東京ミュウミュウ カードゲームコレクション

Last Update 2004/4/24 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦によるポイント獲得戦。プレイヤーは（赤坂や白金のような）ミュウミュウたちの指令となり、部下であるミュウミュウたちを率いて相手より先にミュウアクアを必要数獲得する。

● 原作
　TVアニメーション『東京ミュウミュウ』。
　コミック『東京ミュウミュウ』（講談社刊、ただし あらもーど版などは無し）。

● 世界設定
　地球はエイリアンに狙われていた。極秘に行動しキメラアニマと呼ばれるモンスターを操る彼らには、通常の人間は太刀打ちできなかった。
そこで絶滅寸前の動物の生きようとする力をDNA化して、人間の少女に融合させ、地球を守る戦士を生み出す“ミュウミュウ・プロジェクト”が実行されたのだ。

……はいいのだけど、そもそも絶滅寸前の動物って乱獲や生存競争に勝てなかったから絶滅寸前なので、そのDNAって実は弱っちいのでは?
ニホンオオカミやスナメリよりも、ゴギブリやカラスのほうがはるかに強い戦士になりそうな気がするですよ。

● 本ゲームについて
　かわいらしいキャラクターと「ご奉仕するニャン」など特徴的なセリフ回しで、小さなおともだちから大きなおともだちまで人気を博した少女漫画のTCGです。
同じメーカーからほぼ同時期に同ユーザー向けのTCG『おジャ魔女どれみCGC』が登場したため、結果的に割を食ってしまったのが惜しまれます。

なお本ゲームはルールの一部に説明が足りない部分が存在するため、今回の説明ではFB名古屋店に対してのオフィシャル回答の内容を組み込んであります。

基本構成

勝利条件

• 相手のミュウアクアカードを 5枚すべて獲得する。
• 相手のキメラアニマカードを 7体以上倒す。
• 相手のデッキが尽きる（引くべきときにカードを引けない）。
• 特定カードに記載された勝利条件を満たす。

事前準備

● デッキ （山札： 1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 50枚ちょうど。
• 構築条件：
  　ミュウミュウカード、リストカード以外で構成されていること。
  　同一カードはデッキに 3枚まで。
  　ミュウアクアカードがデッキに5枚ちょうど入っていること。
  　キメラアニマカードがデッキに10枚ちょうど入っていること（オフィシャルからの回答により必須条件ということが判明しました）。

● その他準備
○ ミュウミュウカード： 任意の5枚。ただし同一カードは 3枚まで。
○ ゲーム間交換カード： 無し

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• 勝利ポイント （獲得ミュウアクアカード枚数）： 0枚。以後蓄積する。
• 開始手札： 5枚。上限も 5枚（自ターン内に調整有り）。
• マリガン： 無し。
• ファーストドロー制限： 有り（先攻は1ターン目にはカードを引かない）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード縦： 起きている状態
• カード横： 寝ている状態

● 基本構成細則

• ディスカード： 有り。
• ライブラリアウト： 有り（勝利条件に関係）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定。
• 召喚酔い： 有り（配置時に寝ている状態）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し（常にカードの形で存在）。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• 戦闘はキャラクターとキメラアニマによる 1 対 1 の形で行い、相手対象は攻撃側が選択する。
• 原則として戦闘はキャラクターによる相手キメラアニマへの攻撃という形で行われる。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれ相手のミュウアクア・ミュウミュウカードの枚数を確認する。
• それぞれのデッキをシャッフルする。
• 先攻・後攻を決定する。
• それぞれ自分のデッキより手札としてカードを 5枚引く。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● ゲージについて

• コストとして使用するためのカードは、ゲージに配置される。
• ゲージにあるカードを 1枚デッキの1番上に戻すことで、1コストが支払われる。
• ゲージにおいては、カードは常に裏向きに配置される。
• ゲージにおけるカード移動は、常に1枚ずつ単位で処理していくこと。

