、それぞれのバトルカードの武器欄のマークによるジャンケンを行う
(勝敗は引き分けのままだが、つぎの不意打ちカード使用の優先権が決定される)。
ここでのジャンケンも引き分けであった場合、今回の乱闘は“強制引き分け”となり、次の“不意打ちをする!”の処理を飛ばして“乱闘の勝敗”へ進む。
▽ 不意打ちをする!
- 不意打ちの優先権のある側のプレイヤーから順に、任意で手札の不意打ちカードを交互に使用する。
- 不意打ちの優先権は、“バトルカード単独での勝敗で負けている” or “引き分けだが武器のジャンケンに勝っている” プレイヤーに与えられる。
- 手札がある限り、交互ではあるが好きなだけカードを使用(重ね打ち)することができるが、
【隙無】の効果を持つカードが使用された場合に限り、今回の乱闘において以降はいずれのプレイヤーも不意打ちカードを使用できない。
- 不意打ちの効果により妖気の値が0になったバトルカードは、(他の状況に関わらず)その時点で乱闘に負ける。
▽ 乱闘の勝敗
- ここまでの処理で決定した乱闘の勝敗の結果により、以下の処理を行う。
- 勝ち: 何もしない(バトルカードが乱闘場に残る)。
- 負け: 乱闘場のバトルカードが破棄される(天国に送られる)。
- 引き分け: それぞれの乱闘場のバトルカードが破棄される
- それぞれが今回使用した不意打ちカードがすべて捨て札となる(それぞれの天国に送られる)。
1ゲーム終了時の処理
特に無し。
ルール細則
基本ルール細則
● 属性などについて
- バトルカードには属性・カードカラーおよび武器(アイテム)の概念が存在し、さまざまな場面で影響をおよぼす。
- 属性は 御供・妖怪・人間の3種類が存在する。
- カードカラーは 赤・黄・緑・青・黒 の5種類が存在する。
- 武器はそれぞれのキャラクターが所持品という扱いであり、剣・盾・巻物 の3種類が存在する。
- 3種類の武器はいわゆるジャンケンマークに対応しており、
この武器によるジャンケンの勝敗が不意打ちカード使用の可否や順番に影響する。
武器のマークとジャンケンの記号の対応は以下のとおり。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ バトルカード (コスト不要)
- 西遊記に登場する妖怪や人間など。
- 妖気の値を持ち、プレイヤーの武器となる。
さらに属性・カードカラー・武器などの項目も持っている。
- 基本的には妖気の値の大きさが強さを意味する。
ただし多くのカードが個別能力(特定の属性には無条件で勝つなど)を持つため、強さは絶対ではない。
- 相手のバトルカードと1対1で乱闘を行い、乱闘に負け(および引き分け)た場合に破壊される。
○ 進化カード (進化対象が存在)
- バトルカードが進化したもの。バトルカードの上に重ねて使用する。
- ゲーム開始時に手札とし、乱闘の前(不意打ちカードの使用前)に任意で使用する。
- それぞれ進化元となるバトルカードが指定されており、対象のカードを進化させることができる。
- 進化することで、乱闘場にいる(破棄されるまでの)間は重ねた一組で1枚のバトルカードとして扱われる。
また、進化後のバトルカードのデータはすべて一番上の進化カードの情報に上書きされる。
- 単体ではバトルカードとして認識されない、あくまでバトルカードを強化するための存在である。
● 瞬間的に使用するカード
○ 不意打ちカード (コスト不要)
- キャラクターによる不意打ち攻撃。
- ゲーム開始時に手札とし、原則的に乱闘中の指定タイミングで使用する。
- 一部のカードは乱闘とは無関係に使用することもできる。
- 使用条件が記載されているカードは、その条件が満たされているときに限り使用できる。
場の構成
- 永続カードは、乱闘場(バトルフィールド)という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は天国という空間に集められる。
なお次の対戦を見据えて、天国ではカード種別ごとに分けておくことが推奨されている。
商品情報
● メーカー: エンスカイ
○ 発売開始: 2009年6月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
天
| 2009/6
| 66
| パック販売(5/105)
|
翔
| 2009/10
| 68
| パック販売(5/105)
|
閃
| 2010/1
| 68
| パック販売(5/105)
|
覇
| 2010/4
| 67
| パック販売(5/105)
|
牙
| 2010/6
| 64
| パック販売(5/105)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