ジャガーノーツのTCGカタログ
トレーディングカードゲーム『アークザラッドジェネレーションCGC』のルール解説。
|
アークザラッド ジェネレーション
カードゲームコレクション
Last Update 2004/12/29 文責:DOP
ゲーム概要
● ゲームタイプ
2人対戦によるライブラリ破壊戦。プレイヤーはパーティーリーダーとなり、引き連れているエネミーをけしかけて相手を粉砕する。
● 原作
PS2用ゲーム『アークザラッド ジェネレーション』。
※原作ゲームはコンシューマーゲーム『アークザラッド』シリーズの中の1つ。
● 世界設定
かつて精霊たちと平和な日々をすごしていた人類。
だが機械を中心とした文明の発展は精霊との決別を促し、精霊の痕跡は精霊石にわずかに宿るだけとなってしまった。
そして世界の変調によってモンスターから進化した魔人たちが精霊石の力を利用して台頭し、人類は魔人との戦乱状態を迎えてしまう。
その後カードシステムなどの新技術や精霊力の完全消滅、
魔人を影で操っていた者を倒したことによる両者の和平締結によって人類はようやく平穏を取り戻すものの、世界は疲弊し荒廃の一途をたどっていた。
だが世界は終わったわけではない。大規模なギルド制度の確立によって、社会は少しずつだが復興の道を歩み始めているのだ。
● 本ゲームについて
ファンタジーRPGの『アークザラッド』シリーズ、
本ゲームはその中でもネットワークオンライン接続も可能な『アークザラッド ジェネレーション』のTCGです。
原作世界ではアイテムや魔法をカード化して保有するという「カードシステム」がありますが、
本ゲームはそのシステムそのものこそ採用されていませんが、
そこで登場するさまざまなカードを実際にゲーム用カードとして使用することができるのです。
基本構成
勝利条件
事前準備
● キャラクターカード(1人分の補助デッキ)
- デッキ枚数: 3枚ちょうど。
- 構築条件:
キャラクターカードのみで構成されていること。
同一カードはデッキに1枚のみ。
記載LV(レベル)の値の合計値が7以下であること。
● デッキ(1人分のゲームカード)
- デッキ枚数: 3枚のキャラクターカードの記載PL(プレイヤーライフ)の値の合計値+5枚。
- 構築条件:
キャラクターカード以外で構成されていること。
同一カードはデッキに3枚まで。
● その他準備
○ ゲーム間交換カード: 無し。
ゲーム開始時基本設定
● 開始時基本設定
- プレイヤーライフ: デッキそのものがライフに相当する。
- 開始手札: 5枚。上限も5枚(自ターン内に調整有り)。
- マリガン: 手札にコスト0のエネミーカードが無い時、本人のみ任意で1回。
- ファーストドロー制限: 無し(先攻は1ターン目からカードを引く)。
その他構成
● カードの行動表現
- カード縦: 行動状態
- カード横: 行動済み(気絶)状態
● 基本構成細則
- ディスカード: 有り。
- ライブラリアウト: 有り(勝利条件に関係)。
- 3人以上でのプレイ: 未想定。
- 召喚酔い: 有り(配置時には戦闘参加できない)。
- 手番を跨ぐコスト蓄積: 考慮不要(本ゲームにおけるコストは消耗概念では無い)。
- 手番を跨ぐカードダメージ蓄積: 無し。
- ユニーク処理: “単独”、自ユニーク、先出し生存。
- エネミーの攻撃は、常に相手プレイヤーを対象とし、ブロックエネミーの指定は防御側が任意に選択する。
- 1体のエネミーの攻撃を、複数のエネミーで防御できる。
ゲームの流れ
開始準備
- それぞれのデッキをシャッフルする。
- それぞれ自分のキャラクターカード3枚を場に配置する。
- 先攻・後攻を決定する。
- それぞれ自分のデッキより手札としてカードを5枚引く。
- 必要に応じてマリガン処理を行う。
全体の基本進行
互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。
ターン(自分の手番)の進行
○ スタートステップ
- デッキからカードを1枚引き手札に加える。
- 自分の場のカードをすべて行動状態にする。
○ 準備ステップ
以下の行動を任意で行う。
- 手札のカードを任意で使用する(魔法カードを除く)。
- 場のカードの効果を任意で使用する。
○ 戦闘ステップ
攻撃側となり任意で戦闘を行う。具体的な処理は以下のとおり。
戦闘の処理
▽ 参加
- 攻撃を行うエネミーカードを選択する。1度に複数のカードで攻撃を行うことも可能である。
▽ 攻撃