カード構成

● キャラクターカード

○ （通常）キャラクターカード （場に永続、コスト必要）

• 地球を守るために暗躍する少女とその仲間たち。
• 戦闘においてキメラアニマを攻撃することができ、プレイヤーの武器として活躍する。
• 捜索ポイントを持ち、ミュウアクアの捜索に活躍する。
• 場に配置されることで、1体のキャラクターとして扱われる。
• 起動コストを支払った上で寝ている状態にすることで、記載能力を使用することができる。
• 戦闘において敗北すると破壊される。

○ ミュウミュウカード （場に永続、コスト不要だが配置条件が存在）

• 地球を守る少女戦士の変身した姿。
• 戦闘においてキメラアニマを攻撃することができ、プレイヤーの武器として活躍する。
• 変身カードを用いて指定のキャラクターに重ねることで、場に配置できる。
• 場に配置する前は、ミュウミュウカード置き場に裏向きに存在する（使用プレイヤーのみいつでも内容を確認できる）。
• このカードは手札になることはない。使用する際にはミュウミュウカード置き場から直接選んで使用する。
• 場に配置されると、重ねたキャラクターカードと併せて1体のキャラクターとして扱われる。
• 重ねた元のキャラクターカードの能力は継承しない。捜索ポイントも失われる。
• 場に存在する間はキャラクターカードとして扱われる（カード効果の対象キャラクターカードには含まれない）。
• 通常の戦闘方法のほか、必殺技カードを使用することができる。
• 破壊された場合は、捨て札置き場ではなくミュウミュウカード置き場に送られる（再使用が可能）。
• 場に同名のミュウミュウが何体（構築条件上、最大3体までだが）存在してもかまわない。

● イベントカード

○ キメラアニマカード （場に永続、コスト必要）

• 地球侵略を企むエイリアンが送り込んできた刺客が、地球上の生物に憑依した姿。
  相手のミュウアクア捜索を妨害するためのエージェントとして活躍する。
• 場に配置されることで、1体のキメラアニマとして扱われる。
• 場に存在する限り、相手の捜索ステップは存在しなくなる。
• 通常はコストを支払い場に配置するが、相手の捜索により登場した場合はコスト0で場に配置される。
• 戦闘において敗北すると破壊される。

○ 変身カード （瞬間使用、コスト必要）

• ミュウミュウに変身する際の合言葉?
• 場の変身対象となるキャラクターカードに対して使用する。

○ 必殺技カード （瞬間使用、コスト必要）

• ミュウミュウの放つ必殺技。
• ミュウミュウに変身中のキャラクターのみが使用できる。
• 戦闘力に関係なく、相手キメラアニマを破壊することができる（勝利条件に影響する）。

○ 使い捨てカード （瞬間使用、コスト必要）

• 地球を守る上で発生するさまざまなイベント。
• 使用タイミングは各カードごとに異なる。

● その他のカード

○ ミュウアクアカード （瞬間使用、コスト必要）

• 地球を救う特殊なエネルギーの結晶体。物語終盤の行動目的となる。
• 捜索において相手デッキより発見した場合、ミュウアクア置き場に獲得することができる（勝利条件に影響する）。
• 自分のミュウアクアカードは、獲得対象とはならない。
• アイテムカード《ミュウアクアロッド》が付いている状態のミュウミュウに変身中のキャラクターのみが、このカードの能力を使用することができる。
• このカードは捨て札とはならない。効果を使用した場合はデッキに戻したうえで、そのデッキをシャッフルしておくこと。

○ アイテムカード （場に永続、コスト必要）

• 少女たちが使用するさまざまな道具たち。
• キャラクターに付けることで、さまざまな効果を発揮する。
• 1体のキャラクターに複数のアイテムを付けることができる。

○ リストカード

• カードリスト。ゲームには使用しない。

場の構成

• 永続カードは、場（フィールド）という空間に存在する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は捨て札置き場という空間に集められる（一部例外有り）。
• 相手のミュウアクアカードを獲得した場合、ミュウアクア置き場に配置する。
• 相手のキメラアニマカードを戦闘で破壊した場合、キメラアニマカード置き場に配置する。
• 捨て札置き場とミュウアクア置き場とキメラアニマカード置き場は似ているが、それぞれ明確に区別される。

商品情報

● メーカー： 天田印刷加工
○ 発売開始： 2002年9月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
基本セット	2002/9	135	スターター（55/1000）、ブースター（10/300）

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