ファイナルファンタジー： アンリミテッド
オフィシャル キャラクター カードシステム

Last Update 2018/10/27 文責：ＤＯＰ

ゲーム概要

● ゲームタイプ
　2人対戦による陣地獲得戦。プレイヤーは異界の意思か何かになり、この世界に住まうものの運命を操って、その結果として相手の本拠地を壊滅させる…?

● 原作
　TVアニメーション『ファイナルファンタジー： アンリミテッド』。
　コンシューマーゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズ。

● 世界設定
　行方不明となった父母を探しに、双子の姉弟ハヤカワアイとユウは異界へと乗り込む。
途中で出会ったやさしいお姉さんリサを加えた一行は、異界を牛耳る伯爵の一団に敵視され命を狙われた。
そんな時、たまたま居合わせた謎の男“風”が、手にした魔銃（マガン）で召喚獣を呼び出し、伯爵の部下を撃退してくれたのであった。

● 本ゲームについて
　ファイナルファンタジーのTVアニメのTCGです。
原作は非常に独特な作品で、TVゲームのアニメ化として観るとまるで別物なのですが、独立したファンタジーとしてはすぐれており多くのファンを獲得しました。
本ゲームはそのアニメからさらに独立しているというか…独自路線を突き進んでいる作品となっています。

　今回は複数あるルールの中から、アドバンスド・ルールについて解説します。

基本構成

勝利条件

• 相手の本拠地（HQ）を占領する。
• 相手が投了する。

事前準備

● デッキ （山札： 1人分のゲームカード）

• デッキ枚数： 20枚ちょうど。
• 構築条件：
  キャラクターカードが 10枚以上入っていること。
  キャラクターカードのうち 5枚以上は、強さの値が数字のカードであること（1 ～ 10 のカードであること）。
  支援カードが 5枚以上入っていること。
  同一の色内でのカードの強さは、すべて異なっていること。
  ※必須ではないが、ストーリー上の都合から風サイドか伯爵サイドのどちらかに統一することが推奨されている。
  ※カードが混じるため、それぞれ相手とは異なる柄のスリーブを使用することが望ましい。

● その他準備
○ ゲーム間交換カード： 無し。

ゲーム開始時基本設定

● 開始時基本設定

• プレイヤーライフ： 無し。
• 開始手札： 10枚。上限は無し。
• マリガン： 強さの値が数字のカードが 1枚も無い時に本人のみ。デッキに戻しシャッフルして引き直し。
• ファーストドロー制限： 無し（それぞれ同じタイミングでカードを引く）。

その他構成

● カードの行動表現

• カード表向き： 通常状態。
• カード裏向き： 配置直後状態。

● 基本構成細則

• ディスカード： 無し。
• ライブラリアウト： 未設定（スタンダード・ルールに準ずるならば、そのまま続行）。
• 3人以上でのプレイ： 未想定（実質不可）。
• 召喚酔い： 無し（ただし追加配置でターンを使い切ってしまう）。
• 手番を跨ぐカード外コスト蓄積： 無し。
• 手番を跨ぐカードダメージ蓄積： 無し。
• ユニーク処理： 無し。
• キャラクターのバトルは、移動先の同一マスにいる相手キャラクターとの 1 対 1で行われる。

ゲームの流れ

開始準備

• それぞれのデッキをシャッフルする。
• それぞれ自分のデッキから手札としてカードを 10枚引く。
• 必要に応じてマリガンを行う。
• それぞれ自分の手札からキャラクターとして、キャラクターカードを場の自分の陣地に以下の条件で配置する。
  • 裏向きに配置する。相手と区別がつくよう絵柄の向きは揃えておく（または別々のスリーブを使う）こと。
  • 本拠地（HQ）には、強さの値が数字のカードのみが配置できる。
  • 最大で 5体まで配置できる。手札にキャラクターが 4枚以下の場合は、可能な範囲で配置できる。
• 先攻・後攻を決定する。

全体の基本進行

　互いにターンと呼ばれる手順を繰り返し、一方が勝利条件を満たした時ゲーム終了。

1ゲーム終了時の処理

　特にないが、相手とカードが混じっていないかどうか、よく確認すること。

ルール細則

基本ルール細則

● 色とサイドについて

• カードには属性概念として色とサイドが存在し、さまざまな場面で使用される。
• 属性は 黒・赤・青・緑 の 4種類が存在する。
  このうち黒と青が“風サイド”、赤と緑が“伯爵サイド”となる。

カード構成

● 永続的に場に残るカード

○ キャラクターカード （コスト不要）

• 作品に登場する人物やモンスターたち。場にキャラクターとして配置される。
• カードごとに記載人物が個人だったり集団だったりさまざまだが、ゲーム中はそれぞれ 1体のキャラクターとして扱われる。
• 1 ～ 10、J ～ K （11 ～ 13、いわゆる絵札）および“Unlimited”のいずれかの強さを持つ。
  このうち 1 ～ 10 のカードは、値が数字のカードとして他と区別される。
• 強さは基本的には数字としてみた時の値が大きい方が強い。
  ただし Unlimited については、 値が絵札のカードより強く、数字のカードより弱い扱いとなる。
  ※色の項目と合わせてトランプとしても使用できる。この場合 1 はエース、Unlimited はジョーカーとなる。
• それぞれカードの四辺四隅の8方向のいずれかの個所に移動ベクトルの項目を持つ。
  場に存在する間、移動ベクトルが記載されている方向の任意のマスへ 1マスずつ移動することができる。
• バトルを行って、負けた場合に撃破される（使用済みカード置場に送られる）。

● 永続・瞬間的に使用するカード

○ 支援カード （コスト不要）

• キャラクターたちが使用する武器や道具など。
• キャラクターに付けるカードと、瞬間的に使用するカードの 2種類が存在する。
• キャラクターに付けるカードは、1体のキャラクターに対して 2枚まで付けることができる。
• 1 ～ 13 の強さを持つが、これはスタンダード・ルール用の項目でありアドバンスド・ルールでは使わない。
  アドバンスド・ルールでは記載能力部分のみを使用する。
• キャラクターに付けるカードは、付けたキャラクターがバトルを行う際に必ず表向きとなり効果を発動する。効果使用後は即座にトラッシュ（破棄）される。

場の構成

• 永続カードは、場という共用の空間に存在する。
• 場は 5 * 5 の 25マスで構成される（上図はフィールドの構成図）。
• マスの中でそれぞれの手前の 1列がそれぞれの陣地となる。さらに陣地の中央が、それぞれの本拠地（HQ）となる。
• 基本的には 1つのマスに 1体のキャラクターが存在し、移動の結果相手と同一マスとなった場合にバトルが発生する。
• 永続カードが破壊された時や、瞬間使用カードの使用後は使用済みカード置場という空間に集められる。

商品情報

● メーカー： 天田印刷加工
○ 発売開始： 2002年4月

○ ラインナップ

名称	発売時期	種類数	発売形式 （封入枚数／価格）
基本セット	2002/4	84	ブースター（10/300）
LEVEL 2	2002/12	100	ブースター（10/300）

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