- 攻撃を行うエネミーカードをすべて行動済み状態とする。
▽ 防御
- 相手(防御側)が防御に使用するエネミーカードを選択する(状態はそのまま)。
- 攻撃側が複数で攻撃してきた場合、どのカードでどの攻撃を防ぐのか選択する。
また1体の攻撃に対して、複数のカードで防御することもできる。
▽ 魔法で攻撃
- 攻撃側が任意で1枚だけ魔法カードを使用する。
- この時点でHPが0になったエネミーカードは捨て札となる。
▽ 魔法で防御
- 防御側が任意で1枚だけ魔法カードを使用する。
- この時点でHPが0になったエネミーカードは捨て札となる。
▽ ダメージ処理
- それぞれのエネミーカードがダメージを与え合う(1体の攻撃を複数で防御した場合、攻撃側がダメージ配分を行う)。
- 防御されなかった攻撃側エネミーカードのダメージは防御側プレイヤーが直接受ける。
受けたダメージ分の枚数だけデッキのカードを上から順に捨て札にすること。
※ダメージを与える前に攻撃側のエネミーカードがいなくなっても、防御側のダメージを攻撃側のプレイヤーが直接受けることは無い。
- この時点でHPが0になったエネミーカードは捨て札となる。
- 戦闘を終了する。
○ エンドステップ
- 手札が上限を超えている場合、上限に収まるようにカードを捨てる。
1ゲーム終了時の処理
特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。
ルール細則
基本ルール細則
● コストと属性について
- 大半のカードには属性やコストが存在し、さまざまな場面で必要となる。
- 属性は 火・水・土・風・雷・闇・無属性 の7種類が存在する。
- 属性は魔法カードの使用条件であり、使用するキャラクターの属性と同一属性の場合のみ使用できる。
- 多くのカードを使用する際には、使用条件としてコストの概念が存在する。
- 本ゲームにおけるコストは、消耗概念ではなく場の制圧状況を指す概念といえる。
- 自分の場のエネミーカードの枚数が場のコスト値であり、その値以下のコストのカードのみ使用することができる。
カード構成
● 永続的に場に残るカード
○ キャラクターカード(配置条件無し)
- プレイヤーの仲間たち。
- 直接戦闘に参加することは無い。あくまで魔法支援のみである。
- それぞれがさまざまな特技を持っている。
- この特技は、直前のターンにプレイヤー自身が直接ダメージを受けた場合にのみ、各ターン1回だけ使用できる。
○ サポートカード(配置条件存在)
- プレイヤーの支援者たち。
- 行動状態で配置される。
- 自分の場に1枚のみ存在可能である。
- 1ターンにつき1枚だけ配置可能である。
○ エネミーカード(配置条件存在)
- プレイヤーが飼育しているモンスターたち。
- DP(ダメージポイント)/HP(ヒットポイント)を持ち、プレイヤーの武器/楯となる。
- HP以上のダメージを受けた場合破壊される。このダメージはターン終了時に初期化される。
- 行動状態で配置されるが、戦闘に参加できるのは次のターン以降である。
- 1ターンにつき2枚まで配置可能である。
● 永続/瞬間的に使用するカード
○ アイテムカード(使用条件存在)
- キャラクターたちが使用するさまざまな小物。
- 瞬間使用するものと場に永続するものの2種類が存在する。
- 場に永続するものは、場のいずれかのカードに付ける形で使用される。
- 付けたカードそのものが破棄された場合、アイテムカードも破棄される。
- 1ターンにつき1枚だけ使用可能である。
● 瞬間的に使用するカード
○ 魔法カード(使用条件存在)
- キャラクターカードが唱える呪文。基本的に戦闘用。
- 戦闘ステップにのみ使用できる。
- 場に属性の一致するキャラクターが存在する場合のみ使用できる。
- 1ターンにつき1枚だけ使用可能である(キャラクターが複数いても使えるのは全員で1枚のみ)。
場の構成
- 永続カードは、場という空間に存在する。
- 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札という空間に集められる。
商品情報
● メーカー:: 天田印刷加工
○ 発売開始: 2004年12月
- ○ ラインナップ
名称
| 発売時期
| 種類数
| 発売形式 (封入枚数/価格)
|
基本セット
| 2004/12
| 108
| ブースター(7/210)
|
Trading Card Game Club JUGGERNAUTS
◆ Back ◆